浪漫飛行への誘(いざな)い

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ウィーン舞台の「男はつらいよ」第41作

2024年02月04日 08時25分54秒 | 映画

 

毎週土曜は、BSテレ東の「男はつらいよ」を見ることが多い。何となく土曜の夜は寅さんというイメージでチャンネルを合わせてしまう。2月3日は、唯一の海外ロケとなった41作目の「寅次郎心の旅路」をやっていて、舞台は、オーストリアのウィーンでマドンナは竹下景子さんである。このウィーンロケは、当時のウィーン市長が機内で寅さんの映画を見て気に入り、強くロケを招致して実現したものという。ウィーンロケは、1988~89年頃(公開は1989年8月)だと思うが、当時はドイツのフランクフルトに駐在していて、このロケの話は、ウィーンに駐在していた同僚からよく聞いていた。

作品を見るのは2回目であるが、ウィーンの街の雰囲気や懐かしいドイツ語での会話が満載で懐かしい思い出が甦ってきた。寅さんとウィーンとでは、どうみても合致しないイメージがあるが、ドナウ川を江戸川に見立てるあたりの落差が妙に面白くあまり違和感はなかった。マドンナは観光ガイドをやっている設定だったので、ウィーンの観光地もたっぷり紹介されていた。「第三の男」のプラターや「会議は踊る」のイメージやウィーンの森、ドナウ川、モーツァルトと旅行気分を味わうことができた。オーストリアは、ドイツ語圏で親しみがあるし、音楽の都ウィーンには4回ほど旅行したことがあり、ザルツブルクも大好きである。この海外ロケは、KLMオランダ航空の協賛のようで、飛行機やアムステルダムの露出もあった。

「男はつらいよ」シリーズは、海外に住む日本人にとっては、日本を象徴するシーンが満載で、フランクフルトでの日本の映画会でも一番人気があった。特に、日本を離れ海外に住む日本人にとっては、寅さん映画は日本の原点というか日本人の心のふるさとであり、何回みても心が休まる不思議な映画である。海外ロケは、フランクフルト駐在中も何回か経験したが、俳優達とも交流できるので、楽しみでもあった。1988年の日本テレビのドラマ「春の砂漠」ロケでは、名取裕子、檀ふみ、国生さゆりさんという女優達と1週間もお付き合いしたことがあり、今となっては、懐かしい思い出となっている。

 

 

 

 

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WBC世界一の侍ジャパンの映画化

2023年03月24日 08時23分08秒 | 映画

侍ジャパンがWBC決勝で大リーグのスター選手から成るアメリカに勝利し、世界一になって、日本中が歓喜に溢れているが、この感動的なシーンを後世に残すことが強く望まれる。呪われた東京オリンピックの映画よりはるかに感動を呼び、日本国民がもろ手を挙げて歓迎するはずである。

今回のWBCでは、実際のゲームも、ヌートバーの超美技やペッパーミル、大谷のバンド、村上のさよなら二塁打、岡本のホームラン、若手投手の躍動、大谷の投打による活躍等感動的なシーンに満ち溢れており、特に最後の大谷対トラウトとの勝負は圧巻であった。それもフルカウントまで行き、絶頂の感動シーンであった。今回は、プレイシーンだけでなく、佐々木のお見舞い挨拶、ダルビッシュの日本チームへの献身、源田の骨折、大谷のチェコチームの帽子で米国入りとか感動的な話題に事欠かない。

侍ジャパンの結成から優勝までの軌跡はすべて映像が残っているはずなので、我々の感動を映像として後世に残すためにも、誰かが音頭をとって、映画化を検討してほしい。オリンピック映画よりはるかに素晴らしい感動的なドキュメンタリー映画ができるはずである。早期の映画化を期待している。

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「史上最高の映画100」に「東京物語」が4位を獲得

2022年12月05日 05時57分33秒 | 映画

「史上最高の映画100」とは、映画評論家や研究者など映画に携わる人々の投票で選ばれた「史上最高の映画100」を英国映画協会が10年おきに発表するという企画である。2022年版では、1952年の開始以来初めて女性映画監督の作品が1位に輝いたが、日本からは小津安二郎監督の「東京物語」が見事4位を獲得した旨のニュースが流れた。

