大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

焼石岳 2002年 6月

2010年05月22日 | 東北
会社の同僚2人と2泊3日で遊んだ。
銀名水避難小屋に連泊して花を楽しんだ。
ハクサンイチゲはちょっと遅くて瑞々しさが無かった。
花のタイミングは難しい。

2002年6月28日-30日(2泊3日、避難小屋)(Ka氏、M氏同行)

中沼登山口までタクシーで乗りつけた。こんな時は仲間に感謝。一人だととんでもない。
尿前沢まで歩き、食事して戻った。ここから金名水避難小屋への道があるらしい。
ヒオウギアヤメが結構咲いていた。中沼は余り花が目立たないぱっとしない沼だ。
沼を廻り込んでなんだか水っぽい道を緩やかに登る。
ツブ沼コースの合流点で右に直角に曲がるが、黄色のリュウキンカがやたら目立つ。
大柄で結構綺麗な色をした花で、案外と好きだ。
銀名水避難小屋は新築で快適な小屋だった。Ka氏が有名人が来てるぜと言うので誰かと思ったら
あの石井光造氏だったが、この人はとんでもないチェーンスモーカーだった。
この当時はタバコのみだったが、さすがに呆れてしまったのを思い出す。

二日目はノンビリと散策だ。連泊の最大のメリットだが不思議とあまりやらないのはやっぱり時間を
惜しむ気持ちが強いからだろう。
60過ぎたらこんなノンビリした優雅な山をやった方がいいなあ。
ハクサンイチゲの瑞々しさは無いがいろんな花があって楽しめる。
東焼石岳にはムシトリスミレの肉厚の黄色い花が多かった。
秋田側へ降りた焼石沼にはミヤマキンポウゲの群落があった。
横岳ではミヤマシオガマが目立った。
豪雪の山だけあって残雪が多い。小屋まで雪慣れた地元の人は直接降りているが、我々は
もと来た道を引き返した。
小屋手前はちょっとした雪原状態になっていて、慎重に降りた。
時間がたっぷりあって二人は携帯用の囲碁セットで遊んでいる。
小屋の前には派手なベニバナイチゴがある。くすんだ赤紫の花で背が高い。タカネバラ風だが
ちょっとあだっぽいかな。

つぶ沼コースで下山して水沢江刺へ戻った。あの蝦夷の英雄「アテルイ」の像が鎮座していた。
横暴な大和朝廷に反抗して殺されてしまったが、平和に暮らしているところによそ者が攻めてきたら
反発するのは当然だよな。
噂どおりの花の山だったが、単一種の大群落というのが無かったのが物足りなかった。
ハクサンイチゲやチングルマがそうだったんだろうが残念ながら時期を逸していた。

花の記録

ミズバショウ リュウキンカ ヒオウギアヤメ カラマツソウ シラネアオイ マイヅルソウ 
ミツガシワ ハクサンチドリ コバイケソウ サンカヨウ ショウジョウバカマ ミヤマキンポウゲ
ズダヤクシュ ベニバナイチゴ イワイチョウ ヒナザクラ キスミレ ハクサンイチゲ チングルマ
ミヤマダイコンソウ イワカガミ ホソバイワベンケイ ヨツバシオガマ シナノキンバイ
サラサドウダン ヤマツツジ オオカメノキ タムシバ ミツバツツジ ウラジロヨウラク
ミネザクラ
コメント
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