徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

曼珠沙華咲いてここがわたしの・・・

2012-09-25 19:29:30 | 熊本
 朝目覚めると快晴、今日こそはと菊鹿町矢谷地区の「番所の棚田」へ出かけた。ここは3年前初めて訪れた時に、あまりの美しさに「ここは天国かッ!」と思わず口走ったことを来る度に思い出す。早くも稲刈りをやっていた地元の方の話では、曼珠沙華の満開には3日ほど早かったようだが、澄み切った青空のもと、稲の黄金色と曼珠沙華の真紅の見事なコントラストを時の経つのも忘れて楽しんだ。
 山頭火の句に倣えば、「曼珠沙華咲いてここがわたしのシャングリ・ラ」とでも詠みたいところだ。

   曼珠沙華咲いてここがわたしの寝るところ(種田山頭火)

 昭和7年9月、山口県小郡町(現新山口市)に其中庵(ごちゅうあん)を開いて移り住んだ頃、詠んだ句である。