イギリス国内の映画産業を促進するために1933年に設立された英国映画協会は、映画産業で働く人への支援や映画賞の創設など様々な活動を行っているが、中でも1952年から始まり10年ごとに発表される「史上最高の映画100」の選出は映画ファンの間では大きな話題となっているという。

今年は1639人の映画評論家や映画関係者が投票。1位に輝いたのは、ベルギー出身の女性映画監督シャンタル・アケルマンの「ジャンヌ・ディエルマンブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」で、2位には前回の2012年に1位だったアルフレッド・ヒッチコック監督の作品「めまい」が、4位には小津安二郎監督の作品「東京物語」が選ばれたということである。

「東京物語」は、1953年に公開された作品で、東京で暮らす子どもたちを訪ねた尾道に住む老夫婦の姿を通し、戦後日本における家族の絆、親と子、老いと死、人間の一生を冷徹な視線で描いた不朽の名作である。この映画は尾道を舞台としており、尾道という街の映像が出てくるが、尾道に旅行した時に、そのことを知って感動したものである。尾道といえば、2年前に亡くなった大林宣彦監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」という尾道三部作をはじめ映画の舞台として有名であるが、「東京物語」はその元祖のような存在である。

尾道には2014年8月に旅行したが、映画の舞台となるほど大変素敵な街で、いっぺんで好きになった。千光寺山頂からの尾道の街並みと尾道水道の眺望は感動的であった。映画のロケ地も整備され、映画資料館もあるが、林芙美子や志賀直哉など文学ゆかりの地でもある。「東京物語」と聞いて、尾道を思い出し、8年前の尾道旅行の思い出がよみがえった。

「東京物語」予告編映像:  https://youtu.be/LjDWc-lQYnM


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「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞にノミネート

2022年02月12日 07時57分34秒 | 映画

 

濱口竜介監督、西島秀俊主演映画「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー嘗の作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞にノミネートされたというニュースが流れた。この作品の原作は、村上春樹さんで、昨年は、カンヌ国際映画祭で脚本賞はじめ4冠を受賞したが、今回 アカデミー嘗にもノミネートされたということで楽しみである。

この映画の主役を務める西島秀俊さんは、同じ高校の後輩であり、出世頭の一人である。卒業生の有名人には、作家の赤川次郎さん、エッセイストの嵐山光三郎さん、俳優の宍戸開さん、作曲家の羽田健太郎さん、さだまさしの「償い」引用で被告を諭したことで話題になった裁判官の山室恵さんや「小さな日記」でヒットしたフォーセインツのメンバーであった石尾豊さん(故人)等がいる。赤川さんと山室さん石尾さんは、自分と同学年である。あまり有名な高校ではないが、世の中で活躍している卒業生を見ると嬉しくなる。アカデミー賞でも何らかの嘗を取ってほしいものである。俳優に道に進んだ西島さんの今後の活躍を願っている。

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セーラー服と機関銃

2021年12月31日 10時03分23秒 | 映画

 

年末の特番の一つとして、BS放送で、「セーラー服と機関銃」(1981年)の映画が放映され、ちゃんと見た記憶がなかったため、つい最後まで見てしまった。やくざものでタイトルが衝撃的で印象深いが、映画、主題歌、原作の作家及び主演女優が自分と妙にかかわりあっている。

原作は、赤川次郎氏で高校の同級生でもあり、自分の高校の卒業生としては一番の有名人かも知れない。他には、俳優の西島秀俊やエッセイストの嵐山光三郎や「小さな日記」の歌で有名なフォーセインツのメンバーであった石尾豊(故人)等もいる。石尾氏とは同じクラスだったので、よく知っていたが、赤川氏とは、残念ながら個人的な面識はなかった。

映画の主役は薬師丸ひろ子で、我が家から5分ほどのところにある高校の卒業生である。有名校でもないが、家を買った当時から、近くの高校に彼女が通っていたので、マスコミでも話題になっていた。映画自体より、薬師丸ひろ子が歌った主題歌の方が親しみがあり、当時からお気に入りの曲であった。同曲は、「夢の途中」というタイトルで、作曲した来生たかおが歌っているが、ともに気に入ってよく聴いている。

