最近になってから、軽度の発達障害の問題や貧しい家で育っている子供たちの問題などが、
大手のメディアなどでも取り上げられていますが、本作内ではそれらのことが2000年頃を舞台にして
扱われています。映水などの在日の子どもたちが地域でも学校でも居場所がなく、
テキヤや暴力団などのグレーゾーンの仕事をするところに吸収されてゆく描写がありますが、
ずっと以前からそのようなことは普通にあっても、大手のメディアがあまり取り上げなかったのでしょう。
中国残留孤児が帰国する際にともに帰国したその子どもたちで日本社会に馴染めなかった人たちも、
グループを作り違法行為をしていたようですが、あらかじめ対策をしていればもっと違った
事になったのかもしれません。
子どもに関する社会政策の大切さがよく分かるところです。
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