なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

キヅタ(ウコギ科・キヅタ属)常緑つる性木本 別名フユヅタ

2019-10-21 16:04:55 | 樹木
 曾根沼公園の北側の駐車場付近に、キヅタの絡みついた木が生えていました。
キヅタはたくさんの花をつけ、蜂が寄ってきていました。
花は、3cmぐらいの球形で、散形花序になっています。同じウコギ科のヤツデの花に
似ているなと思いました。雌性期に入ると5個の雄しべや花弁が落ち、雌しべが残って
いるようです。花盤から蜜を出すので、蜂などが集まってきます。
 キヅタは茎からたくさんの気根を出して、他の大きな木や岩石などに絡みつき登って
いきます。この気根は、キヅタの茎を支えるためのもので、ここから水分や栄養分を
吸い上げたりはしないそうです。それに木の頂きの枝葉までは登っていかないので、
絡まれた木が枯れてしまうことはないそうです。
何年も経って、キヅタの茎(幹)は、とっても太くなってるのもありました。








































サンスベリア(スズラン亜科・チトセラン属)多年草

2019-10-19 19:12:57 | 園芸花
 長年窓辺に置いていた鉢植えの観葉植物サンスベリアに、珍しく花が咲いているのを
見つけました。
 葉の間から花茎が伸びてきて、その茎の周りに細長い蕾が何個かずつ集まってついて
います。開花は、夕方から夜にかけて進んできました。細長い花冠が6裂して反り返って
きます。雄しべ雌しべが長く伸びていました。
強い香りがして、小さな花なのに、香りが部屋中に広がりました。
花の基部についた水滴のようなものは、蜜なのだそうです。
咲いた花は、翌日には閉じて萎れ、また別の蕾が伸びてきて、ふくらんでいました。





























 

コバノカモメヅル(ガガイモ科・カモメヅル属)つる性多年草

2019-10-18 16:13:40 | 草花
 沼の水際近く、水に落ちないように設置されているフェンスの向こう側に、
コバノカモメヅルの袋果を初めて発見しました。ここで5年前に初めて花の写真を
撮ってから、実や種の様子が見たいと、毎年見に来ていました。でも、どうしてもこの
袋果を見つけられずにいました。7・8月の花の時期よりかなり遅く袋果を実らせる
ものなのですね。
 出来れば、この袋果が裂けて、種髪を開き、種がとび出す様子を撮影したいものだと
思っていますが、難しいかもしれません。
 ラスト2枚は、5年前の8月31日、初めて見つけた時のコバノカモメヅルの花です。








































木の実 アキニレ・スダジイ・シラカシ

2019-10-17 16:33:12 | 樹木
 曾根沼公園の駐車場の周りには、アキニレの木が何本か植えられていて、大きく育って
います。枝には、まだ緑色の翼果がびっしりとついていました。
この翼果は、木の葉が落ちてしまっても、暫く樹上に留まり、茶色く熟してきます。
小鳥たちが大好きな実で、シジュウカラやベニマシコ、エナガなどが食べにきているのを
よく見かけました。
 シイの実が落ちている頃かな・・と、シイの木の下に行ってみましたが、まだ、あまり
落ちていません。見上げると、実の殻斗が3つに裂け、堅果が顔をのぞかせているところ
でした。もうすぐこの辺りも一面にシイの実が落ち、鳥たちがいっぱいやってきます。
今年に熟したこの実たちは、じつは、昨年に初夏に受粉して出来たものです。シイの実は
開花から実が熟すまでに一年半もかかるのです。
 シラカシの実・・どんぐりもいっぱい出来ていました。実の先端にリング状の盛り上が
りがあるので、これは、アラカシではなく、シラカシの方です。
シラカシの実も鳥や動物たちの大切な食料になります。


















































ヒメジソ(シソ科・イヌコウジュ属)一年草

2019-10-14 16:10:07 | 草花
 沼の水際すぐ近くに、一株だけヒメジソが生えていて、少しばかりの花を咲かせて
いました。撮った時はイヌコウジュだと思っていたのですが、家のPCで写真を大きく
して、よく見ると、どうやらヒメジソのようでした。
 茎の稜には下向きの曲がった短毛があります。花序直下の葉は、それ程丸くなくて
ほかの葉と同形です。葉の鋸歯は、片側6個までぐらいです。
以上の点から、これはイヌコウジュではなく、ヒメジソだと判断しました。
 2016年10月7日のブログに、この曾根沼の別の場所で出会ったヒメジソを掲載した
ことがあります。