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アストリッドとラファエル 文書係の事件録 シーズン2 第3話「アブダクション」 感想ネタバレ

2023-06-06 00:04:51 | 日記

自閉症スペクトラムの文書係のアストリッド(サラ・モーテンセン)と刑事のラファエル(ローラ・ドヴェール)

のコンビを中心にしたフランスの連続ドラマシーズン2の第3話です。

第3話は、記憶の欠損に関わる話ですが、以前の日本のバラエティ番組や、米国のドラマでは、

そのようなことはUFOによる誘拐などとネタにされていましたが、本作では心的外傷の影響として

扱われています。米国では人生早期の心的外傷の影響や帰還兵のPTSDの研究が進み、

それらの影響としての記憶の欠損と捉えられる様になったところが大きいのでしょうが、

ヨーロッパではユーゴ紛争の被害者が多くいて、被害を受けたのちに西ヨーロッパの先進国に移住した人も多いので、

その人達の治療過程で、知見が積み重ねられて来たのでしょう。

そのことがドラマの要素として使われるようになったことに、時代の変化を感じました。

普通のドラマでもそのようなことを扱うフランス社会の現状が意外でした。

 

アストリッドとラファエル2 文書係の事件録

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