浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

ベルファスト訪問と今回の旅行の総括

2017年05月21日 04時47分00秒 | 旅行
ベルファストでは、一日観光としてHop on Hop offという乗り降り自由タイプの観光バスを利用したが、オペレーションが最悪で貴重な時間がかなり無駄になってしまった。街の中心に行くと、バス運行会社がやたら利用を勧誘していたが、どうもライバル関係にある2社がそれぞれ売り込みをかけている。両社とも係員は同じような赤いユニフォームを着用していて、我々にはほとんど区別がつかない。バスが巡回するコースが若干異なっているが、両社の係員が近寄ってきて、お互いに自分のところがいいと主張し、お互いにけなしあっている。こちらは1日しか使えないので関係ないが、ともに2~3日間有効のチケットでシニア料金がともに10ポンドであった。

両社のPRを一通り聞いたが、1社は30分間隔で運行されていると強調するので、バスを待つロス時間を少なくできるかなと思い、そちらのバスを利用することにした。両社ともバスの色はよくある赤い色のバスで2階席はオープンになっていて、車中から外がよく見えるようになっている。見かけはそっくりであるが、今回利用したのはダークレッドの色合いのバスで、もう1社はよくある普通の赤色であった。

もらった地図付のパンフレットによれば、乗降ポイントは25か所もあり、降りずに一周すれば1時間半のコースである。うまく乗り降りすれば相当回れるかなと思ったが、期待は完全に裏切られた。
まずベルファスト城で降りて、次のバスが30-40分で来ると案内されたので、そのつもりでお城を見学し、バスを待ったが、1時間以上経ってもバスは一向に来ない。予定の時間より1時間以上遅れたが、やっと来たので、いろいろ聞いてみたところ、たった2台だけで運行していることが判明した。ということは、30分間隔というのは真っ赤な嘘で、どんなにスムーズでも45分間隔ということであり、それに渋滞が加わるので、一周に2時間かかるとすれば正味1時間に1本しか運行されていないのであり、30分間隔など嘘八百である。

お城の後に、カトリック系とプロテスタント系住民の間で政治的抗争があったところで有名な地域で降りたが、今度は1時間半待っても次のバスが来なかったので、時間の無駄を避けるため、やむを得ずスタート地点まで歩く羽目になった。いつ来るかわからないバスをただ路上で待っているだけで、観光も何もできないでいることを想像してみてほしい。騙された自分がいけないのかもしれないが、スタート地点に戻ってから係員に猛烈なクレイムをつけたものの、失われた貴重な時間は取り戻せないのが残念であった。英語でクレイムをつけたので、英語のスピーキングの勉強にはなった。口八丁の係員に騙されて詐欺にあったようなものであるが、10ポンドを授業料と考え、クレイムより残りの時間の活用を優先し、念には念でバスの最終時刻を確認しながら、締めとしてタイタニック・ベルファストというタイタニック号にまつわる博物館に行くことができた。

あの有名なタイタニック号は、ベルファストで造られた豪華船で、1912年4月15日に氷山に衝突した悲劇の沈没事故から100周年の2012年にこの博物館が建てられた。当時の建造の様子から始まって、タイタニックにまつわる詳細な解説と展示物がたくさんあって、全部見るのに2時間位はかかるようであるが、時間がなくなっていたので、40分位しか見学できなかった。平日にもかかわらず大変混んでいて、なかなか見応えのある博物館との印象を持った。タイタニック号はカナダのハリファックス沖で沈没したので、カナダ留学中の2008年にハリファックス近辺を観光したが、これで、造船場所と沈没場所の両方に行ったことになったのは感慨深いものがある。

ベルファストでは、安いB & Bに泊まったが、翌日の朝食時にこれから市内観光するという若い女性がいたので、72時間有効のバスチケット譲ってあげた。状況を詳しく説明し、チケットを見せれば乗せてくれるので、学生になりすますことをアドバイスした(シニア料金と学生料金が同じ)。これで、前日の詐欺まがい行為に対するお返しができたかなと自分なりに納得したが、彼女も大変喜んでいた。ベルファスト訪問で18日にわたる今回の旅行も終焉を迎えようとしているが、明日ロンドンから日本に向かう予定である。

ヨーロッパ完全制覇をはじめ、当初の目的はほとんど達成され、大きなトラブルもなく、長期の個人旅行ができたことに感謝したい。帰国後は、旅行アルバムのYouTube作成という楽しみも待っている。構想としては、コソヴォで一つ、ザルツブルクで一つ、ドイツで一つ、ザグレブで一つ、スプリットとトゥロギールで一つ、ベルファストで一つのYouTubeによる旅行アルバム作成となろう。サウンドトラックの選定も楽しみの一つである。コソヴォは民俗音楽を探すか世界遺産のテーマ曲、ザルツブルクは文句なくサウンド・オブ・ミュージックとモーツアルトの作品、ドイツはローレライ、クロアチアは、友達に代表的なクロアチアの民俗音楽情報をもらったので、そこから数曲、ベルファストは、映画「タイタニック」のテーマソングと考えるだけでも楽しみがふくらむ。

久しぶりの長期にわたる旅行であったが、早く次の計画を立てたいところである。恐らく、この12月に結婚40年という記念の節目を迎えるので、11月頃、ベトナムのダナンというところに行こうかと考えている。ダナンでは今秋APECの総会が開催される予定であるが、それに合わせ日本のホテルチェーンで有名な「ルートインホテルズ」がダナンに新しいホテルを二つ建設中である。シティホテルの方は買収改築なので、すでにオープンしているのではないかと思うが、もう一つはリゾートホテルを新築中で開業が遅れているようである。たまたま知り合いの女性が新規に採用するベトナム人のホテルスタッフに日本語教育をするために、ルートインから派遣されているので、彼女がダナンにいる間に訪ねようというものである。近くにはフエとホイアンという世界遺産があるので今から楽しみである
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ドイツ・クロアチア夫婦旅行

2017年05月20日 07時40分49秒 | 旅行
5月11日に日本から直行した妻とフランクルトで合流し、7泊の夫婦旅行が始まった。フランクフルトでは、妻はショッピングに出かけ、自分はドイツ人の卓球仲間の友人にライン川ドライブに連れて行ってもらった。リューデスハイムのつぐみ横丁を散策後、ローレライにも久しぶりに行った。景色は相変わらず素晴らしいが、ローレライの周辺は大規模に整備中で、お土産屋やロ-レライの像もなかった。川沿いには世界遺産にもなっているお城が点在するが、車で巡りながら、まだ行ったことがなかったシェーンブルク城に足を運んだ。歴史ある城がそのままホテルになっており、博物館もある。お城からのライン川の眺めも素晴らしく、ホテル自体も内装は洒落て綺麗で、雰囲気抜群であった。ドイツにはこのような昔からのお城がホテルになっているところ(ブルクホテルとかシュロスホテルと呼ばれている)が数多くあり、どのホテルも最高の雰囲気である。ザバブルク(眠り姫の城)のお城を始め、今までに、5、6か所のお城のホテルに泊まった経験があるが、どこも素晴らしかった。値段もそれほど高くないので、泊まったことがない人には絶対お薦めする。

夜はテレビ塔近くのいつものレストランで白アスパラガス料理を堪能した。当初からの計画通りであるが、前日に次いで2夜連続のアスパラガス料理三昧となった。ドイツでは、この時期しか旬のアスパラガス料理は食べられず、多くのレストランがこの時期だけアスパラガス専用メニューを用意している。ドイツの5~6月は、新緑も鮮やかで、旅行のベストシーズンといえる。これから旅行を計画する人は、値段も下がるゴールデンウィーク直後をねらうのが一番である。

フランクフルトでは、ホテルではなく、アパートに泊まったが、50m2以上あって独立した部屋が二つ取れ、しかもキッチン付きなので大変快適であった。たとえ夫婦でも個室が確保できるのは大変ありがたかった。残念なのは、バスタブがなくシャワーだけであったことである。この後、ザグレブでは、クロアチア人の友人の家に泊めてもらい、スプリットでも、キッチン付きのアパートメントだったので、今回の旅行ではホテル宿泊が一回もなかったことになり、初体験であった。まさに長期滞在型のロングステイの雰囲気を味わうことになり、カナダのビクトリアでのロングステイの生活がよみがえってきた。

ザグレブでは、10年ぶりにクロアチア人の友人と再会したが、その間、奥さんが肺の移植手術を受けていたり、当時同居していたお嬢さん(クロアチアの乗馬競技の元チャンピオン)が結婚していて、子供ができていたり、10年一昔というがいろいろなことが起こるものだと時代の流れを感じた。この家族とは、約30年前フランクフルト駐在時代に同じマンションの住人で、子供が同じ年頃であったので、当時から親しくつきあっていた。ユーゴスラビアの内戦で一時音信不通となっていたが、インターネットの名前検索で本人を捜し出し、交流が復活したものである。ザグレブ訪問は4回目であるが、当時を思い出しながら、久し振りにぶらぶらと街を散策して回った。

ザグレブで2泊した後、15日にクロアチア航空のプロペラ機で世界遺産の街であるスプリットに移動した。スプリットは初めてであるが、お気に入りのBS日テレの「大人のヨーロッパ街歩き」という番組を見て、訪問を決めたものである。番組で紹介されたところを巡ったり、同じレストランに行って同じメニューを注文したり、まさに旅番組の実体験となった。スプリットはローマ皇帝ディオクレティアヌス(245~316年)の宮殿がそのまま旧市街になったという珍しい起源を持つ街であり、世界遺産にも登録されている魅力ある都市である。16日は1日かけて1700年前にタイムトリップすることになった. また、17日には船で近くのトゥロギールというやはり世界遺産の街にも日帰りで出かけたが、美しいアドリア海のクルージングもなかなかのものであった.

宿泊先は先に述べたようにロングステイ型のアパートであったので、TV番組の謳い文句通り、そこで生活するように旅をすることを実践している感じであった。アパートの隣がスーパーとパン屋さんで、歩いて数秒のところだったので、大変便利であった。特に朝食のパンは、早朝に出来立てのパンを買いに行って食べたので、最高であった。日本ではとてもできない環境であり、ロングステイでもしたい衝動にかられたほどである。最終日にはテレビ番組同様、アパートから7-8分歩いたところにあるマルヤンの丘から旧市街を眺め、世界遺産の街を目に焼きつけて別れを惜しんだ。

18日には、スプリットからロンドン(ガトウィック空港)までイージージェットというイギリスの格安LCCを利用したが、LCCだけあって値段も安く、航空旅行も快適そのものであった。約2時間半ちょっとの飛行時間であるが、航空運賃は、座席指定と受託手荷物の特別料金を追加しても、一人当たり6500円位であるのでまさに驚きである。追加料金がなければ4300円位であった。 イージージェットは、今までに6-7回搭乗経験があるが、便数も多く、まさに便利で値段も安く、機内も綺麗で快適な航空旅行ができるので、お気に入りのエアラインである。

ロンドンではガトウィック空港からヒースロー空港にバスで移動し、妻を羽田行のJAL便に見送った後、自分はアイルランド航空で最後の訪問地、北アイルランドにあるベルファストに向かい、ひとり旅が再開した。ベルファストへの旅行は最後に追加したので、十分な下調べができておらず、空港からB&Bまでの移動手段についても不安を持っていたが、何と救いの女神が目の前に現れた。チェックインの時に、係員に到着後のことを質問したが、何と横にいた女性がそれを耳にして、着いたら自分の車があるから、宿泊場所まで送ってあげるという申し出を受けた。機内での着席場所も離れていたので、その後会話することもなく、半信半疑であったが、到着時点で彼女から声をかけてくれて、結果的には彼女の車で送ってもらった。一度、カザフスタンのアルマティ到着時に機内で隣に座った女性と話がはずみ到着時ホテルまで彼女の車で送ってもらったことがあるが、今回はチェックイン時にすれ違っただけの関係であるので、まさに驚きの展開である。 よほどみすぼらしく見えたのだろうか?旅先でのやたらな親切には警戒せよという常識があるが、このような親切な人もいるのかと驚きと戸惑いを感じた。 車の中で話を聞くと若いビジスネスウーマンのような女性であったが、子供が3人いるという。今回はロンドンに仕事で出張し、その帰りのようであった。日本には一度行ったことがあるとも言っていた、車には最新鋭のカーナビが付いていて、住所の登録だけで道も間違えずに、宿泊先まで送り届けてくれた。 こんな経験をしたことがある人はまずいないのでは? 