薬師丸ひろ子は、その後も映画やテレビで活躍しているが、2013年のNHK朝ドラの「あまちゃん」への出演は記憶に新しい。その彼女もそろそろ還暦を迎える年になろうとしているというから時の流れを感じる。歌手としても、いろいろ歌っているが、一番好きな曲は「あなたを・もっと・知りたくて」という曲で、彼女のイメージとピタリである。今も、「Just My Type Image Girls」の一曲となっている。

 

「セーラー服と機関銃」: https://youtu.be/wBviqI1RGSA

「あなたを・もっと・知りたくて」: https://youtu.be/9qoQXFxW0XY

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サウンド・オブ・ミュージックのトラップ大佐役のクリストファー・プラマー氏が亡くなる

2021年02月06日 19時05分58秒 | 映画

ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐役で一躍有名となったクリストファー・プラマー氏が2月5日、アメリカの自宅で91歳で亡くなったというニュースが流れていた。まだ、健在だったとは知らなかったが、このミュージカルは、何回も映画やDVDで見たし、ザルツブルクの映画ロケ地を訪ねる旅に2回も行くほど大好きな映画だったので、大佐の印象も強く大変残念な思いである。主役のジュリー・アンドリュースは、まだ健在で、85歳というが、映画自体は、1965年の作品というから、時代の流れを感じざるを得ない。

サウンド・オブ・ミュージックは、実話に基づく物語であるが、大変よくできた映画で、何回見ても飽きることはない。映画の中で歌われた楽曲も、英語の勉強に最適と思われるほどわかりやすい歌詞で、印象に残る素晴らしい曲ばかりである。ドレミの歌はじめ、16 going on 17とかMy Favorite Things とか I Have Confidence in Me とあげたらきりがない。トラップ大佐が歌う「エーデルワイス」の甘い歌声も印象的であった。

個人的に一番好きな映画の主役が亡くなり、ショックも大きいが、映画のシーンや歌われた楽曲は、永遠に自分の心の中に思い出として残り続けるものと思う。ご冥福をお祈りする。

エーデルワイス:  https://youtu.be/lJG3Vw8uIro


サウンド・オブ・ミュージックのロケ地を訪ねる旅(2017年): https://youtu.be/BtbDhockb_Y


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「男はつらいよ」41作はウィーンが舞台 

2021年01月17日 10時29分34秒 | 映画

毎週土曜は、BSテレ東の「男はつらいよ」シリーズを楽しみにしているが、1月16日は、41作目でウィーンを舞台とした「寅次郎心の旅路」を放映していた。シリーズものでは、初の海外ロケだと思うが、公開は1989年で、当時はドイツのフランクフルトに駐在していて、このウィーンロケの話は、ウィーンに駐在していた同僚から聞いてよく知っていた。

作品を見るのは初めてであったが、ウィーンの街の様子や雰囲気が満載で懐かしい思いが甦ってきた。寅さんとウィーンとでは、どうみても合致しないイメージがあるが、あまり違和感はなかった。このウィーンロケは、当時のウィーン市長が機内で寅さんの映画を見て気に入り、強くロケを招致して実現したものという。マドンナは竹下景子さんで観光ガイドをやっている設定だったので、ウィーンの観光地もたっぷり紹介された気がする。「第三の男」のプラターや「会議は踊る」のイメージやウィーンの森、ドナウ川、モーツァルトと日本人にとってお馴染みのシーンが満載であった。

オーストリアは、ドイツ語圏で親しみがあるし、音楽の都ウィーンには4回ほど旅行したことがある。ザルツブルクも大好きだし、オーストリアはお気に入りの国の一つである。この海外ロケは、KLMオランダ航空の協賛を得たようで、飛行機やアムステルダムの露出もあった。海外ロケは、フランクフルト駐在中も何回か経験したが、女優達とも交流できるので、楽しみでもあった。日本テレビのドラマ「春の砂漠」では、名取裕子、檀ふみ、国生さゆりさん達と1988年に1週間もロケのお付き合いをしたこともある。今となっては、懐かしい思い出となっている。

寅さんシリーズも海外ロケはこの時だけだと思うので、貴重な映像である。海外に住む日本人にとって、寅さんシリーズは、日本の原点というか日本人の心のふるさととして人気が高い。何回見ても心が休まる不思議な映画である。


