浪漫飛行への誘(いざな)い

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健康寿命に思う

2018年03月18日 09時09分46秒 | 人生
3月9日、厚生労働省から最新の健康寿命が発表された。男性が72.14歳、女性が74.79歳であった。健康寿命とは介護を受けたり寝たきりになったりせず、健康な生活を送れる期間を示す指標で、3年毎に算出しているという。3年前が男性71.19歳、女性74.21歳であったから、若干延びているが、想像以上に低い数字である。

最新の日本人の平均寿命は、男性80.98歳、女性87.14歳であるので、その較差は男性が8.84歳、女性12.35歳である。要するに、平均寿命との差の期間は、長生きはしているが、健康な日常生活を送ることはできないということを示している。自分の場合、もうあと2年しか残っていないことを意味している。

一般論として長生きしたいとは思うが、寝たきりや健康生活が送れない状況で長い間生きていても家族や周りの人に迷惑をかけるだけであり、寝たきりで平均寿命の80.98歳まで生きるよりは、健康生活を送って72.14歳でぽっくり逝くほうがいい。

AKB48の「365日の紙飛行機」という歌にも、「人生は紙飛行機 願いを乗せて飛んで行くよ 風の中を力の限り ただ進むだけ その距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか それが一番大切なんだ さあ心のままに365日」とあり、勇気つけられる。

また、石原裕次郎の「わが人生に悔いなし」という歌にも、「鏡に映る わが顔に グラスをあげて 乾杯を たった一つの 星をたよりに はるばる遠くへ 来たもんだ 長かろうと 短かろうと わが人生に悔いはない」とあり、自分の人生の応援歌になっている。

日本人の平均寿命が延びてきているといっても、我々が見るべきは、健康寿命の数字であり、想像以上に短いといえる。それを考えると定年が65歳とすると定年後の自由人生活は7年しかなく、寂しい限りである。周りにも70すぎても仕事をしている人がいるが、可哀そうに思える。いざ、これからと思った頃には、寿命が尽きるのである。自分の場合は、60から自由人生活に入っているが、あっという間の10年であり、50代でリタイアできていればよかったのにとさえ思える。

もうこの時に及んでは、あと2年しかないではなく、あと2年もあるとのポジティブ思考で毎日の生活を大切にしていきたいと考えている。まさに、竹内まりやの「人生の扉」の心境である。

「。。。信じられない速さで時が過ぎ去ると知ってしまったら、どんな小さなことも覚えていたいと心が言ったよ。。。満開の桜や色づく山の紅葉をこの先何度見ることになるだろう ひとつひとつ人生の扉を開けては感じるその重さ ひとりひとり愛する人たちのために、生きてゆきたいよ。。。」

365日の紙飛行機」   https://www.youtube.com/watch?v=UO6FY4kJ4Y4

わが人生の悔いなし」  https://www.youtube.com/watch?v=K_-7aMAdFXI

人生の扉」  https://www.youtube.com/watch?v=LozxA_hC1RU
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岩谷時子物語

2018年03月10日 14時22分54秒 | TV番組
最近、テレビ朝日12時半からの帯ドラマ「越路吹雪物語」を毎日欠かさず見ている。見られない時はビデオで録画するほどだが、越路吹雪の熱烈なファンでもない。この連続ドラマに引き込まれる理由は、知っている有名人が実名でいっぱい出てきて、その時代に青春プレイバックできるからである。前作の「トットちゃん」の時も、特に黒柳徹子のファンでもないが、横山道代とか向田邦子とか渥美清とか野際陽子とか森繁久弥とか知っている人が次から次にドラマに出てくるので、引き込まれるようによく見ていた。

今の越路吹雪物語も、どちらかというと脇役の岩谷時子の魅力に引かれて見続けているともいえる。彼女が越路吹雪のマネージャーを生涯務めていたこともこのドラマを見て初めて知ったほどであるが、作詞家、訳詩家としてあれほど有名なのに、その地味で、奥ゆかしい生き様にどんどん引かれていく。このドラマも自分にとっては、「岩谷時子物語」として映っているのである。演じている役者(市毛良枝他)も本物の岩谷さんに雰囲気がそっくりでいっそう親しみがわく。

