浪漫飛行への誘(いざな)い

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「喉元過ぎれば熱さを忘れる」~政府のコロナ対策は不安

2022年06月30日 07時24分37秒 | 政治

 

コロナの新規感染者数が一時減少傾向を示したことを受け、政府は経済活動を動かそうと躍起になって、様々な規制を緩和しつつある。一時は、県をまたぐ旅行を禁止したり、密になるようなイベントの参加人数を規制したり、水際作戦を強化したり、しっかりとコロナ対策をやっていたが、ここに来て、感染者数が増えているのに、見て見ぬふりをしている感がある。マスコミも一時は連日のようにコロナ対策関連のニュースを取り上げ、問題提起もしていたのに、今や、コロナ収束にむけてのトピックスを扱う番組はほとんど影を潜めている。新規感染者数もニュースで伝えるだけで、増えていようが、何ら問題意識が感じられない。特に、ここ1週間以上、連日感染者数が増えているのに、ほとんど問題視されていないのはどうしてであろうか?尾身さんはじめコロナの専門家や医療関係者のテレビへの露出もほとんどなくなってしまった。ほっといても収束に向かうというならいいが、皆の危機意識が少し薄くなっているのではないかと危惧される。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」「油断大敵」の感があり、マスコミの関心も薄れ、政府の無策により再流行の恐れもある。

旅行解禁、旅行促進は個人的には歓迎するが、感染者が減るどころか増えていることは大変気になる。ワクチンさえ接種していれば、重症化もしないので、どんどん経済活動をやっても大丈夫だというなら、しっかりと的確な情報を提供してほしいところである。どうも政府の対策がちぐはぐに見える。マスコミも1年前を思い出し、真剣にコロナ問題を取り上げてほしいものである。水際対策として、日本人の海外旅行者に旅先でのPCR検査、陰性証明書の取得を義務付けるなどという不条理な対策は早急に撤回してほしい。日本入国の際の検査を拡充することにより、旅行者に旅先での検査を義務付けるような負担をかけないでほしいものである。

 

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仏教版 70歳からの「幸せ」

2022年06月29日 15時05分29秒 | 宗教

 

菊谷隆太氏による「仏教に学ぶ幸福論」のユーチューブで、仏教版 70歳からの[幸せ」というタイトルで、幸せについてのためになる講話があった。70歳からの人生、いかに幸せに生きられるか、輝くような人生にできるかというテーマであるが、そのためには、幸せへのアプローチを切り替える必要があるという。手に入れたいものを獲得するという達成感、満足感という幸せだけでは、だんだん体力も衰えてくるし、頭の回転も若い時ほどのようにできないので、その幸福感だけでは太刀打ちできなくなる。そこで、幸せへのアプローチを変えるということで、二つの幸福へのアプローチを紹介してくれている。ともになるほどと共感する教えであり、実生活でも実践したいと肝に銘じている。同年代の人に是非聴いてほしいものである。

1. 今そこにある幸せに気づく

ここは、個人的にも実感している幸せの肝であると思い、自分のためにもYouTube講話内容の文字起こしをしてみた。

『これは2年前か3年前だったと思いますけども、千葉県が台風か何かの影響で長期停電したことがありましたね。1日か2日か3日ずっと停電して家に電気が来ないという状態が、そこからようやく復旧した時にその千葉県の人がTwitterでツイートしたことがたちまち拡散されました。それは、こういう内容でした。「明るい部屋で、エアコンつけて、YouTubeで音楽聞きながら、見もしないテレビをつけてる。なんて幸せなんだろう。」こういうふうに書いたんですね。電気が当たり前だと思ってるときは、部屋は明るくて当たり前だし、エアコンも付いてて当たり前だし、YouTubeで音楽聞きながら、見もしないテレビを見ているということに別に幸福感は感じないんですけれども、二日も三日も電気が来ないとですね、いかにこの部屋が明るいということが幸せか、YouTubeで音楽を聴けるということが幸せかということが感じられるということですね。今まで、当たり前に思ってたことが決して当たり前じゃなかったんだということに気付くと人間は、この状態を幸せなんだなと感じるようになるんですね。