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「男はつらいよ」は日本人のふるさと

2020年06月29日 08時35分35秒 | 映画

久し振りに、土曜の夜に全作品を放映しているBSテレ東で「男はつらいよ」を見た。27日は、第13作「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」(昭和49年作品)で、マドンナは吉永小百合であった。寅さんは、どの作品を見ても、笑って、泣けて、楽しめるものばかりで、マドンナとの淡い関係に親近感、安心感を覚える。余談だが、映画の中で吉永小百合がミニスカートをはいているのにちょっとドキッとした。当時流行っていたのかと懐かしくなった。

約35年前、ドイツのフランクフルトに駐在していた頃、文化活動の一環として、現地の日本人を対象に、日本映画会を主催していたことがある。年2回ほどやっていたが、日曜日に現地の映画館を借り切って、日本映画を2本立で上映するのである。入場料は無料で、毎回200人位の日本人が見に来てくれていたと思う。ベルリンまで行ってベルリン在住の日本人向けに上映したこともある。

フィルムは、東京から送ってもらい、リストから選ぶことになるが、1本は必ず「男はつらいよ」シリーズ、もう1本は、「ドラえもん」等のアニメ映画であった。子供も多いので、アニメ映画も人気があったが、やはり、海外在住の日本人にとって、寅さん映画は、大変人気があり、日本人、日本文化の原点となっている。ドイツ人と結婚し海外生活が長い日本人にとっても、寅さん映画は、日本での元生活を思い出し、元気をくれる源になっている印象であった。日本中を旅している寅さんなので、ロケ地は日本全国で、映画に出てくる日本の原風景は懐かしいものばかりで、一層、日本が恋しくなるようである。

渥美清さんが亡くなってもう24年も経つ。映画に出てくる俳優さんも亡くなっている人が少なくない。時代の流れを感じるが、いつになっても寅さんの「男はつらいよ」は、我々の心のふるさとである。

男はつらいよ:  https://youtu.be/qjd-4rrX1K8
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新型コロナウイルス関連で2つの映画が注目

2020年03月12日 06時19分28秒 | 映画

ついに、WHOがパンデミック宣言を行ったが、遅きに失した感がある。また、ネットニュースを見ていたら、今回の新型コロナウイルス問題に関連して、2つの映画が注目されているということを知った。一つは、深沢欣二監督の「復活の日(Virus)」(1980年)、もう一つはソダーバーグ監督の「コンテイジョン」(2011年)である。

まず、「復活の日」は、小松左京の同名SFを映像化。「1982年、東ドイツの研究所から猛毒ウイルスMM-88が盗まれた。ところが盗み出したスパイの乗った飛行機はアルプス山中で事故に遭い、ウイルスが蔓延した地球は、南極にわずかな人類を残して滅亡する。その生存者の一人、地震研究者吉住は、さらに大きな危険が近づいていることに気づく。アメリカ東部に大地震がおきる可能性があり、それは核ミサイルの発射を誘発するものだった……。」というようなストーリーである。サブタイトルが「VIRUS」というのも妙に怖い。

また、「コンテイジョン」は、「地球規模で新種のウィルスが感染拡大していく恐怖を描いたサスペンス大作。接触感染により数日で命を落とすという強力な新種ウィルスが香港で発生。感染は瞬く間に世界中に拡大していく。見えないウィルスの脅威に人々はパニックに襲われ、その恐怖の中で生き残るための道を探っていく。」という。これまた、かなり、新型コロナウイルス問題を彷彿させる怖い映画である。

今回の新型コロナウイルスの原因は未だに不明であり、武漢にある中国科学院武漢ウイルス研究所から漏れたのではないかという疑惑も否定できていない。真相解明はこれからだが、映画のようなことが現実に起こらないことを祈るのみである。映画を見てみたい気もするが、あまりに現実味を帯びていて怖いので、時を待ちたい。

「復活の日」オープニングとエンディング:  

https://youtu.be/fkELi52Pevg

「コンテイジョン」予告編:  

https://youtu.be/J07xWzYYjd0

「コンテイジョン」解説のYouTube:  

https://youtu.be/ij3nuZ5ASnU
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