写真は、スプリットの街
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ザルツブルクの街歩き三昧

2017年05月19日 15時25分58秒 | 旅行
5月9日にサウンド・オブ・ミュージックの日本語ツアーに入ったが、参加者も少なく、英語ツアーと違って映画に特化しておらず、ちょっと期待はずれであった。このツアーでは、マリアと子供達がボート遊びでひっくり返ってしまう大きな池のあるシーンが撮られたレオポルズクローン宮殿を池の反対側から見たり、「16 going on 17」を歌ったガラスの家(今はヘルブルン宮殿に移築)や結婚式をあげたモントゼーにある教会を訪ねたりしたが、2回目ということもあってか、値段に見合った印象はなく、映画にこだわる人は英語ツアーに入ったほうがいいかも。英語ツアーは、それ専用のバスでミュージカル音楽を聴きながらロケ地を回るそうである。連日大型バスが満席になるほど人気があり、ミュージカルへのこだわりは、日本人よりアメリカ人の方がはるかに強いようである。

10日は24時間のザルツブルクカードを使って、1日中街の散策と観光名所を歩き回った. たった28ユーロで24時間の間、乗り物が乗り放題で、また、ほとんどの博物館が無料で入場できるというのだからすごい。すべてはとても時間的に無理であったが、博物館は4つ、それにモーツアルトの生家、城塞へのケーブルカー、城塞のガイドツアー、祝祭劇場(サウンド・オブ・ミュージックの最後で音楽コンテストが行われたところ)のガイトツアー等で歩き回り、最後に生家から移り住んだモーツアルトの住居を見ようとしたが、 残念ながら特別な催しがあるとのことで、辿り着いた時間には通常より早くクローズされていて入れず。 時間がまだあったので、急遽、船のクルーズツアーに入り、45分の船旅を楽しんだ。行きそびれたモーツアルトの住居は24時間以内の権利を使い、翌日の朝一番に見学したが、モーツアルトの音楽が流れる日本語音声ガイドとともに、使っていた本物の楽器等も見ることもでき、大変よかった。ザルツブルクカードは、全部で120ユーロ分くらい使ったので、その費用対効果は抜群であった。

映画がらみでは、舞台となっているノンベルク修道院(マリアはそこの修道女という設定)界隈にも足を運んだ。修道院の中は公開されていないので、付属の教会のみ見学。また、音楽祭の後、家族がナチに追われて逃げ込んだ墓地であるザンクト・ピーター寺院の墓地にも行った。実際の撮影はこの墓地をモデルにしたセットをスタジオに作り、そこで行ったとのことである。この教会には、カタコンベがあり、入口にはナンネル(モーツアルトの姉)のお墓もある。映画のシーンに出てくるレジデンツ広場の噴水(「自信を持って」のシーンに登場)や馬の洗い池(ピクニックに行く途中に通った)やモーツアルト小橋(マリアと子供達が歌を歌いながら渡った)あたりもしっかり押さえ、ミラベル庭園のシーンを含め、映画の世界は完全に実体験できたといえる。この3日間はしっかり歩き回ったこともあって、万歩計の歩数も9日も21000歩、10日は29000歩を超えていた。よく歩き続けたものだと自分ながら感心した。

写真は、レオポルズクローン宮殿の池
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憧れのザルツブルク入り

2017年05月09日 06時33分19秒 | 旅行
5月8日にイスタンブール経由でついにオーストリアのザルツブルクに足を踏み入れた。30年振りであるが、前回は両親を連れていたので、あまり細かいところまで鮮明に覚えていない。サウンド・オブ・ミュージックへの思い入れが強く、ロケ地を巡るツアーに入って感動したことが印象的で、いつかはもう一度と思っていたことを今回実現させたものである。

しっかりともう一度見て回りたいと思い、今回は3泊し、9日はサウンド・オブ・ミュージックの舞台を訪ねる日本語ツアーに入り、10日は市内の見どころ巡りとツアーでカバーできなかったロケ地を補足したいと考えている。市内観光は「ザルツブルク・カード」を購入し、博物館や観光スポットをできるだけ多く見て回ろうと意気込んでいる。

