ムギセンノウ（ナデシコ科・ムギセンノウ属）越年草 別名ムギナデシコ・アグロステンマ

　昨秋、親戚から戴いたムギセンノウの苗・・暖かくなって、どんどん高く伸び、１ｍ程にもなり
ました。
上部の方で枝分かれし、それぞれ先端に直径５ｃｍくらいのピンクの５弁花を開きました。
花弁には、独特の点線のような斑紋があります。
開花後、１０個の雄しべが、開きながら伸びてきて、葯を開き、花粉を出します。その後、柱頭が
５裂した雌しべが開いて伸びてきます。蜜を出すのか、いろんな昆虫が寄ってきていました。
葉は、麦のような細い線形で、対生しています。
種子には、有毒物質サポニンを含むということです。

キチジョウソウ（キジカクシ科・キチジョウソウ属）常緑多年草

　キチジョウソウの花が咲きました。
山林に自生することもあるそうですが、これは、2年前お隣さんの庭に植えてあったものを戴きました。
鉢に植えて、やっと２本だけ花茎が伸びてきました。
吉祥草の名のとおり、何かいいことあるかなあ・・。

リュウキュウアサガオ（ヒルガオ科・サツマイモ属）多年草

　リュウキュウアサガオは、沖縄県に自生するアサガオの仲間だそうです。
わが家では、連れ合いが育てた　リュウキュウアサガオのグリーンカーテンが、ほぼ満開を迎えました。
もう数年前に親戚から小さな苗を一株だけ貰ったのですが、それを毎年挿芽して、冬は屋内に入れ、
殖やしてきました。
　このアサガオは、花柄の先に何個も蕾をつけ、次々と花を開きます。種は出来ません。
成長が速く、よく茂るので、グリーンカーテンにむいているということです。

イチハツ（アヤメ科・イチハツ属）多年草

　イチハツは、アヤメ類で一番先に咲くので、「一初（イチハツ）」という名がついている
ということです。室町時代に中国から渡来し、観賞用として栽培されてきたそうです。
　３０～５０ｃｍの花茎が立ち、分枝して、２・３個の花をつけます。３個の外花被片に
基部から中央にかけてとさか状の突起があるのが特徴です。
多くは、藤紫色の花ですが、花が白色の種は、シロバナイチハツといわれます。
　自宅の庭に咲いているものですが、スギナなど雑草の中に咲いていて、恥ずかしい・・・。

ヤブラン（ユリ科・ヤブラン属）常緑多年草

　台風１６号の接近で、毎日お天気のよくない日が続いています。被害が少ないといいのですが・・・。
家の庭に咲いたヤブランの花を撮ってみました。うちのは、斑入りのヤブランです。
　ヤブランは、日本庭園などによく植えられていて、年中綺麗な葉を楽しむことが出来ます。
夏が過ぎて涼しくなってくると、花穂を伸ばし、淡紫色の花を総状につけて、開いてきます。
小さな花をよく見ると、花披片が３枚ずつ内側と外側に開いていて、ユリ科なんだとわかります。
黒紫色の果実は、つやつやして、綺麗です。