マチンガのノート

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ケーキの切れない非行少年たち : 宮口 幸治 (新潮新書) その2

2019-08-20 23:22:58 | 日記

日常的なことで、身体性や他者と言うものが大きいものと言えば、

何げないおしゃべりや、遊ぶことだろう。

両方とも、なにか数値化できる目的や、可視化できる価値などは無いので、

基礎的な認知能力に偏りや不足があれば、そこに入っていったり、そこで時間を過ごしたりして

他の誰かと気楽に過ごすことや楽しむことには、困難を感じるだろう。

筆者の提案するコグトレなどで、基礎的な認知能力をある程度よくしたりできれば、

学校側が解る、授業態度や試験結果以外にも、日常を過ごす様々なところで

基礎的認知能力の不足や偏りのある子供が困ることは減っていきそうである。

学校の試験などは、偏りが大きくても、暗記で対応できる子供はある程度いるが、

単に暗記したものがその後の本人の役に立つとは考えにくい。

思考以前の基礎的な認知能力に関する研究や実践は貧困化が進む日本などでの、

これからの教育や療育の課題だろう。

非認知能力とは

非認知能力とは 


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