なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ミゾソバ(タデ科・イヌタデ属)一年草

2021-10-29 13:16:14 | 草花
 子どもの頃、あちこちでよく見かけたミゾソバです。金平糖などと呼んでいました。
名前のとおり、溝や水辺で今でも咲いています。田んぼの用水路は、最近では草が生えなくて綺麗になっていますので、ミゾソバも見かけなくなりました。
 この写真は曾根沼の水辺で撮ったものです。
茎は地を這って広がり、上部では立ち上がります。葉は卵状矛型で「うしのひたい」などともよばれます。
 花は、枝の先に頭状に集まってつき、次々と開花していきます。
タデ科ですので、花弁のように見えているのは萼です。花柄には腺毛があり、茎や葉には、棘があります。























セイタカアワダチソウ(キク科・アキノキリンソウ属)多年草

2021-10-26 10:27:28 | 草花
 数十年前までは、何処にでも嫌と言う程繁茂していたセイタカアワダチソウですが、
近年は少なくなってきたように思います。それでも、荒神山の山裾や、愛知川などには、
ところどころに群生しているのを見かけます。
 セイタカアワダチソウは、茎の先に大きな円錐花序を出し、直径6mmぐらいの
頭花を上向きに多数つけます。一つの頭花には、数個の筒状花があり、その周りを
舌状花が取り囲んでいます。
 筒状花からは、合着した雄しべが伸び、花粉を出します。次いでその中から、雌しべが
伸び始め、柱頭が2裂します。このような花の様子は、他のキク科の花とも似ていますね。

 
 この花を撮った後で、ふと見ると、キチョウがいました。まさに交尾中のようでした。
つかまっているものをよく見ると、さなぎの抜け殻のようでした。キチョウの雌は、羽化
した途端に、この雌を狙っていた雄と交尾するのですね!




























フジバカマ・ホトトギス

2021-10-19 14:35:22 | 草花
 長いこと出かけられずにいて、裏の畑に花を探しに行きました。10月14日に
フジバカマとホトトギスが今を盛りと咲いているのを撮ってきました。
 どちらも何年も前に植えたものですが、野草のような強さがあり、年々株を殖やしては、成育しています。
 コロナも下火になってきましたので、そろそろ出かけたいのですが、体調が
すっきりせず、気力が戻ってきません。

























ハキダメギク(キク科・コゴメギク属)一年草

2021-09-05 11:16:58 | 草花
名前はちょっと気の毒な感じのハキダメギクです。
畑の雑草でいっぱい生えていました。葉は2分岐を繰り返して、かなり大きく
伸びていきます。そこら中を覆ってきますので、草取りをしなければなりません。
 花径は5mmほどで、周りに白い舌状花が5個程度並び、内側に黄色い筒状花が多数ついています。
 花の落ちた後の冠毛が羽状に裂けて、これも綺麗です。
花柄には腺毛が、葉にも白毛が密生しています。
 よく似たコゴメギクは、舌状花がもっと小さいので見分けられます。























キツネノカミソリ(ヒガンバナ科・ヒガンバナ属)多年草

2021-07-09 13:55:12 | 草花
 庭の隅っこで、今年もキツネノカミソリが咲きました。
春先に芽を出して、繁っていた葉は、既に枯れてしまっていました。7月に花芽が出てきたかと
思うと、すくすく伸びてきて、すぐに花を開きます。
 茎丈は、40cm余り、茎先に放射状に開いた花は4個です。花被片はそれぞれ6枚。雄しべ
6個、雌しべ1個は、花被片より長く突き出して、上向きに反り返っています。
 花の色は橙色で、秋に咲く真紅のヒガンバナ程の華やかさは、ありません。
 1個の花の長さは、10cmぐらいで、花序全体で直径20cmぐらいです。花の大きさも
ヒガンバナよりは小ぶりで優しい感じです。
 ヒガンバナには、種が出来ませんが、このキツネノカミソリには、果実や種が出来ます。