
人の心というものが、古代において個人の「内と外」両方に在るものだったのが、近代に至り、
「内」に在るものと捉え方が変わり、さらに現代ではまた「内と外」両方に在るものと捉え方が
変遷してきたことを解りやすく解説しています。
多くの資料を使い解りやすく展開してゆくので、哲学や歴史に詳しくない読者にも読みやすい内容です。
人間の心というものや、人工知能について考えるのにも役に立つ内容です。
これまで人間は、主に物理的な能力を機械に委ね、様々な事をしてきましたが、
これからはどの様な能力を機械に委ねるのでしょうか。
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