これもその一つだなと思ったのは、手塚治虫の自叙伝漫画の中にですね、日本が終戦を迎えたとその8月15日の夜に家に電気がともってると、それを見た時に手塚治虫はでしうね、ああ戦争は終わったんだ、平和になったんだということが初めて実感できて、踊り狂わんばかりに喜びがあふれたというふうに漫画の中に描いてありました。夜に家に電気がついてるっていうのは、今では当たり前の光景ですけども、これは平和でなければなかったことだと夜に明かりをつけてるとその明かりめがけてB29が爆弾を落としてくる、焼夷弾を落としてくると、こういう戦時中では夜になると電気を消してたんですね。それが終戦になって、もう空襲があることはないんだということで家に光が灯ったと、そこに幸せを感じたという手塚治虫の漫画でしたけども、これは戦争を経験した人の多くはそういうことを語るんですよね。まあ、私たちはもう平和が当たり前で、夜は電気をつけるのが当たり前になってますけども、決してそれも当たり前じゃないということです。

また、こんな歌の歌詞もありますけれども、心に残ったので紹介しますと、「“今日の晩御飯、何にする?”と妻が言い、“そうだな、何がある?”と僕は聞く、明日も明後日もこんな会話をし続けるものだと思っていた。」こういう歌詞も心に残ります。何気ないことじゃないですか、今日の晩御飯何にすると奧さんが言うと、そうだな何があると聞くと、こんな当たり前の何気ない会話が明日も明後日もずっと続くと思ってたけども、ある日突然なくなってしまうんですね、こういうことが、朝には紅顔ありて夕べには白骨となれる身なりとこう仏教で言われますように、朝には赤ら顔で行ってきますと家を出た奥さんが夕べには死人の冷たい顔になって戻ってくると、こんなことも現実いくらでも起きてることです(蓮如上人の白骨の章)。今ではですね、皆さん奥さんがいて、そして夜寝ると寝息が聞こえてくると手を伸ばせば手を握ることもできる。温かい生きた手の感触が伝わってくる。それは決して、当たり前じゃないということです。いつかはこんな時期が幸せだったなと思う時が来るということですね。失ってみて初めてそのありがたみが分かると言いますけども、なかなか失ってみないと私たち分からないんだと思います。

仏教では諸行無常と言われますが、諸行というのは全てのもの、全てのものは続かないということですから、全てのものは、いつどうなってしまうか、分からないと、今日あって 明日はどうなってしまうかわからない、そういうものばかりだということですね。その現実を私たちは忘れて、この状態はいつまでも続くものだと、こう当たり前にしてしまってるから、自分の幸せに気づかないんだということですね。今、こうして、電気がいつでも ふんだんに使えて、テレビつけたり、スマホでYouTube聞けたりするのも当たり前じゃないし、こうして平和で爆撃のない街というのも当たり前ではないし、また夫婦が今日の晩御飯何にするというような会話を何気なくするというそのやり取りもまた当たり前じゃないんだと、今日あって明日はどうなるかわからないものなんだと、こう仏教では教えられているということですね。そうすると今こうしてこの生きて色々なことができることは決して当たり前じゃない、感謝すべきありがたいことなんだということになります。さっきの夫婦でもですね、たとえ事故ってことがなくても、人間の心って変わりやすいじゃないですか。だから、今はお互い支えあうという気持ちでおりますけれども、いつまで続くか分かりませんよ。どちらかの心が変わってしまうってこともあるかもしれませんから、ですから 今 五年夫婦としてやってこれたとか、十年やってこれたと言っても、それはすごく感謝しなきゃいけないことで、来年は 三年後はどうなってるか分かりません。どちらかの心が変わってしまうかもしれません。あるいは 生身の体ですから、どちらかが何かなってしまうかもしれません。今の幸せが3年後もずっと続くなんてことは誰も保証できません。だから、今こうしてお互い支え合っていける、お互い会話できる仲であるということは感謝しなきゃいけないことです。

日本は平和がもうこれで70年以上続いてるわけですけども、これも本当に世界でも珍しいんですね。70年以上1つの国で平和が続いてるというのは感謝しなきゃいけないことです。ご飯が美味しいと思えるならば、それもですね、感謝しなきゃいけないことで、ご飯を美味しく食べれない人たくさんいるんです。あるいは自分の足で歩こうと思えば、近くの図書館にでも近くの公園にでも行けるというのもこれまた幸せなことです。いつまでそれは続くか分かりません。それでも歩いてちょっとグラってよろめくとですね。近くで大丈夫かとこう言ってくれる人がもしあなたにいたとしたならば、それも幸せなとです。そんなふうに声をけてくれる人がいない人もたくさんありますし、また私たちも、いつそうなってしまうか分かりません。ですから、今この諸行無常の世の中にあってですね、このようにいろいろ恵まれていることを気づく、感ずるとこういう幸せの形があるんですよね。また、それを感じられてこそ私達は幸せを感じることができる。逆に、これを感じられなくなると、当たり前になると、不平や不満しかその人の人生には出てこなくなるということが言えますね。』

2. 次世代に残すという幸せ

70歳からの幸せの形として、もう一つ言えるのは、次世代に残すという幸せである。70まで生きてきたということは、今までいろんなことを学んできとこと、知ったこと、経験してきたことを次世代に残す、それを知らない人達にシェアする、そういう幸せである。気づいたこと、知ったことは、自分の格付けのためにあるんじゃなくて、人に手渡すためにあるということ。自分の知識や経験は、誰かを助けることをもって、その人の器なんだということである。仏教の教えでは、これを「自利自他」といって、他の人を幸せにすること、他の人の幸せに貢献することが自分が幸せになる道であるという。

 

70歳からの「幸せ」(約23分のYouTube講話): https://youtu.be/G2zKP7k5qOc

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卓球人生ベストテン

2022年06月28日 06時39分09秒 | 卓球

 

6月で思い出すのは今から39年前の6月19~27日に中国民航との友好卓球大会で中国に遠征するというビッグイベントである。今でも、卓球といえば中国の強さは世界一であるが、当時もいっしょで、卓球をやっている者にとっては、中国で卓球をやるとか、中国人と卓球をやるとかいうことは、あこがれというか夢のまた夢の世界であった。こちらからの働きかけもあったが、ひょんなことで、その中国の北京、杭州、上海という3都市での友好卓球試合が実現したのである。現地では、VIP待遇を受け、北京空港では赤ジュータンも経験した。民航本社、北京空港、杭州保養施設、上海の4か所で親善試合を行った。中国側は、社長以下会社をあげてバックアップしてくれ、成田-北京/上海-成田の飛行機と北京と上海のホテルは自分達で手配したが、北京-杭州—上海区間の飛行機及び杭州のホテルは、中国側が招待してくれた。北京では、盧溝橋や万里の長城の見学や夜も連日パーティが行われ、卓球をやっていてよかったという夢のような9日間であった。

中国遠征は、卓球人としての夢が実現した最たるものであったが、卓球人生を振り返るとやはり第1位は、インターライン卓球大会の東京大会開催の実現であったといえる。1983年11月のことで、この大会への中国の参加を呼び掛けた縁で、上の中国遠征も実現したものである。中国が初めて参加し、全部で16か国、17社から、約250名が参加するというビッグイベントを企画・運営するチャンスを得た。オリンピックのごとく、大会組織委員会を作り、会場・ホテルの確保、食事の手配、開閉会式の企画、試合の運営、大会プログラムの作成、観光の手配、歓迎・さよならパーティの企画、スポンサーの確保、IDカード・参加賞・トロフィーの作製、人材の確保、中国の身元引受等、想像を絶するほど莫大な作業を皆がアフターファイブで協力して実施したもので、今振り返るとよくできたものである。1998年にも二度目の東京大会を開催し、規模こそ小さくなったが、組織委員会としてオーガナイズする作業は一緒なので、やはり大変であった。この1998年の大会運営が3番目といえよう。4位以下は下に列挙してみたが、卓球にまつわる出来事のおかげで、自分なりの卓球人生に深く感謝している。

 

1位 第4回インターライン卓球東京大会の実現(1983年11月 16ヵ国250名参加)

2位 中国民航との友好卓球大会で中国遠征(1983年6月)

3位 第19回インターライン卓球東京大会の実現(1998年10月 10ヵ国90名参加)

4位 世界各地でのインターライン卓球大会への参加(1981-2001年 9回) 

5位 ドイツでヤーンフォルク卓球クラブに所属し、クライスリーガに参加    (1985-1989年)

6位 大学の卓球部に所属(1966-1970年)

7位 会社の卓球部に所属(1970-2008年)

8位 定年後地元の卓球クラブに所属し、区の大会に参加(2008年-現在)

9位 社内全国卓球大会で団体・個人ダブル優勝(1984年)

10位 他社との親善試合の実現(カンタス、ルフハンザ、イラン航空)

  

        (中国民航との親善試合)

 

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G7サミットの会場はドイツの古城、エルマウ城

2022年06月27日 06時12分24秒 | 旅行

 

日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの首脳が集まるG7サミットが6月26~28日にドイツ南部のエルマウ城で開催されている。ロシアによるウクライナ侵攻後、初めての対面開催で、ウクライナ支援やエネルギー、食料の価格高騰などへの対応を協議するというが、個人的に興味を引いたのは、開催場所がエルマウ城という古城ホテル(シュロスホテル)であるということである。

ドイツには、多くの古城があり、ホテルを併設しているところも少なくない。正確には知らないが、50軒以上のシュロス・ホテルとかブルグ・ホテルと呼ばれる名高い古城ホテルがあると思われる。どこも昔の古城をホテルに改装したもので、ドイツ駐在中、個人的にも何軒かの古城ホテルの宿泊したことがある。シュロスは比較的平坦なところにある宮殿のようなお城で、ブルグは、山腹にある砦を守るようなお城であり、ともに魅力がある。古城そのものが整備され、博物館になっていたり、とにかく歴史を感じることができるホテルとなっている。山あいのホテルは、部屋からの眺望が素晴らしいのも魅力である。歴史ある古城に泊まってだけでもワクワク気分になる。ライン河沿いにもたくさんの古城ホテルがあり、宿泊しないまでもレストランも魅力的なところがほとんどなので、絶対お薦めである。

今回のサミット会場のエルマウ城は、ドイツ南部のバイエルン州に位置し、オーストリアとの国境近く、標高850mの高地エルマウにあり、普段はリゾートホテルとして営業されているようである。残念ながら行ったことはないが、お城としての風格を備え、宿泊施設もあり、隔離されているので警備もしやすいと思われる。ドイツに旅行するなら、どこかの古城ホテルに宿泊すれば、ドイツの魅力が増すこと間違いなしである。

 

ドイツ古城めぐり: https://youtu.be/zNHiF9uOf0A

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マイナンバーカードの誇大広告

2022年06月26日 08時39分38秒 | 政治

 

マイナンバーカードの普及にあせっているのか、政府は、カードを作ればマイナポイントがもらえるというテレビコマーシャルも始めているようであるが、作れば自動的にポイントがもらえるような簡単なものではなく、誇大広告の感がある。区役所の一角で、写真も無料でマイナンバーカードの申請受付をやってくれるというので、先日、手続きを行い、カードが用意できた旨の交付通知書が届いた。

カードを受け取るには、事前の予約が必要で、それも7日先以降でないと予約ができないという事実がわかった。ネット上で予約可能であるが、7日先以前は、すべて予約不可のマークが付いており、一旦締め切ると空席があっても一切開放していないことが判明した。30分単位の受け付けであるが、15人まで予約可能という説明を受けた。ということは、1人しか予約が入っていなくても、予約をクロ-ズするので、14人分は誰も手続きができないということ意味する。常識的には、満席ではなかったり、キャンセルが出たりしたら、受付をすべきと思うが、非効率を改善しようという気がないみたいである。書類の準備をするのに時間がかかるので、7日先以降しか一切受け付けできないという言い訳をしていた。まさにお役所仕事である。

受け取りのやりとりで分かったことは、カードの新規取得で5000円分のポイントが付くと宣伝されているが、ただ作るだけでは駄目で、受領の際、使える決済サービスを選び、それを利用して買物をして初めてその額の25%を限度としてポイントが付き、その最大が5000円分(2万円分使用)だということがわかった。宣伝チラシにはそんなことは一切書いてなく、一種の誇大広告といえる。

また、健康保険証としての利用申込と公金受取口座の登録で、それぞれ、7500円分のポイントがもらえると宣伝されているが、カード受領時の申請は不可であることもわかった。要するに、手続きをしたければ、また出直して来いということを意味する。なぜ、同時にできないか不思議であるし、マイナンバーカードの普及を真剣にやろうと考えているのか極めて疑問である。それに係員の話しによると、健康保険証と口座登録は詳細がまだ決まっていないので、どういう形でポイントがもらえるのか案内できないという信じられない説明があった。手続きをやってみて、政府のやる気度を全く感じられない印象を持った。

 

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日本人旅行者に対する旅先での陰性検査証明書の取得義務付けは廃止してほしい

2022年06月25日 08時46分10秒 | 旅行

 

日本政府は、6月から入国時検査を免除する代わりに、全ての入国者(含む日本人)は、出国前72時間以内に検査を受け、医療機関により発行された陰性の検査証明書を入国時に、検疫所へ提示する必要があり、提示できない場合は、入国できないという制度を導入した。証明書を所持していないと航空機への搭乗が拒否されるというから、やっかいな制度ある。

外国人旅行者あれば、出発前に自国で検査を受け、陰性証明書を得ればいいだけなので、あまり問題はないが、日本人旅行者の場合、帰国にあたって、馴染みのない出発国で、PCR検査が受けられる医療機関を自分で探し、出発72時間以内に検査を受け、日本政府の要求する陰性証明書を取得する必要があり、極めてハードルが高い。団体旅行であれば、旅行会社が一括して検査、証明書発行の手配をしてくれるものと思われるが、個人旅行の場合は、すべて自分で慣れない土地で、医療機関を探し、検査を受け、陰性証明書を取得するということは簡単なことではなく、旅行者への負担は過大である。

日本政府は、証明書に関して、記載の必須項目、検体採取のタイミング、有効な検体、有効な検査方法について、細かく規定しており、素人の旅行者にとっては、高いハードルとなる。どうやって、PCR検査をやってくれる医療機関を旅行前に調べ、検査の予約を手配するのであろうか? どれだけ個人の旅行者にとって負担となるか日本政府は理解しているのであろうか?政府は、水際対策コールセンターなるものを設置して相談に乗っているようだが、電話はつながりにくいばかりか、スタッフの医療知識は素人程度で、検査の内容について質問しても的確に回答できないというお粗末ぶりである。

自分の場合、8月にタイのチェンマイで検査を受けようと計画しているが、何とか検査をやってくれる病院を探し当て、検査の情報を得つつある。病院によると、検査には、RT-PCR Test とAntibody Rapid TestのパッケージとRT-PCR Testだけのパッケージがあるとの情報が提供されたので、コールセンターに訊いてみたところ、的確なアドバイスはもらえず、自分で病院に問合せてほしいなど不親切な回答に終始していた。コールセンターにはドクター等専門家がいない感じであった。RT-PCRの意味を訊いたが、全く答えられず。どうも RTとは、Reverse Transcriptionの略で、ウィルスのRNAからDNAを合成してPCR法にて増幅、検出する方法のようである。コールセンターの女性は、全く知識をもっていなかった。

PCR検査はまだ受けたこともないが、医学的知識のない素人にとっては、どんな検査か理解するのはあまりにも難しい。そんな検査を見知らぬ土地の医療機関とやり取りして、証明書をもらってこいというのは、あまりにも無責任で過大な要求である。少なくとも、英語が出来ない人にとっては、証明書の取得はまず無理であると感じた。厚労省によるコロナ対応には、前から疑問を持っていたが、いざ海外旅行解禁となろうとしているこのタイミングでの理不尽な要求は、海外旅行の復活に水をさす結果となっている。旅先での証明書を苦労して取得する位なら、日本入国の際、各空港で検査を受けるほうがはるかに楽だし、合理的である。

この制度は、日本にやってくる外国人に適用するのは、出国前に自国でやることになるのであまり問題ないが、海外旅行から帰国する日本人旅行者に適用するのは大きな問題である。72時間以内の検査と限定しているので、乗り継ぎをして帰国する人や週明けに帰国する人は土日がかかる問題もある。検査をしても証明書発行に数日かかる場合もある。見知らぬ旅先での医療機関を探して検査、証明書を取得するというのは、普通の旅行者にとっては、ハードルが高すぎる。国際電話や英語でのメールのやりとりを事前にやれというのであろうか?ちなみに、バンコクの大使館に医療機関を問い合わせてみたが、物凄い数の病院を紹介するだけで、PCR検査可能な病院のリストすら持っていなかった。自分で探せというのは、無責任極まりない。