越路吹雪のヒット曲「愛の賛歌」「サン・トワ・マミー」「ラストダンスは私に」等の訳詞も岩谷時子だし、作詞家としての作品も有名なで親しみのあるものがいっぱいで魅力あふれる才能である。常に控えめで、物静かな雰囲気がドラマを通じてもよくわかるが、作詞家として作品は魅力あふれるものばかりである。有名な作品は多すぎてカバーできないが、いくつかリストしてみると、

・「ふりむかないで」「恋のバカンス」「ウナ・セラ・ディ東京」  ザ・ピーナッツ
・「夜明けのうた」  岸洋子
・「これが青春だ」「貴様と俺」  布施明
・「逢いたくて逢いたくて」  園まり
・「君といつまでも」「お嫁において」「夜空の星」「旅人よ」  加山雄三
・「恋の季節」 ピンキーとキラーズ
・「ほんきかしら」  島倉千代子
・「ベッドで煙草を吸わないで」 沢たまき
・「男の子女の子」  郷ひろみ
・「アテンション・プリーズ」 ザ・バーズ

彼女は、作詞家としての才能を開花させて、超有名な作詞家となったが、出しゃばったり、偉ぶったりすることがないことは、生涯、越路吹雪のマネージャーを本職として名乗っていたことからもよくわかる。ドラマでは、越路吹雪の歌声やその生き様も魅力あるが、個人的には岩谷時子の生き様に感動しながら、毎日テレビを見ている。見ている時は、自然と青春がプレイバックし、元気が出てくるから不思議なものである。

YouTubeは、「ふりむかないで」 ザ・ピ-ナッツ
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旅行者向け美術館見学ガイドブックが欲しい

2018年03月08日 18時43分05秒 | 旅行
1円ホテルで宿泊した翌日、天気さえよければスカイツりーの展望台に上る計画を立てていたが、残念ながら太陽は出ていたものの、周りには雲がかかって視界があまりよくないことが判明したので、急遽変更して、上野のブリューゲル展を見に行った。当初国立博物館で行われている「仁和寺と御室派みほとけ」展に行こうと思ったが、平日にもかかわらず、長蛇の列で約1時間待ちということで、午後の予定があったので、残念ながら諦め、ブリューゲル展に変更したものである。ここでも65才以上は割引料金1000円で入ることができた。

急遽決めたため事前学習不足の感があったが、絵画を鑑賞しながら、美術館や博物館での鑑賞について今までも感じていた思いが強くもたげてきた。それは、旅行先でいろいろな美術館や博物館を見学する機会も多いが、旅行中なので、十分な時間を割くことが困難で、自分なりに見学の時間設定をすることが多い。旅行ガイドブックを手に、そこで有名な作品を見ることになるが、どの作品が有名で必見なのかをガイドブックだけでは把握することが難しい。美術館や博物館にもパンフレット(日本語版はまずない)が用意されていることが多いが、展示物の数の多さからすべてをじっくり見る時間はまずないのである。

有名な作品を的確に紹介しているガイドブックもあるが、それがどこに展示されているかを速やかに見つけるのにいつも苦労する。時間が十分にない時は、作品の写真を係員に見せてピンポイントで見ることもよくある。自分が欲しいガイドブックは下記のようなものである。

1 その美術館・博物館で、最も有名なものを順位付けし、展示場所を明記している

2 有名作品の解説を日本語で素人にもわかりやすく的確に明記している

3 見学時間を15分コース、30分コース、45分コース、1時間コース、1時間30分、2時間コース等に分類し、それぞれにどの作品を見たらいいかを明記している

旅行者は限られた時間しかないし、駆け足でもその美術館・博物館で絶対見逃せない作品はきちんと押さえておきたい。優先順位は付けにくいかも知れないが、専門家ではないので、一般的に有名で価値ある作品を時間に合わせて、漏れなくすべて見たい。そのため、どうしても時間別鑑賞ガイドブックのような情報が欲しいのである。

