機能不全家庭で育った著者が、自身の体験をふまえ、さまざま最近の知見を
まとめた一冊です。
著者自身の体験のみならず、最近様々なところで書かれるようになった事を
わかり易くまとめているので、とても参考になる一冊です。
実家から逃れた後のPTSDやその治療の困難さを読むと、いかに機能不全家庭から、
早く引き離すことが大切かが分かる内容でした。
病院などで関わる医師や心理士以前に、現場のPSWなどの福祉関係の職種が、
いかに大事なものかがよく分かる一冊になっています。
解りやすく書かれているので、一般的な読者でも分かりやすい内容だと思います。