格闘技は基本的にルールがあり、一対一での試合を想定して練習をしていて、
その試合も素手での物が多く、現代社会での価値観のもとで場所や時間も決めて行われる。
それに対して武道は、近代以前の昔から有り、敵の勢力を倒すためのもので、
勝てば自分たちの勢力が相手を支配下に置いたり殲滅できるので、相手から後からやり方について
あれこれ言われても特に大きな影響は無かったのだろう。
そのために色々と周囲に裏工作をしたり、騙し討をすることも多かったのだろう。
そのために様々な戦略や戦術、武器について考えていたので、一対一で
正々堂々と素手でする格闘技とは相容れないところが多いのだろう。
その辺りが武道が時代とともに変化して、格闘技として行われる様になったときに
失われた要素なのだろう。
そこから木村政彦と力道山の試合を考えると、格闘技である柔道などで強かった
木村政彦はその時代の常識を前提で試合を考えていて、不意打ちで負ることになったのだろう。
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