1980年頃の少年の成長を描いた映画です。それまでの世代ごとの苦労がわかる映画になっています。
監督の少年時代のことを基にした半自伝的映画とのことです。
【あらすじ】
11歳のポールは絵が好きな少年ですが、教師からは「遅れがある」と見られていて、
同じクラスの黒人少年のジョニーとつるむようになります。
祖父のアーロン(アンソニ・ホプキンス)は彼に色々と関わり、社会の様々なことを教えていくのでした。
ある日、ジョニーとマリファナを吸っているところを教師に見つかったことで、両親に私立学校に
転校させられます。
ジョニーは高齢の祖母と暮らしているので、里子に出されそうになり、ポールの家の庭の小屋に身を隠します。
アーロンたちは東欧系ユダヤ人ということで、それまで様々な差別を受けてきたので、
何かあるごとに社会は不公正なことを教えるのでした。
それまで家と学校の事しか知らなかったポールは社会の様々なことを知るように成るのでた。
【感想】
現在のように黒人差別が可視化されて問題となり、様々なデモの起きるように成る以前の米国社会を
舞台にした映画なので、様々な機会を通して人種による差別などを知っていくところが
時代を感じさせる映画でした。
理不尽なことを経験することで、実際の社会を知っていくポールに温かく接する家族の描き方が
良かったです。
最後にポールがエリート養成校を去っていくところが印象に残りました。
ARMAGEDDON TIME - Official Trailer - In Select Theaters October 28
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます