大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

雨飾山 1999年 10月

2010年05月21日 | 北アルプス

お馴染みのY氏と知り合った雨飾山の記録。
手帳の記録は味も素っ気も無いので可能な限り思い出してみる。
これ以来ずっと付き合っているのだから山の出会いとは面白い。
今は季節列車となってしまった夜行急行とタクシーで入山した。

1999年10月22日(夜行日帰り)(単独)
7:00-8:30荒菅沢8:50-10:00稜線-10:30山頂11:45-12:30昼食13:00-14:30

木曜の夜行に乗っている。普通は金曜日の夜だろうに、さすが遊び人の面目躍如。
しかしそのお陰でY氏と知り合ったんだからスゴイといえばすごい縁ではある。
まあ多分良く寝てないままに歩き出したのだろうが、うまいことタクシーに4人相乗りできたのは幸運だった。
入り口の休憩舎で充分寝られるのはちゃんとチェックしている。再訪する際の参考にするつもりだったらしい。
道は沢沿いをちょっと歩き枝尾根を乗り越して荒菅沢に下り、
稜線を目指したと思う。沢の中に沢グルミやら柳の大木があった。
この枝尾根の登りでほぼ同じペースで歩く単独行の男性にどこから、何で来たのかと聞くと
八王子、車との返事。こりゃ好都合と、早速帰りの同乗を打診すると快諾してくれた。
道々山の話をしたのだろうが情けないことに全く思い出せない。ダメな脳細胞なり。
荒菅沢からは布団菱が格好良かった。それと雪が削り取った長い溝があちこちにあって変わった景色だった。
稜線への途中でやたら渋滞しているところがあったが、たどり着いてみると2Mも無さそうなちょっとした岩場だったので呆れた。
さすが百名山だけのことはある。笹平も人の波だ。金曜日でこの数なんだから明日はとんでもないだろう。
紅葉は全体にくすんだ色でイマイチだったが、ちと遅かったらしい。
南峰で2人の記念写真をとってもらうが、初対面なのに違和感も無かったらしい。
2人して白馬から槍までの絶景をスケッチしたり、のんびりして下山した。そのスケッチを
見ると、唐松岳の右の不帰キレットの上に剣岳、左にどっしりした五竜岳、双子峰の鹿島槍、爺ケ岳、その先に槍が見えている。中腹を雲海が洗っている。なかなかの眺望だ。
降り着いて無料の共同浴場で汗を流して帰ったのだった。

この翌年に大雪に2人して出かけたのは以前書いたとおりだ。皆さん山の出会いは大事にしましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする