なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

タネツケバナ(アブラナ科・タネツケバナ属)越年草

2018-04-12 14:48:59 | 草花
 早くから田んぼの畦道などで咲いていたタネツケバナ・・田んぼは、耕され、周りも綺麗に整地されて
もうあまり見られなくなりました。
 この前、家の北側の裏に行きましたら、たくさんのタネツケバナが生えていて、びっくりしました。
暖かくなり、日当たりの悪い所でも、草がよく伸びてきています。
 タネツケバナは、アブラナ科の花で、花は白色、花弁は4枚です。雄しべは、6個ありました。果実は
2cmぐらいの棒状で、やや上を向いています。葉は、1回羽状複葉で、7~10個の小葉があり、
頂小葉はやや大きいです。
 果実がやや開いてついていること、根生葉が見られないことから、この花は、ミチタネツケバナでは
ないと思いました。































ロボウクモマグサ(ユキノシタ科・ユキノシタ属)一年草

2018-04-10 19:38:14 | 草花
 新しい帰化植物で、彦根市などに広がっているというロボウクモマグサ・・。
昨年、初めて、舗装道路脇で見つけた草花です。今年も咲いているかな・・と、昨年見つけた所へ行って
みました。すると、今年は早くから暖かくなったせいか、もう花は終わり近くで、種を実らせた実が
大きくなっていました。
 草丈は、10cmほどで、根生葉や、茎につく葉は、3~5中裂しています。葉や茎に腺毛が多いです。
苔の上などに生えていて、下部の葉や茎は、赤い色をしています。少し離れて見ると、群生している所は
一面が赤く見えます。































ムシクサ(オオバコ科・クワガタソウ属)一年草

2018-04-07 14:51:48 | 草花
 外の水道の蛇口近くにムシクサが生えています。ムシクサは湿地を好むとか・・。
草丈は10cm余りのひょろっとした草です。花も小さく、花冠は2~3mm、深く4裂しています。
2個の雄しべと雌しべ1個があります。萼は葉状で、長さ4mmぐらい、花より大きく先が尖って
います。若い果実は、ハート型に膨らみ、タチイヌノフグリと似ています。
 中部の葉は対生し、少し鋸歯がありますが、上部の葉は、狭披針形で互生しています。




















ムラサキケマン(ケシ科・キケマン属)越年草

2018-04-06 19:31:18 | 草花
 庭の雑草に混じって伸びていたムラサキケマンが花をつけました。
花は、茎の上部に総状につき、花の先の方が濃い紅紫色をしています。花弁は、4個で、外側の花弁は
上下に開き、上の花弁の後ろが袋状になっています。この中に蜜腺があるということです。
内側の花弁2個は、先端が合着して開いていません。この中に2個の雄しべと雌しべ1個があります。
 では、どうやって受粉するのでしょうか?蜂など昆虫が、蜜に誘われてこの花弁の中に入ろうと
すると、途端に雄しべと雌しべが飛び出してくる・・と、説明されているものを読みましたが、よく
わかりません。自家受粉するものも多いとか・・。
 熟した実に触れると、弾け飛んで、鞘がまるまるのが面白いです。






























ミツマタ(ジンチョウゲ科・ミツマタ属)落葉低木

2018-04-03 15:30:43 | 樹木
 ハナノキを見た後で、百済寺へ寄って、ミツマタの花を撮ってきました。
百済寺には、たくさんのミツマタの木が生えています。ミツマタは和紙の原料として知られていますが、
特に紙幣は、ミツマタを原料に作られているとのことです。
 枝が三つ叉に分かれて伸びることから、この名がついています。枝先の円い頭状花序には、小さな花が
30~50個もついています。花は、両性で、花弁はなく、萼が目立っています。
萼筒の長さは、1~1.5cmほどあり、先端で4裂しています。萼片の内側は鮮黄色、外面には、白い
絹毛が密生しています。雄しべは、4個が口部から覗いていますが、内側にも4個あって、合計8個と
いうことです。雌しべも内側にあります。