今回のブリューゲル展でも展示作品がたくさんあるので、有名とされているものはきちんと見たいが、それを知るのはなかなか難しかった。今までもこのような思いを数限りなく経験している。このような時間別鑑賞ガイドブックなるものがあったら、是非とも手に入れたいが、見たことがない。誰かがこのようなガイドブックや情報サイトを作ったらベストセラーになること間違いないのでないかと思う。世界にはものすごい数の美術館と博物館があるので、すべてをカバーするのは無理だと思うが、旅行ガイドブックに載っているような美術館・博物館について、有料でもいいからインターネットで日本語検索できるようなものがあれば是非利用したい。すでにあるなら是非紹介してほしいものである。こんな風に感じている人はいませんか?
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1円ホテルが病みつきになりそう

2018年03月07日 21時47分17秒 | 旅行
今回、誕生日に合わせて、スカイツリーの目の前にあるホテルに1円で宿泊した。以前にこのチェーンホテルには何回か宿泊したことがあったので、この1円サービスについてはよく知っていたが、今回この資格を得て、初体験となった。

1円サービスとは、70歳以上で誕生日その日については1円で宿泊できるというものである。シングルのみであるが、セミダブルベッドなので、二人で泊まるのも添い寝であればOKとのことである。部屋の窓からスカイツリーが丸見えという絶好のロケーションにあり、実際に利用してみて、全く問題ないどころか、ホテルも綺麗で、極めて快適に過ごすことができた。

このホテルチェーンは全国展開なので、うまくいけば、地方への旅行にも十分使える。もともと宿泊費が格安なので、連泊しても格安料金がさらに半額となるのだから利用しない手はない。

ホテルの宿泊料金の割引サービスは、このホテルチェーンだけでなく、探せば誕生日割引を設けているホテルも少なくない。当日だけでなく、前後数日なら割り引くとか、宿泊者の年齢割引を実施しているホテルもある。

今はホテルが代わってしまったが、お台場にあったホテル日航東京では、年齢割引をやっていた。実際、20年位前に、当時80歳の父親の誕生日祝いとして、この年齢割引を利用し、1室を80%割引で利用したことがあった。二人で泊まっても割引が適用されるので、ものすごくお得感があった。ホテルの人に訊いたら、100歳の方が泊まる場合は、無料になるとのことであった。年を取ることにはいいこともあるものだと自分なりに言い聞かせている今日この頃である。


写真は、部屋から撮ったスカイツリー
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70年史の整理でボーイスカウトを思い出す

2018年03月06日 22時46分00秒 | 人生
本日、ついに古希を迎えたが、目下、70年史の写真スライドショーを作成中である。70年という歳月は振り返ると短かいようでも、いろいろな出来事があり、写真の整理はなかなか大変な作業である。すでに自分史年表を整理しているので、そこからどの写真を選ぶのか、また、どんな音楽を付けるのかがポイントでもあり、楽しみでもある。音楽の選択はなかなか難しいが、人生がらみでは「想い出がいっぱい(H2O)」「青春の影(チューリップ)」「人生の扉(竹内まりや)」「わが人生に悔いなし(石原裕次郎)」「365日の紙飛行機(AKB48)」あたり、旅行がらみでは「80日間世界一周」仕事がらみでは「翼をください(赤い鳥)」「浪漫飛行(米米CLUB)」、最初の勤務地札幌がらみでは、「恋の町札幌(石原裕次郎)」、海外駐在ドイツがらみでは、「ローレライ(ドイツ民謡)」、カナダ留学がらみでは、「カナダからの手紙(平尾・畑中)」、感謝の気持ちからは「ありがとう(いきものがかり)」なども候補になる。人生の各シーンに合わせて、できるだけ多くの音楽を取り入れたいと考えている。

70年史の作業を始めて、小学高学年~中学時代のボーイスカウトの活動が急に思い出されてきた。たった5年ちょっとの経験であるが、今振り返るといろいろな貴重な経験をすることができた。物の考え方として身に付いているのが、「そなえよつねに」、英語では “Be prepared”である。これは自分のモットーとして今でも心がけているが、すべての点でつい準備しすぎる感もある。

