なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

マツ(マツ科・マツ属)常緑針葉樹

2020-04-25 14:44:28 | 樹木
 庭のマツの木に、今年も新芽がつくつくと伸びて花がつき、枝を揺らすと、花粉がぱあっと
煙のように散ります。
 新芽の基部にたくさんついているのが雄花です。つくしの頭のようで、花粉を出した後は、
白っぽく見えます。雄花のついた新芽は、あまり伸びていないように見えます。雄性先熟と
いうことでしょうか。
 長く伸びた新芽の先端についている小さな赤いものが雌花です。マツは風媒花で、受粉を
終えると、1年半もかかってマツボックリになるそうです。


































ノミノフスマ(ナデシコ科・ハコベ属)越年草

2020-04-22 11:20:17 | 草花
 麦の伸びた田んぼの縁で、ハコベによく似た小さな白い花が集まって咲いているのを
見つけました。
 ハコベよりは、枝分かれした茎が立ち上がっています。葉の形がハコベのように丸くなくて、
細長い小さな葉が対生しています。
 ノミノフスマという草なのだろうとわかりました。花弁は10枚のように見えますが、5枚の
花弁のそれぞれが2深裂しています。また、花弁は萼片より長く伸びて開いています。
 田んぼのような湿地が好きな草のようです。
























スズメノエンドウ(マメ科・ソラマメ属)つる性越年草

2020-04-20 16:18:40 | 草花
 田んぼ道の用水路沿いに、柔らかそうな細い葉の草が群生していました。白い小さな花が
たくさんついていましたが、開いているのか、閉じているのかよくわかりませんでした。
 後日カメラを持って、同じ場所に行き、これがスズメノエンドウらしいと、気がつきました。
花は、葉腋から出た柄の先に4個程ずつ集まってついています。一個の花の大きさは3~4mm
ぐらいでした。マメ科に共通する蝶形花で、旗弁、翼弁、舟弁から出来ていることも観察
出来ました。
 果実は、2個ずつ、やや短い莢に出来るそうですが、まだ見られませんでした。






























ロボウクモマグサ(ユキノシタ科・ユキノシタ属)一年草

2020-04-18 16:20:00 | 草花
 2017年に初めて見つけたこの草、近年この辺りで発見されたロボウクモマグサという
新帰化植物だと教えてもらいました。
 あれから4年・・毎年気をつけて見ていましたが、今頃になると、道路の端っこの隙間に
並んで生えている 赤い小さい草が見られます。草丈6~7cmぐらいの小さな草なのに、
毎年種を落として苔の中から生えてくる、草の生命力に健気さを感じます。
 茎も葉も赤いので、小さくてもよく目立ちます。他の草が伸びてくる夏には、姿を消して
苔の中で種が生きているのですね・・。





























カキドオシ(シソ科・カキドオシ属)多年草

2020-04-11 16:50:57 | 草花
 庭の垣根を通り抜けて入ってくるから「カキドオシ」なんだよ・・と、教えて貰ったこの草、
よく茎を伸ばして、広がってきます。
 愛知川の河川敷、木立の下に群生して咲いていました。やや湿った場所が好きなようです。
葉は対生し、葉柄が長くて丸い葉をつけ、鈍い鋸歯があります。
 葉腋に薄紫色の唇形花を1~3個ずつつけます。下唇は3裂し、中央裂片が大きく前に突き
出して、濃紫色の斑紋があります。奥の方に白い毛が生えています。側裂片は小さいです。
上唇は、浅く2裂しています。
 花の中を覗いてみました。上唇の内側に雄しべが長いのと短いのと2個ずつ4個あり、雌しべ
の柱頭は、2裂していました。
 葉にも茎にもたくさん毛が生えています。薬草ですが、食用にもなるということです。