到着した8日は、あいにく雨模様で寒々としていたが、街の雰囲気をつかもうとして、街の散策に出かけた。ホテルからミラベル庭園まで10分程度ゆっくり歩いて行ったが、街の新緑が新鮮でみずみずしく、空気も綺麗な気がする。1年で一番いい季節である。庭園に入ると、それはもうサウンド・オブ・ミュージックの世界に一気に引き込まれる。子供達とドレミの歌を歌いながら、ペガサス噴水の回りを歩き、 バラのトンネルを走り、公園の入口の石像のところで踊り、最後に「ドレミの階段」と呼ばれる階段をステップして踊るシーンが鮮明によみがえる。今日の庭園も花壇が美しく、映画のシーンそのままで、まさに感動的である。

庭園の後、旧市街の方まで足を運び、モーツアルトの生家や映画のシーンにも出てくるモーツアルト小橋、レジデンツ広場の噴水あたりを散策し、10日の観光の下準備というかオリエンテーションを兼ねた。街を散策していて気になったことは、もちろん欧米人らしき観光客は多いが、アジア系の観光客としては、ほとんどが中国人と韓国人であったことに愕然とする思いであった。日本人もほんの少し見かけたが、自分の印象としては、中国人45% 韓国人45% 日本人5% その他5%。ザルツブルクといえば、モーツアルトとサウンド・オブ・ミュージックの世界だから、アジアでは日本人が圧倒的だと思い込んでいたので、大変ショックであった。日本人の海外留学も減っていると聞くし、今や日本人の海外志向は間違いなく減退している印象である。

夕食は、モーツアルトの生家の近くにあった”Café Mozart“という洒落たお店があったので、定番のウィーナー・シュニッツェル(豚のカツレツ)を食した。このメニューは、今回の旅行で一度は食べようと計画していたので、日本からトンカツソースを持参してきて、美味しく食べさせてもらった。日本のトンカツにそっくりなので、トンカツソースがあったら、日本人にとっては最高に美味なメニューとなる。また、旬の白アスパラガス料理のメニューを掲げているレストランが何軒かあったので、ドイツに行く前にフライングして、白アスパラガスを口にしようかと思っている。ドイツではこの時期にしか食べられないので、フランクフルトでアスパラガス三昧を計画しているが、オーストリアも同じ状況にあるようで、この時期だけのアスパラガス専用メニューに誘惑されそうである。

ザルツブルクの街並みの美しさに引き込まれていたので、散策しても全く疲れは感じていなかったが、万歩計の数字が24,000 歩を超えていたのにビックリした。明日は、サウンド・オブ・ミュージックの舞台を訪ねるツアーに入るので、この日記も映画を見ながら書いている。映画のシーンを焼き付けていると感動の度合いも増すと思い込んでいるので、ツアーにはDVDを持参し、その場で映画のシーンも同時に見ようかと考えているが、どうなるか。。。30年前は英語ツアーでアメリカ人が大勢いてあまりいい印象がなかったので、今回は日本人だけで、説明もしっかり聞くことにしたい。

写真はミラベル庭園にあるバラのトンネル
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コソヴォの世界遺産の修道院をはしご

2017年05月07日 23時46分37秒 | 旅行
コソヴォの世界遺産は一つだけだが、4つの修道院が登録されている。それぞれ首都プリシュティナ郊外(タクシーで15分位)、ペヤ、デチャニ、プリズレンという街に点在している。ペヤとプリズレンはプリシュテイナからバスで2時間弱のところ、デチャニはペヤからさらにバスで30分行ったところにある。

昨日(5月5日)には、プリズレンまで2時間バスに乗って出かけたが、世界遺産の修道院は修復中のためか、中に入ることができなかった。6日は、リベンジと思い、点在する3つの世界遺産を一日で駆け巡る計画を立てた。シャワールーム騒動で出発が当初より遅れて朝9時すぎになってしまったので、まさに時間との勝負であった。