それに、もし検査で陽性が判明した場合、見知らぬ土地でどうしたらいいのか途方に暮れる。飛行機に搭乗できないことから、チケットもパーになってしまう。どう見ても現地での検査は弊害が大きい。日本入国時の検査であれば、陽性と判定されても、対応ができると思うが、政府として、現地で路頭に迷う邦人に対し、どうサポートしてくれるのであろうか?

こんな制度を導入するなら、日本政府は、世界中の大使館ともっと連携すべきであり、邦人のサポートにもっと力を入れるべきである。少なくとも海外旅行から帰国する日本人については、入国時に空港で検査する方法に戻してほしいものである。空港で検査結果に若干の時間待たされるほうがはるかにましである。立案する官僚たちは、旅先での検査、証明書の取得がどれだけ大変であるか、万一陽性判定となった場合の対処方法、問題点について何ら認識していないようにみえる。いざ自分にあてはめて考えてみたら、いかに大変なことを邦人旅行者に押しつけているかを実感するはずである。マスコミも問題点を取り上げるべきと感じる。

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昭和歌謡ベストテンDX~雨の名曲特集

2022年06月24日 06時14分37秒 | TV番組

 

6月23日のBS-TBSの「昭和歌謡ベストテンDX」は、「雨の名曲特集」と題して、ベストテンを紹介していた。司会は、関根勤さんとアナウンサーの長峰由紀さんであるが、ゲストとして、天童よしみ、三善英史さん、おかゆさん等がカバーして歌(雨は三善さんの持ち歌)を披露していた。今年は、やけに雨が多い気がするが、雨の歌で紛らすことにしたい。順位は、下記のようになっていた。

1位  「雨の慕情」 八代亜紀 S55

2位 「どしゃぶりの雨の中」 和田アキ子 S44

3位 「長崎は今日も雨だった」 クールファイブ  S44

4位 「氷雨」 日野美歌 S57

5位 「雨のバラード」 湯原昌幸 S46

6位 「レイニーブルー」 徳永英明 S61

7位 「みずいろの雨」 八神純子 S53

8位 「雨」 三善英史 S47

9位 「雨の御堂筋」 欧陽菲菲 S46

10位 「雨に咲く花」 井上ひろし S35

雨を題材とした曲は相当数あると思うが、この中で個人的に好きな曲は、「みずいろの雨」と「氷雨」といったところ。雨と言っても憂鬱なイメージの曲ばかりではないこともわかる。いつも昭和歌謡をいろいろな切り口で特集してくれるのでいつも懐かしく見てしまう。来週は、永六輔特集のようなので、楽しみである。

「雨の慕情」1位: https://youtu.be/FZMWYN8pzG0

「みずいろの雨」7位: https://youtu.be/O82kx7Bi57g

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蒲蒲線の事業計画

2022年06月23日 09時26分41秒 | ニュース

 

6月23日の毎日新聞の経済ニュースで、東急の蒲田駅と京急の京浜蒲田駅経由で大鳥居駅とを結ぶ新線建設計画がある旨の記事が目を引いた。蒲田に3ヵ月住んだことがあるが、京急蒲田とJR蒲田との間を何回も行き来したことがあり、不便さを実感していた。東急多摩川線とJR京浜東北線の蒲田駅は隣接しているので、そこと京急蒲田が繋がると大変便利になることは間違いない。

さらに、その新線を京急の大鳥居駅まで延伸し、羽田空港への新空港線構想があるという。約800mの新路線の建設が羽田空港へのアクセスを大きく変える可能性を秘めているという。この路線は、「蒲蒲線」と通称され、実現に向けて一歩前進しているようだが、延伸も含め実現への道のりは遠いようである。事業認可はまだ下りておらず、着工時期も未定で、2030年代の開業を目指すというが不透明であるようである。

