大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

早川尾根からアサヨ峰 2008年10月

2010年05月05日 | 南アルプス
一度歩いてみたかった早川尾根に小屋素泊まりで行ってみた。小屋番の夫婦がとても感じが良く、
いろんなサイトの評判通りでとてもアットホームでいいのだが、いかんせん客が少ない。
場所的に非常に不利だし仕方が無いがもう少し多くないと遣り甲斐がなかろう。まあしかし
本当に山の好きな連中しか来ないからこそ二人のもてなしが手厚いのかも。
この山域での数少ない営業小屋経験からの感想では、北沢峠の大平山荘とここがお勧めです。
大平山荘の手作りのカレーライスと冷奴と味噌汁は旨かった。あのM氏が2杯もおかわりしたのには
あきれてしまったが。15年も前に使ったが今でも同じだと思う。
可愛らしい名物お婆ちゃんがいたがまだ元気だろうか。


2008年10月11日-12日(1泊2日 小屋素泊まり)(単独)


1.初日
登山口から早川尾根小屋まで
11:30-14:10広河原峠14:35-15:15

登りだすと結構な斜度があり、ノンビリ、マッタリというか、スローペースでしか登れない。
先行するデカザックの男性も同様のスローなのは当然だろう。日暮れまでに小屋に着けばいいのだから、
まああせる必要は無い。
しかし樹林帯というのは直射日光が射さないのはいいのだが陰気だし単調なのが辛い。
頭を空っぽにして機械のように足を上下させるだけだ。
そうこうしている内に稜線に飛び出した。休み35分とったのに3時間かかってない!
コースタイム大甘でないか。あまり眺めはよくない。
小屋方面へ少し歩いたところに眺めのいい所があった。
小屋に着くとテントが4-5張りあった。案外多い。泊り客は20人もいない。
静かな夜になりそうだ。夕食を作っていると味噌汁を分けてくれた。親切な小屋番だ。
期間外はトイレと水がOKで小屋も開放してくれるらしい。

2.二日目
早川尾根小屋から北沢峠 
5:35-8:50アサヨ峰9:25-10:10栗沢山10:35-11:55


野呂川と富士



栗沢山からの甲斐駒


朝食を外で作っていたら味噌汁をまた持ってきてくれた。感謝!
今日もノンビリ歩きだ。稜線上は北岳やら甲斐駒やら眺めがいい。穴場のコースだぞ。
テントで連泊してボケーとするのにもってこいだぜ。何といっても人がいないのが最高だ!
アサヨ峰からは当然ながら摩利支天を従えた甲斐駒がでかいし、北岳が案外と鋭い。
まあこの風景が静けさとセットのこのコースの売りだ。
栗沢の頭からは目の前の甲斐駒が迫力満点だ。仙水峠へのまるで垂直に落ち込んでいるような
急下降が恐ろしいほどだ。
しかしこんな所は当然ながらジグザグに道を切っているから案外と歩きやすいのだ。
バスの時刻を考慮して栗沢山から降りることにした。降り出したら休憩中のオジン・オバン
グループと遭遇した。もうちょっと小広いところで店を広げろよな。
紅葉は予想通りにあんまり良くない。紅葉が目当てで無いのでどうと言うことも無い。
降りついて色とりどりのテントが埋め尽くすテント場を横目に見て、バス停に着いたら
仙水峠周りでも充分間に合う時間があってガックリ。
あの旨い仙水小屋前の水を汲んでこれたじゃないか。いろんなところの山水を飲んだが
ここほどの旨い水は飲んだことが無い。残念至極。
バスとJRを乗り継いで17:00に八王子に着いた。北アルプスと違ってさすがに早い。

次回は黒戸尾根からの甲斐駒ケ岳










コメント
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