毎日曜日に集会があったが、楽しみだったのはハイキングや野外キャンプであった。長野県とかのキャンプ場に行って、自分たちでテントを張り、トイレを作り、かまどを作り、薪を集め、飯盒でご飯を炊き、料理も作る。食後は皆でキャンプファイヤーを囲み、歌を歌ったり、寸劇をやったりする。手旗信号もすべて覚えたし、縄を使って、結び方を覚えたり、縄回しをやったりしたのをよく覚えている。今の若い人はそういう経験をする場がほとんどないのが可哀そうである。

キャンプ経験がいっぱいあるので、今でも料理は好きだし、レパートリーもそこそこある。キャベツの千切りなども得意だし、包丁さばきは人並以上かも。鶏の頭を切断したこともあるし、川の水を使ってご飯を炊いたり、零下15度位の厳しい環境でテント生活したり、夜間ハイキングで迷い、民家に泊めてもらったり、いろいろな貴重な経験をすることができた。ジャンボリーという全国的なキャンプ大会も毎年あって、天皇陛下も訪れていたと記憶する。

中学2年の時には、沖縄で特別なジャンボリーがあり、参加する機会を得たことはラッキーであった。復帰前だったので、身分証明書を取って、晴海から那覇までの2日間の船旅を経験した。那覇では、沖縄のスカウトメンバーの家にホームステイする機会も得た。その家族とは今でもおつきあいが続いている。当時、沖縄の通貨はドルで、車も右側通行、まさにアメリカの占領地といった印象であった。外国ではないが、日本を離れた初めての経験であったので、インパクトも強かった。今でも米軍の敷地で立ち入れないホワイトビーチというところがキャンプ地で、そこでは生まれて初めてコーラやセブンアップを口にして、感激したことを覚えている。当時は、まだ、日本には出回っていなかったのではないかと思う。とにかく、自分の人生の中で、ボーイスカウトでのいろいろな経験も忘れらないものとなっている。
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「働き方改革」に思う

2018年03月04日 22時01分23秒 | 政治
今、国会で働き方改革の一環として、裁量労働制の是非が議論されているが、その問題点については、国会論戦を通じ、マスコミでもいろいろ取り上げられているので、そこに任せるとして、個人的な思いを述べてみると。。。

時間外労働の現実は深刻で裁量労働制の導入なんかで解決されるようなものではないと思う。昔からの持論であるが、時間外労働の多いスタッフの上司についてはマイナス評価という人事考課と結びつけるべきと考えている。スタッフの時間外労働が多いのは、上司のマネジメント能力のなさを意味すると解釈する。時間外労働が多いなら、仕事の進め方を改善するとか人手不足なら増員を勝ち取るとか、それが上司の手腕、能力である。その関係性が明示されていれば、スタッフには時間外労働をしないように強く指導することになるし、それが解決できない上司には人事考課上、マイナス評価をすべきである。

時間外労働の多さは上司の責任であると明確にすれば、間違いなく時間外労働は減るし、裁量労働制など必要ないと考える。日本の人事考課制度の欠陥が大きな要因の一つではないかと考える。ドイツの人事考課では、スタッフの評価について、本人が同意しなければ有効にならないが、日本では、上司の一方的評価がまかり通っている。また、部下が上司を評価する制度も効果的である。

時間外労働が常態化している日本では、年次有給休暇の取得率も他国に比べると極めて低いと思われる。ドイツでは、有給休暇を取得しない社員がいる場合、その日数に応じ、会社は国に罰金を払わなければならないという制度がある。従って、職場あげて有給休暇の取得に努めるとともに、上司は部下に対し、年休取得を強く要請することになる。この制度は極めて有効で日本でも採用すべきである。

時間外労働の多さも同じで、人事考課制度と絡めればかなり問題が解決するのではないかと感じている。
スタッフの時間外労働の多さはスタッフのプラス評価とするが、その分上司のマイナス評価とすれば、上司は部下に対し、おちおち時間外労働など命じられないはずである。絶対に、「働らかせ方改革」にならないようにウォッチする必要がある。
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