黒い実、赤い実 ヤブニッケイとシロダモ(クスノキ科)常緑高木 2021-11-12 14:22:24 | 草花 愛知川の土手の木立の中に、1.5cm程の黒い実をつけた木と、赤い実をつけた木が近くに生えていました。どちらもクスノキ科のような艶々した葉で、3行脈が目立っています。 調べてみると、黒い実の方はヤブニッケイで、赤い実の方はシロダモのようです。どちらも葉は互生していますが、ヤブニッケイの葉はほぼ等間隔についているのに対してシロダモの葉は、枝の上部に集まってついています。実の形や付き方も、よく見ると、違っていました。
マルバアメリカアサガオ(ヒルガオ科・サツマイモ属)一年草 2021-11-05 13:35:52 | 草花 枯れ草ばかりになった田んぼの縁に、小さなアサガオが一個だけ咲いているのを見つけました。すっかり熟した実もたくさんありました。 何という名前のアサガオかしら・・と、思っていましたが、数日後今度は近くの空き地で同じようなアサガオがたくさん咲いているのを見つけました。 ・ 3cmぐらいの水色の花が咲く ・ 萼片が先端付近で反り返る ・ 萼筒のみならず、萼片にも長めの毛が多くはえている以上のような特徴から、これは、マルバアメリカアサガオという名前のアサガオではないかと思いました。アメリカアサガオは北米からの外来種で、近年田んぼの雑草として殖えているとのことでした。 アサガオの実があった場所で、オナモミの実を見つけました。調べてみると、オナモミとよく似た外来種のオオオナモミというのが、近頃は増えているとのことでした。これは、どちらなのか、よくわかりません。
ヒメムカシヨモギ(キク科・ムカシヨモギ属)越年草 2021-11-04 13:39:47 | 草花 草ばかり生えた田んぼに、所々丈の高い草が生えています。ヒメムカシヨモギのようです。茎の上部に小さな頭花を円錐状にたくさんつけています。一つの頭花は、3mmぐらいで、周りに白い舌状花が取り囲んでいるのが見えます。中央の筒状花は、小さくてよく見えません。この白い舌状花で、よく似たオオアレチノギクと見分けています。 冠毛を開いて種を飛ばしているものもありました。
アキノノゲシ(キク科・アキノノゲシ属)1~越年草 2021-11-02 14:22:06 | 草花 田んぼの縁にアキノノゲシが咲いていました。アキノノゲシの花は、舌状花ばかりからなり、合着した筒状の雄しべが伸びてきて、さらにその中から雌しべが伸び、柱頭が2裂するようです。花後は、総苞の下部が膨らみ、とっくり型になってきます。 既に冠毛を開いて、種を飛ばしているものもあります。 葉は、上部では切れ込みがなく、下部の葉は大きく切れ込んでいます。切れ込みの無い細い葉ばかりの品種を、ホソバアキノノゲシと言って、区別されているそうです。
ミゾソバ(タデ科・イヌタデ属)一年草 2021-10-29 13:16:14 | 草花 子どもの頃、あちこちでよく見かけたミゾソバです。金平糖などと呼んでいました。名前のとおり、溝や水辺で今でも咲いています。田んぼの用水路は、最近では草が生えなくて綺麗になっていますので、ミゾソバも見かけなくなりました。 この写真は曾根沼の水辺で撮ったものです。茎は地を這って広がり、上部では立ち上がります。葉は卵状矛型で「うしのひたい」などともよばれます。 花は、枝の先に頭状に集まってつき、次々と開花していきます。タデ科ですので、花弁のように見えているのは萼です。花柄には腺毛があり、茎や葉には、棘があります。