なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ショウジョウバカマ(ユリ科・ショウジョウバカマ属)多年草

2015-03-31 16:50:26 | 草花
 昨日、栗東自然観察の森へショウジョウバカマに会いに行ってきました。
よく日の当たる所や、森陰になっている所など、生育環境によって、花の色は淡紅色、紫色、白色など、いろいろでした。
根生葉は、大きく、5~20cmの倒披針形で、ロゼット状に広がっています。
すらりと伸びた茎の先端に長いシベの小花が、総状花序なって、集まってついています。


































 

オランダミミナグサ(ナデシコ科・ミミナグサ属)越年草

2015-03-29 19:31:10 | 草花
 近頃、道端でも畑でも、何処にでもはびこっている雑草のオランダミミナグサですが、1900年代の初めに渡来した
ヨーロッパ原産の外来種(帰化植物)だそうです。
茎、葉、萼全てに腺毛、軟毛が多く、いくらか粘ったような感じです。名前の由来でもあるねずみの耳に似た丸い葉が
対生していて可愛いです。在来種のミミナグサより花柄が短いので、茎の先にたくさんの小花が集まったように見えます。
この花は、暖かく、日光が充分に当たらないと、開いてきませんので、開いたところを見る事が少ないです。
一つの花序の中でも、1~3個しか開きません。





















コハコベ(ナデシコ科・ハコベ属)越年層・多年草

2015-03-24 13:35:51 | 草花
 ハコベの小さな花をはっきりとわかるように撮りたいと、前から思っていましたが、日光がしっかり射さないと、ぱっと
開いてくれませんので、なかなかチャンスに恵まれませんでした。
先日、キュウリグサを撮影していた時に、近くにハコベが咲いていましたので、やっと撮ることが出来ました。
雄しべが、花粉を出している様子が、何とかおわかりでしょうか・・?何だか同じような写真になってしまいました。
花弁は10枚のように見えますが、2深裂したものが5枚です。雌しべの柱頭は、3裂していました。雄しべは、5~6本の
ようでした。このハコベは、茎が赤紫色で、花弁と花弁の間が少しあいているので、コハコベではないかと思いました。
























キュウリグサ(ムラサキ科・キュウリグサ属)越年層

2015-03-23 13:30:50 | 草花
 オオイヌフグリの群生していた用水べりにオオイヌフグリよりずっと小さい2mmぐらいの青い花をたくさんつけた草の株を
見つけました。よく見ると、これは、キュウリグサでした。特徴的なサソリ型の花序がくるりと巻いています。
まだ、花茎もあまり伸びておらず、咲き始めたばかりのようです。それでも、花の落ちた後には、早くも実を結んでいます。
ナズナや、タネツケバナと同じく、どんどん上に咲き上がっていく後から、下のほうでは、次々と実を結んでいきます。
葉の両面にも、萼にもたくさんの伏毛が生えています。ワスレナグサに似て、花弁は5枚で、花の中心は、黄色です。
よく似たハナイバナの花は、中心が白なので、見分けが出来ます。



































スギナ(シダ植物門・トクサ科・トクサ属)

2015-03-22 10:27:46 | 草花
 田んぼの用水路べりの斜面にツクシが群生している所が何カ所かありました。
スギナは春にツクシ(土筆)と呼ばれる胞子茎を出し、胞子を放出します。薄茶色で、「袴(はかま)」と呼ばれる輪状の葉が
茎を取り巻いています。
畑に蔓延り出すと、どうにも始末の悪い雑草です。ツクシは、地下茎でスギナと繋がっていて、4月中頃になると、ツクシは
枯れて、何処にも見られなくなり、スギナの繁みが広がります。