この延伸ニュースはこの記事で初めて知ったが、羽田空港は、利便性からも成田空港と違って、ますますその役割が増し、空港へのアクセスの整備もさらに必要となることから、東急線の大鳥居までの延伸事業は是非実現してほしいものである。リニア新幹線と同じで、年令からして、自分とは直接あまり関係ないが、家の周辺地域が便利になるのは嬉しい思いである。

 

毎日新聞記事(6/23): https://mainichi.jp/premier/business/articles/20220622/biz/00m/020/023000c

 

 

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「Plan75」の映画を鑑賞

2022年06月21日 21時37分15秒 | 人生

 

6月17日から全国で上映が公開された話題作「Plan75」という75歳以上の高齢者が自らの生死を選択できる制度を扱った映画を21日早速見に行ってきた。早川千絵さんという新人監督がメガフォンを取り、主役の高齢者は倍賞千恵子が演じている。先のカンヌ国際映画祭でカメラドール特別表彰を受けた作品だが、資金的な面もあり、日本、フランス、フィリピン、カタールの合作となっている。詳しいストーリーはネタばれになるので、触れないが、75歳を超えた高齢者にとって、老いと死は身近な問題であり、もし国の制度として、安楽死を選択できるとしたら、どうなるかという考えさせられる内容になっていた。

主役の倍賞千恵子さんは、「男はつらいよ」の寅さんの妹「さくら」役を長らくやっていて、土曜日に「男はつらいよ」シリーズで若かりし頃の彼女を毎週見ているので、80歳を超えた(役では78歳)彼女の今の姿を見ていると老いというか、何とも言えない時代の流れをひしと感じてしまった。

75歳を超えたら、国から財政的援助や精神的援助を受けて、自分の好きなことをやったあと、死も自由に選ぶことができるので、一見よさそうに見えるが、今の日本の制度では、安楽死は一切認められていない。日本の高齢者は増えるばかりで、高齢化社会を考えると一石を投じている気がする。自分もその年齢になろうとしているので、老いと死については、仏教の世界を学びつつ真剣に取り組みつつある。60歳以上の人は是非見てほしい話題性のある作品である。

 

予告編:   https://youtu.be/lqHXV52C9gI

舞台挨拶(5/30): https://youtu.be/blPHxKrNAQk

監督インタビュー前編: https://youtu.be/IZF-zYEspOU

監督インタビュー後編: https://youtu.be/LVUlIa2-Ho0

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文化放送「日曜はがんばらない」で定年にまつわる投稿がオンエア

2022年06月20日 05時53分53秒 | 人生

 

毎週日曜の朝は、文化放送の鎌田實×村上信夫「 日曜はがんばらない」を必ず聴いている。6月19日の放送では、「定年」にまつわる投稿が呼びかけられていたが、何と気軽に応募した投稿が幸運にもオンエアされるという嬉しい出来事が起こった。定年にまつわる実体験といえば、カナダへの留学があったので、それをテーマに投稿してみたが、運よく採用されたようで、ビックリした。

事前の連絡などは勿論ないので、番組を聴いていて初めて知ったが、村上信夫さんが投稿文を読みあげてくれ、鎌田先生が相槌を打ってくれたので、嬉しい思いであった。番組では語学留学について二人に褒められて恐縮してしまった。折角、読みあげてくれたので、繰り返し聴くことができないか調べて見たら、radikoでは、「タイムフリー」機能があって、過去1週間の番組を検索して、無料で何度でも聴くことができることがわかった。タイムフリー機能は、パソコンでもスマホでも利用できるので、両方に登録して繰り返し聴くことができた。

折角、採用されたので、その音声をパソコンに記録し、YouTube にして保存することにした。YouTube にしておけば、いつでも知人に紹介することができるので、大変ありがたい機能である。ラジオに投稿して採用されたのは、大学時代以来であるが、大学の時は、オンエアする曲をリクエストして、かけてもらったものである。リクエスト曲は、ほとんどの人が知らないと思うが、裕圭子(名付け親は石原裕次郎)の「だから愛して」という当時好きだった曲で、やはり嬉しい思いをした記憶がある。55年振りにワクワク感を味わうことができたことに感謝したい。

 

   (卒業パーティ~クラスメートと)

 

番組で紹介された投稿の音声(約1分): https://youtu.be/612zpFcoBY4

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