大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

栗駒山の紅葉 2005年10月

2010年05月26日 | 東北
あの大地震で酷いことになった栗駒山の紅葉の記録。
下手をすると地震とドンピシャだった可能性もあったわけだ。
4,5年に一度の紅葉とかでラッキーな山だった。

2005年10月8日-10日(2泊3日、避難小屋)(M氏同行)

山中2泊したのだが、初日と最終日は雨で中日だけが晴れた。
わざわざ遠征するのだからできれば1泊よりも2泊の方が良いに決まっている。
可能な限り複数泊にしてリスクを減らすべし。

2日目(散策)
7:30-8:40栗駒山-10:05虚空蔵山-15:00

朝一番はガスだったが幸いに晴れてきて7:30から歩き出した。
一旦昨日歩いた道を須川方面へ戻り、東栗駒へ向かうつもりが行き過ぎてしまい産沼まで
歩いてしまった。
着いた頂上はといえばマジで”人だらけ”だった。それこそ新宿とまでは行かなくても
ちょっとした地方都市の繁華街など真っ青の人の波で、紅葉どころではない。
2人してさっさと湯浜コースを虚空蔵方面へ逃げた。やっと静かになり、ゆっくりと
周りを見れば素晴らしい紅葉だぜ。涸沢と違って緑の海に紅、黄の島々が混在する東北の
紅葉その物なのだがボリュームがすごいのだ。うーん、東北一というのも本当かも。
その夜の小屋で同宿した仙台からの沢屋が4,5年に一度の良さと言っていた。
虚空蔵の十字路からの登りは草が被りあまり歩いていない。誰もいない頂上でノンビリとランチ。
ヘッドランプ忘れ、ガスの燃料切れと恥ずかしい失敗、おまけに霧で出発がおそくなったりで散策になってしまった。
帰りは御室経由で帰ったが結構辛かった。地獄の頂上と続々と登りが上がってくるいわかがみ平からの
東栗駒コースから避難小屋方面への道に入った途端に人がいなくなるんだから素晴らしい。
何だか手品でも見てるような劇的な変化が面白い。
一年に一度、紅葉の時期に大観光地に変身するというか、この時期だけしか登山の対象にならない
不遇の山なんだろうか。
朝の道に合流した時に確認したら沢から登るのだった。地図を見たら一目瞭然だったのに見落としていた。
宿の笊森避難小屋は新築の綺麗な小屋だ。2日目の夜は産女川を遡行してきた仙台の沢屋達や
東京の女性中心の山岳会の連中とかがいて賑やかだった。
翌日は隣りに陣取っていた水戸からの単独中年に一関まで乗せてもらった。
ただではあんまりなので2人でガソリン代2千円渡した。
一関から平泉まで足を延ばして、金色堂やら義経の遺跡などを見物してから帰った。
行きは夜行バス、帰りは新幹線だった。


コメント
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