今日という一日

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英語は流暢じゃない方がアジアでは通じる?

2009-03-12 23:50:00 | 自己啓発

面白いセミナーに参加しました。

このセミナーは『アジア英語』についてのセミナーで、内容は英語はもはや欧米人と話すためのツールではなく、世界中で最も英語を使う人口の多いアジアで、アジア人同士が話すためのツールであり、アジア英語の多様性を学びましょうというセミナーでした。

日本人は学校教育で学んできた欧米の英語でなければ正しくないと思っているが、ところ変わればいろいろな言い方があって、他のアジア諸国(中国、インド、シンガポールなど)は、自分たちが使いやすいように、自分達の文化に即した英語を作ったりして使っているが、これは間違いではなくて、これこそが国際語だという胸のすくような話でした。

そうですよね!私もスイスの外資企業に勤めているのですが、私が英語を使う相手は、ほぼ全員がNon-Native Speakerです。だからどの英語が正しいかなんて、スイス人も、シンガポール人も、韓国人も、中国人もきっと分っていないし、誰も気にしていないと思うのです。でもちゃんとビジネスで使って意思疎通ができる。これが大事なんですよね。アメリカ人、イギリス人の真似をする必要はもうない、というのも膝を打って納得しました。英語はそういう段階に来ているのです。

先生がサンプルに挙げた日本人が抵抗を感じる英語の表現。

1.It is not my business

「欧米人が良く使う "It's not my business" は日本人にとっては失礼極まりない言葉で、恥ずかしくて日本人は使えないでしょ」、って講師が言ったのを聞いて、「そのとおり!」と思いました。この言葉を聞くたびに、失礼な奴だなぁって、ムカっときてたんですけど、こういう言葉を使う文化が日本にはないからムカついたのですね。

2. I will buy you dinner.

「dinner を買うなんて、こんな下品な言葉、日本人は使えませんよね」 っていうのも大納得。私もずーっと違和感を感じていたのです。この言葉って、食べ物を買い与えるようなイメージがあって、上から目線でやなかんじって思っていました。

そっかー、日本の文化に合わない英語を無理やり使う必要はないし、英語じゃなくて国際語をしゃべっているって思えば、多少間違っていようが何だろうが通じ合えばいいんですよね。逆に欧米化された英語よりも、あまり流暢でない英語の方がアジアでは通じるらしいです。

何て勇気付けられるいい話!英語じゃなくて、国際語を学びましょう なんていう日が来るのも近いかもしれないですね。