'06年にアフガンで英軍部隊に起きたことをもとにした映画です。
最近は米国映画もダークな物が増えていますが、イギリスの映画はまた作風が違っています。
【あらすじ】
’06年のアフガンで、英軍の部隊が丘の上に小規模な陣地を設営し、周囲を監視しています。
しかしながら、することも無いので狙撃手たち3人で、遠くで検問所を作っているタリバンを撃ちに行きます。
尾根の向こうにいるので、谷に降りて向かいますが、谷底で一人が地雷を踏み重傷を負い、それを助けに周囲の兵士たちも
駆けつけますが、その谷には旧ソ連軍の地雷が幾つも埋まっているのでした。
【感想】
米国の映画のような派手な戦闘などは出てきませんが、地雷の怖さがよく解る映画です。
旧ソ連軍がアフガンで使っていた地雷は、形もオモチャに似せ、プラスチックで出来た物も
あったとの事なので、地雷探知機を持っていても見つけられないものが多そうです。
'21年に米軍がアフガンから撤退し、アフガンは再びタリバンの支配下になりましたが、
アフガンで軍務に従事して、様々な苦労をした人たちへの、その後の影響なども考えさせられる映画でした。
この映画にしても、「ハート・アタッカー」('07)にしても、イギリスの戦争映画は、独特なものがあります。