大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

夜叉神峠から鳳凰三山 2003年9月

2010年05月07日 | 南アルプス
南アルプス縦走の入門編とでも言っていいこのコースを何でこんな時まで残していたんだろうか?
よく分からないが山をやりだしてほぼ10年後とは、ちとノンビリし過ぎだろう。
いろんな奴から聞いた小屋の不評がちょっとは影響してるのかも。
この年の夏は雨が多くて9月に入った最初の土日のこの山行日が初の夏らしい空と暑さだった。
夜叉神から入り、南御室小屋で幕営、ドンドコを青木鉱泉へ降りた。

2003年9月6日-7日(1泊2日 テント泊)(単独)

1.初日
夜叉神峠登山口から南御室小屋まで
9:45-10:55夜叉神峠11:20-11:45昼食12:15-13:30杖立峠-16:00

1994年版のエアリアのコースタイム通りの所要時間だが、相当にスローなペースだったので
コースタイムが大甘だったのだろう。
13K程度の荷だったにもかかわらず休みまくっての歩きだった。
特に杖立峠までの登りが、斜度がゆるい割にはしんどくて苦労させられた。
おそらくシャリバテと思うが、途中でラーメンを食って何とか凌いだ。
基本的には樹林帯の歩きだったが所々で北岳方面が見えたように記憶する。
苺平はあまり明るくない場所だった気がするが、すぐに南御室の小屋だった。
テント場はそう混んでいなくてよかった。
不思議とうるさい団体どもがいなくて静かな夜だった。

2.二日目
南御室小屋から青木鉱泉
4:45-8:10観音岳-9:20鳳凰小屋-15:15

食事は薬師岳とドンドコの途中で食べたが記録していない。
この稜線歩きがこのコースのハイライトだが薬師までが辛かった。おまけに途中で鈴を鳴らして
歩く馬鹿ジジイがいて、思わず「熊なんかいねーだろうが!」と叫んでしまった。
まったくいい加減にしろよな。
しかし噂どおりの素晴らしい景色だぜ。
左手にはあの北岳や間ノ岳、正面には甲斐駒、右手に八つとまあこれ以上は無い
役者が勢ぞろいだ。
それも目の前と言ってもいいくらいの近距離なので迫力があり過ぎるほどだ。
うーん、素晴らしい!!
白砂と巨岩、這い松、それにホウオウシャジンやタカネビランジなどの華麗な花もあるんだから
もう百点満点だ。
あーあ、もっと早く来れば良かったよなー。
地蔵のオベリスクは眺めるだけにして鳳凰小屋からさっさとドンドコへ。
噂ではドンドコは道が荒れているから御座石へ降りろと勧誘するとの話だったが何にも無い。
ちょっと拍子抜けだが、噂が広がりすぎて自粛しだしたのかな。
それともこのクソオヤジには言っても無駄と思ったか。
降り出してすぐの涸れ沢にオオタカネビランジの見事な一株があって見惚れてしまった。
ドンドコは長かったが滝を見ながら歩いたので退屈しなかった。
出てくる滝を全部見たが、ガスの為クリアに見れたのは南精進ケ滝のみだった。
鳳凰の滝は左右から落ち込んでいるが右の方は殆ど見えなかった。
この下りは滝を見る時に身体を冷せるので気持ちがいい。
普通の山屋はいくら勧誘されても御座石へは行こうとは思わないわなあー。
15:00のバスを諦め、涼しい沢でラーメンを食べ、着いたら15:15だった。
あまり大きくない風呂で疲れをとって帰った。規模から見て掛け流しの筈なんだが何か
よく分からなかった。

次はキタダケソウに会いに行った2002年6月の北岳。
コメント
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