日本全国の約50といわれる「ハイヤ」系民謡の源流は、牛深ハイヤ節といわれ、江戸時代、北前船の船乗りたちによって各地の港に伝えられたと言われる。この「津軽あいや節」もその一つで、津軽では鯵ヶ沢や青森、野辺地などで、港の女たちが酒席で盛んに唄っていたという。藍より青い南の海から、凍てつく北の荒海へ、優に2千キロを超える船旅をして辿り着いた唄が歌い継がれていく、何というロマンだろうか。
▼牛深ハイヤ節
♪アイヤアーナー
アイヤ唄が流れる お国の唄が よされジョンガラ それもよいや アイヤ節
♪アイヤアーナー
アイヤ岩に松さえ 生えるじゃないか どうせ添われぬ それもよいや ことはない
アイヤ唄が流れる お国の唄が よされジョンガラ それもよいや アイヤ節
♪アイヤアーナー
アイヤ岩に松さえ 生えるじゃないか どうせ添われぬ それもよいや ことはない
▼牛深ハイヤ節