20年以上前に初めて読んだのだが、エディプス期以前の
心の初期的状態について描かれていて、その様な所にいる人が
物事をどの様に受け止め、どの様に感じるのかが、描写されている。
そしてどの様に関われば、退行から転じて、前進するのかを
解説している。
訳された頃は、山中康裕医師が、東京大学出版会の「分裂病の精神病理」
シリーズの中で、境界例の事例の事で、これを読んでいればもっとうまく治療できたのに、
という事で取り上げていた。
現在ならば、境界例のみならず、発達障害の治療にも役立つのだろう。
何人かの精神科医、精神医療関係者からこの本について
読んでも解らないとの感想を聞いた。
この本を読んで解るかどうかは、訳者の中井久夫医師が時々使う、
自身の「心の産毛」に本人が自覚的かどうかが大きいのだろう。
精神科医からこの本を読んでも解らないという感想が出るというのは、
今の精神医学教育、医療体制を、大幅に改善する必要があるのだろう。
心の初期的状態について描かれていて、その様な所にいる人が
物事をどの様に受け止め、どの様に感じるのかが、描写されている。
そしてどの様に関われば、退行から転じて、前進するのかを
解説している。
訳された頃は、山中康裕医師が、東京大学出版会の「分裂病の精神病理」
シリーズの中で、境界例の事例の事で、これを読んでいればもっとうまく治療できたのに、
という事で取り上げていた。
現在ならば、境界例のみならず、発達障害の治療にも役立つのだろう。
何人かの精神科医、精神医療関係者からこの本について
読んでも解らないとの感想を聞いた。
この本を読んで解るかどうかは、訳者の中井久夫医師が時々使う、
自身の「心の産毛」に本人が自覚的かどうかが大きいのだろう。
精神科医からこの本を読んでも解らないという感想が出るというのは、
今の精神医学教育、医療体制を、大幅に改善する必要があるのだろう。