昨日は転職セミナー会場のブースで相談や説明をするスタッフの様子を見ながら、6時間、人の観察をしていました。
「転職セミナー」ですので、既に何年か働いているだろう人が多いように感じました。それはスーツの着こなし、落ち着いた様子からわかります。学生さんはオドオドしていますね。
転職というよりは、仕事がなくなって再就職の仕事を探している方が多いようでした。
就職の合同会社説明会の会場に足を運ぶのはこれで三回目ですが、比較的長時間会場に居ることもあり、仕事を探している方のだいたいの傾向がわかってきたかなあと思います。
1 あまり積極的ではありません。
ブースの前にしばし立ち止まり、声をかけるまで行動を起こしません。
2 有名企業に集まります
自分も偉そうなことは言えませんが、名前の知れた企業に人だかりが出来ています。我々は、あそこきついってこと知っているのかなあ~などとつぶやいています。
それはわかっていて、ここで働いてみたいという方も中にはいると思うのですが、そんなにいるのかなあ~って数です。
3 長時間会場にいる
お目当ての企業を見つけてどんどんブースで説明を受けて、せっかくだからたくさんの企業の話を聞いていこう。というのならわかるのですが、ブース前に立っていると何回もブースの前を通る人がいます。つまり会場内をウロウロされています。
自分が何をしたいかわからないから、いろいろ見てみたいという気持ちはわからないでもないのですが、会場にいるだけでは・・・そんなことしている時間があったら、次のために本でも読んでみたら・・などと余計なことを考えてしまいます。
たった3回の経験なので、この感覚は間違っているところも多いだろうと思います。
ただ、労働施策としては就職相談を受けたり、求人を集めて紹介したりする個別の対策だけでなく、もっと求職者の意識を変えるような取組、あるいはもっと以前の求職者の実態(生活面だけでなく、精神面も含め)を知る取り組みをしないといけないのではないかあと感じているこの感覚は、間違っていないんじゃないかと思います。