ホテルからバスターミナルまでタクシーで15分位、そこからペヤまで路線バスで約2時間弱。バスの時刻表はネットで少し調べていたが、実際は本数が少なく、出たとこ勝負の感があった。11時20分頃ペヤに着いたが、観光案内所に立ち寄ろうと街を歩き始めたものの、土曜のためオフィスはクローズ。バスターミナルからタクシーで行けば15分位のところにその修道院はあるが、乗りそびれたため、約1時間歩き続け、12時20分頃やっと辿り着いた。

修道院はNATOの平和維持軍が警備しており、入口でパスポートを預けるシテムであった。修道院は13世紀のものであるが、中は撮影禁止。帰りも歩くとなったら、時間のロスで大変と思っていたが、運よくタクシーをつかまえることができた。ターミナルに戻り、そこからデチャニ行のバスに乗り換えた。たまたま着いてすぐに出発するバスがあり、13時10分頃にはデチャニに到着していた。降りてすぐタクシーをつかまえ、片道15分はかかるが、向こうでの待ち時間料金も含め、8ユーロで交渉成立。

デチャニの修道院もパスポ-トを入口で預け、タクシーを待たせて10分ほど見学したが、残念ながらやはり内部は撮影禁止。見学後、タクシーに乗ったところまで戻って、そこでペヤに戻るバスを待った。本数が少ないので、すぐには無理かなと思ったが、3分も待ったら運よくバスが来た。そんなわけで14時50分にはペヤのバスターミナルに戻ることができた。これまたラッキーにも、5分も待たずにプリシュティナ行のバスに滑り込むことができた。 時刻表によると1時間45分位かかることになっていたが、これまたラッキーにも1時間ちょっとで、16時すぎにはプリシュティナに戻ることができた。

郊外の修道院のオープンの時間が17時までとなっていたので今回の強行スケジュールではとても無理かなとも思ったが、何と16時20分頃には最後の修道院に辿り着いていた。バスの乗継時間がスムースにいったおかげであり、本当にラッキーであったといえる。

これでコソヴォの世界遺産の4つの修道院すべて見学することができた。たった2泊であったことを考えるとよく見で回れたものと自分ながら感心する。どの修道院も内部のフレスコ画は保存状態もよく、まさに眼を見張るほどの素晴らしさであった。NATO軍が厳重に警備しているのもうなずけるが、写真撮影ができないのが残念であった。コソヴォに行ったことのある日本人はまだ極めて少ないと思うが、是非一度コソヴォにも足を運ばれることをお奨めする。

写真は、3つの世界遺産の一つであるペヤ総主教修道院
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最新のシャワールームに困惑

2017年05月07日 06時12分20秒 | 旅行
コソヴォの首都プリシュティナで1泊朝食付きで44ユーロという中級クラスのホテルに泊まったが、最近リノベーションしたようで、外装から客室まですべてが新しくて綺麗であった。部屋には最新鋭のシャワールームが付いていて、使い方が分からず悪戦苦闘する羽目になった.。

シャワールームといっても、足元にはちょっとしたバスタブが付いていて、狭いけど十分浸かることもできる。正面には液晶パネルが付いていて、コンピュータシステムでいろいろな機能があるようである。シャワーはもちろん、マッサージのお湯も背中にあたるように出てくる。座ってシャワーを浴びることもできるし、サウナとしても使えるようで、温風やスチームも出てくる。

また、操作説明書がないため、液晶パネルのボタンをいろいろいじって実験してみたが、他にも機能があると思われる。今まで単なるシャワールームしか使ったことがないため、ごく普通に使っていたら、お湯がバスタブから溢れ出たのか、ドアの間から隙間から漏れたのかわからないが、いつのまにか外の床が水浸しになっていた。慌ててホテルのスタッフを呼ぶ始末になったが、最新鋭すぎて凡人には、「豚に真珠」というか、あまり役に立たない結果となった。

少し調べてみたら、どうもスチームシャワーといって、最近はホテルや家庭でも取り付けているところが増えているようである。初めての経験で床を水浸しにしてしまったが、クレームをつけたわけではないのに、翌朝ホテルスタッフからスイートルームに無料でアップグレードする旨申し出があった。まさに、「瓢箪から駒」というか、たった44ユーロで申し訳ないと思いながら、ソファセットも置いてある広いスイートの部屋に移ることになった。そこにももっと大きなマッサージ付のスチームシャワールームが装備されてあった。スタッフの話では、このホテルでは、全室にスチームシャワーがセットされているとのことであった。使ったことがある人はいますか?

