夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2021年 4月20日(火)「もう一つの医療崩壊」

2021年04月20日 22時17分47秒 | 「思うこと」
去年東京女子医大病院で400人の看護師が一斉に退職するという事態が生じていた。
設備投資でしょうが病院の建て替えには金を使うが一方ではボーナスゼロという人件費削減を行ったためです。
これには病院側も銀行からの借り入れでボーナスを支払い落ち着いたようでした。
しかし今度は100名の医師が退職したという。
東京女子医大の医師の給与は他の病院に比べて低いうえこの安い賃金を補うアルバイト=外勤という慣行を破り低賃金を補うこともままならない状態になったためです。
東京女子医大は過去に医療ミスが続き経営の危機にあったようですが、これは医師の責任もあるでしょうが病院の体質にも関係するものでしょう。
女子医大といえば名門病院ですが歯車が狂い始めるともろいのかもしれません。
もちろんこのような過程においてコロナウイルスの治療が入ってきたのでそれも影響しているのは確かだと思いますが。
コロナ感染拡大では重症者受け入れに対する医療崩壊が心配されていますが、重症者受け入れ病院は全病院の中ではほんのわずかです。医療機関の脆弱性が日本にはあるのかもしれません。岡山県では保健所長が4人退職したようですが、保健所崩壊も民間検査設備とのちぐはぐさも現れているのでしょう。
こうした医療関係の脆弱性がコロナ対策にも現れ多くの国民を苦しめている。
医療だけではなく、日本学術会議の問題もありましたし、大学の研究院の低賃金の問題も出ています。
もっと広く考えれば、日本全体の労働環境も低賃金化と不安定雇用により経済にも悪影響が出ている。
日本の政治はこれを後押ししている。
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池に浮かぶ月1167【4月20日】

2021年04月20日 11時12分23秒 | 「池に浮かぶ月」
去年は医療崩壊について。
何もコロナ病棟に入院できなくなる重症者だけではなくて、検査体制の脆弱さから一般の病棟においても検査もしていない中での陽性者から感染もあるし、医療従事者自体が検査を受けていないのですからこの医療従事者から患者に感染も出る。軽症や中等症の方が入院ができずに自宅待機でそこからの家庭内感染。これらも医療崩壊とみるべきですね。

≪去年の今日はこんなことを・・・≫
2020年 4月20日(月)医療崩壊の形

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」
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