[あらすじ]
大学に入ってから、ずっと仲の良かったすみれ(浜辺美波)と
ある時から会えなくなった真奈(岸井ゆきの)ですが、
会えなくなった後もすみれのことが忘れられません。
すみれと同棲していた遠野(杉野遥亮)とともにすみれの実家に行ったりしますが、
ふたりともすみれの不在を受け入れられないのでした。
[感想]
ひんやりとして静かな映像のもとで、すみれの不在を中心に進んでゆく映画です。
どちらかといえば庶民的な感じの真奈役の岸井ゆきのさんが、時折、とても美しい表情を見せる映画でした。
女優さんの表現力やそれを引き出す監督の手腕というものを考えさせられました。
身近な人をなくした方に寄り添う映画でもあります。
演技や演出をできるだけ控えめにしたことで、かえって伝わる物があったのだろうと思いました。
冒頭と最後のところのアニメーションもうまく使っていました。
映画『やがて海へと届く』予告
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