写真は、シングルの部屋にあったシャワールーム
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ヨーロッパ最後の聖地、コソヴォに足を踏み入れる

2017年05月07日 05時07分55秒 | 旅行
ヨーロッパで一番新しい国、コソヴォについに足を踏み入れ、ヨーロッパ53ヶ国(国と地域)の完全制覇を達成した。あくまでオリンピックや国際陸連に加盟している国と地域を自分の基準としているものであるが、それなりに感慨深いものがある。世界中では、コソヴォが101ヶ国目となったが、我々が想像するよりはるかに街中は平和で治安も悪くない印象で、コソヴォ紛争なる言葉だけで我々が勝手に危ないと誤解しているようである。

イスタンブール経由で首都のプリシュティーナに早朝に着いたが、今回はホテルに空港での出迎えを依頼していたので、極めて楽でスムーズなホテル入りであった。個人旅行をしていると最初の難関が見知らぬ空港に降り立ち、現地の通貨を用意し、いかにスムーズにタクシーまたは公共交通機関を利用するかである、重たい荷物を持っているので、タクシーが楽であるが、見知らぬ土地のため、ぼられる可能性も大きい。特に夜間は治安上の不安もある。バス等の公共交通機関はその正確な情報(乗り場、降り場所、経路、切符の買い方等)を事前に得るのがむずかしい。今回のようにホテルに出迎えが頼めたら、タクシーほど高くなく、ぼられることもなく安心してホテルに行けるので、今後は利用したい。

早朝に着いたこともあって、ホテルスタッフの薦めで、予定になかったが、オスマン朝時代の建物が数多く残るプリズレンという南の街に行くことにした。バスで約2時間かかった(4ユーロ)が、ゆっくりと街の見学ができた。街中を散策したり、城塞にも上ったりしたが、世界遺産に登録された教会はクローズされていて入ることができなかった。明日は予定通り、ペヤ総主教修道院とヴィソキ・デチャニ修道院(ともにバスで約2時間のところにある)とグラチャニツァ修道院(タクシーで20分位)という3つの世界遺産の修道院を見学予定。


写真はプリズレンの旧市街

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サウンド・オブ・ミュージックのロケ地を訪ねる旅

2017年05月04日 09時04分48秒 | 旅行

オーストリアのザルツブルク再訪にあたって、久しぶりにサウンド・オブ・ミュージックのDVDを見たが、何度見ても飽きることなく、ストーリーの素晴らしさ、歌われている音楽(曲も歌詞も)の素晴らしさ、それに英語のセリフの素晴らしさに新鮮な感動が甦ってくる。実話に基づいているというが、感動的で本当によくできているミュージカル映画だと思う。英語の勉強としても最適な教材であるといえる。

映画の中で歌われている曲はどれも素敵でつい口ずさんで出てくる。ドレミの歌をはじめ、My favorite Things や I Have Confidence. や Edelweiss 等あげればきりがない。中でも一番好きなのは、Sixteen Going on Seventeen である。歌詞も最高でほぼ全文暗記している。留学したビクトリア大学の英語講座で、各自が選ぶ歌によるリスニングの教材として、自分自身この曲を選んだほどである。

一番気に入っている歌詞は、「君はempty page で、そこに僕が書き加えていく。君はまだ16才だけど、僕はもう17才だから、I’ll take care of you. それに対し、自分が何をしていいか教えてくれるあなたに対し、I’ll depend on you.   何とも簡単な言葉だけど、ピッタリはまる。
 
30年前に初めてザルツブルクに行き、サウンド・オブ・ミュージックのロケ地を訪ねる英語のツアーに入ったが、感動的であったので、今回は、日本語ツアーに入って、感動をもう一度という思いである。ロケ地を訪ねていると映画のシーンが蘇ってくるほど感動的である。すべてを網羅することは無理であるが、できるだけ多くのロケ地を訪ねてみたい。

16 going on 17 の曲: https://www.youtube.com/watch?v=hwK_WOXjfc0 

そういえば、上のYouTubeにも出てくる白いガラスの家にも行ってきます。

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