大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

日光白根山 1998年6月

2010年05月15日 | 関東周辺
T氏夫妻との山。
楽な菅沼コースから登った。五色沼避難小屋には他には5組ほどで静かな夜だった。
シラネアオイは鹿に食い荒らされてほぼ壊滅状態という惨状だったのが悲しい。
眺めは尾瀬の燧ケ岳と至仏山、武尊山、平ケ岳、男体山などが大きい。
ダケカンバの新緑が特筆物の山だった。

1998年6月20日-21日(1泊2日、避難小屋泊)(T氏夫妻同行)

1.初日
菅沼登山口から五色沼避難小屋まで

菅沼コースは本当に歩きやすかった。急登もなく、危険な所もなくて一番のお勧めかも。
五色沼からはアルペン的な風景となって面白い。沼もなかなかいい雰囲気。
途中にシラネアオイの保護柵があったが今更無理だろう。まあ他ではいくらでも見られるので
あまり悲観することも無いが、この山の名前が入った花としてはちと寂しいか。
沼を廻って避難小屋に入った。
夜は満天の星で光のグラデーションが素晴らしく、シュラフの中で目を閉じると残像が見える程鮮烈。
人工衛星の飛ぶ(東から西へ)のも見えた。
この夜はW杯で日本がクロアチアに負けたゲームをラジオでやっており、皆でガックリしたのを思い出す。

2.二日目
山頂ピストン後金精峠から菅沼登山口
6:00-7:00山頂-10:30前白根山11:30-14:20

ザレた道を登って山頂を目指したが、荒々しい岩塊が火山らしさを際立たせている。
登りきると岩だらけの広場でその片隅が山頂部だった。
眺めは抜群で、北アルプスの槍ヶ岳や穂高、白馬から鹿島槍も見える。
先々週の浅草岳と隣の守門、荒沢岳も意外と大きく見え、近くの尾瀬の山、日光連山、
武尊山が迫力あり、遠く筑波山や当然ながら富士も頭を雲海の上に出していた。
前白根山からの眺めは眼下に五色沼、目の前に白根山でなかなか絵になる。
五色山を経て金精峠への道は豆桜だらけで、1週間前なら花見ができた。
花はゴゼンタチバナ、イワカガミ、ミツバオーレン、ベニサラサドウダンくらいと少ない。
ダケカンバの新緑が素晴らしく秋の黄葉も見ごたえありそう。
男性的な中に静かな沼をかかえる個性的ないい山だった。
コメント
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