
偕楽園の好文亭の下。南門と椚門の間の斜面に正岡子規の句碑があります。
崖急に 梅ことごとく 斜めなり 正岡子規

句碑の前には説明板があり、次のように書かれています。
『この句は明治時代の代表的な俳人である正岡子規が、
明治22年(1889年)4月5日に偕楽園を訪れた際、
好文亭から見た南崖の梅の印象を後年詠んだものです。
急な勾配の崖(がけ)のところにも、
その地形に合わせてどの梅の木も斜めになって立ち、
しかも懸命に花を咲かせている。
写生句ではあるが、人生にも通じるものを感じさせる名句といわれています。』
直接に説明板をお読みになりたい方は、上の説明板の画像をクリックして、フォト蔵の画像に変わりましたら、もう一度画像をクリックして、元画像サイズを選択するとご覧になって直接読むことができます。
とても味わい深い句です。そしてこの句に彩りを添えるかのように、
天気の良い日には、この句碑と説明板に刻々とイラストが描かれてゆくことです。
下はそのイラストの例です。







このお日様アートを見られるのは、梅の木が落葉してから梅まつり期間中と新しい葉が出るまでです。
ぜひ梅まつり期間中にこの句碑をご覧になっていただき、また好文亭から南崖の梅をご覧いただき、
この名句を味わっていただきたいと思っています。
どのようなお日様アートと出会えるでしょうか。日にちと時刻によって刻々と変わります。
また句碑のまわりの梅の花も、緋梅、紅千鳥、一流、芳流閣、田毎の月、月影など
紅白の名花がそれぞれの時期に美しく咲いております。