マチンガのノート

読書、映画の感想など  

発達障害の人が直ぐに仕事を辞める事に関する考察

2023-10-28 10:50:55 | 日記

発達障害の人は直ぐに仕事を辞めたりすることがありますが、そのようなことは、

周囲と未分化なことで起きるようです。

周囲との境界が曖昧なので、言われたことを自らの内部で考え吟味してどうするかを決めてから

行動するということが難しいので、言いなりになって行動していて、人に動かされているという

感覚を持つ事が大きな要因だと思います。

人に動かされているという感覚が苦しいのは当然ですが、言いなりになって行動しているので、

物事の優先順位がつけられず、適切に行動できないということも辛いことなのでしょう。

そのような人に周囲ができる事としては、日常の様々なところで境界に関することを

タイミングを見て考えさせることで、周囲との境界を作っていくことなどがあります。

数字などのはっきりしたものを素材にして考えさせると良さそうです。

以前よく取り上げられていた摂食障害の「母子カプセル」などの場合、母親の価値観に合わせ、

そのように行動するのでしょうが、発達障害の人の場合、そのような価値観を取り入れる

相手が居なかったのでしょう。

哲学者のジュリア・クリステヴァさんは、摂食障害の臨床で主体の問題について考察したのでしょうか。

主体の問題は時代と共に変化するので、歴史の知識も参考になりそうです。

 

 

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マディのおしごと 恋の手ほどき始めます 監督 ジーン・スタプニツキー 出演 ジェニファー・ローレンス アンドリュー・バース・フェルドマン 感想ネタバレ

2023-10-28 00:37:47 | 日記

何かと大作やシリアス映画に出演することが多いジェニファー・ローレンス主演のコメディ映画です。

原題の「No Hard Feelings」は"悪気はないから"という意味とのことです。

【あらすじ】

Uberの運転手を仕事にしているマディですが、稼ぎ時の夏を前にして、税金未納で車を差し押さえられたときに、

”内気な19歳のパーシーのデート相⼿となり、彼が大学に⾏くまでに殻を破らせれば車を進呈する”という

彼の両親の出した求人広告を見て、請け負います。

しかしパーシーは奥手な上、マディを警戒するのでなかなか進展しないのでした。

【感想】

パーシーの両親は資産家なため、嵌められるのではないかとマディを警戒するところが意外でした。

資産を持つ人は、自分に近づいてくる人に嵌められて賠償金を請求されることが

実際に多いのでしょう。

ひと夏の体験ものではなく、物語が進むに連れ、二人が関係を深め、友人や同志の関係になっていくところが、

新鮮な映画でした。

裸でパーシーと夜の海で泳いでいるジェニファー・ローレンスが、浜辺においた服を持ち去ろうとした

悪ガキを裸で追いかけ、取り返すところがジェニファー・ローレンスらしいところでした。

ジェニファー・ローレンス主演『マディのおしごと 恋の手ほどき始めます』2023年10月11日(水)デジタル配信開始