雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

霞ヶ関の構造改革と『国家戦略局』

2009-09-04 03:52:50 | 政治
三条の国定市長がこんなブログを書かれていた

今回の政権交代で、特に言われているのが、
『官僚主導からの脱却』
『霞が関の構造改革』などである。

国定さんも、樋渡さんも総務省の元官僚なのだが、
世間一般に言われているような、『官僚くささ』など微塵もない。
官僚を悪者のように言ったりするが、
日本で一番優秀だと思われる人材たちが、中央省庁を目指したはずだから、もともと、悪かろうはずはないのである。

長年続いた組織構造の中で、その運営システムの中で、
個人の能力を超えた、『構造、体質の弊害』が起こっているのだと思う。
『自分たちの権益を守る』 行政に限らず民間でも、それをやりたがる。
極端に言えば、企業間のシェア争いもそれによく似ている。



今回の民主党政権の目玉は、『国家戦略局』だろう。
これは『トップダウン構想』である。

これは、日本の民間企業でも、従来の政治行政でも
日本独特の優秀なスタッフがトップを支える『お神輿経営』『官僚主導』が一般的であった。
そのシステム構造からの脱却なのである。

日本で数少ない、『トップダウン企業』スズキ、
『トップダウンはコストダウン』という言葉は確か、スズキの鈴木修さんの言葉で、もう何十年もそれをその通りに実践され揺るがぬ成果を挙げておられる。


『国家戦略局』は個人ではなく組織だが、
そこのトップに座る人の力量と、
こういう組織をめざした『コンセプト』通りの運営が出来るかが成否のキーだろう。

それは、従来のように各省庁の案を持ち寄って、繋ぐのではなくて、
中央が作った『基本コンセプト』に基づいて、
各大臣が、或いは使命を持って送り込まれた大量の議員たちが、各省庁の官僚たちを動かす方向である。
そして、その方向に基づいての具体案を優秀な官僚が作り上げる。
そんな風に、機能すれば間違いなく『コストダウン』にも繋がると思うし、成果も上がるのだろう。

ただ、そんな構造的な問題よりも、『マニフェスト』に盛られた個々の案件が、出来た、出来ないなどの些細な問題に、にマスコミをはじめ一般の興味関心は集まりそうな予感もする。


『官僚主導の政治からの脱却』
『真に末端に目線を置いた政治スタンス』
そして『国家戦略局』、これがどう動くかに注目したい。

動くような気もするのだが? 
そんなところに社会党を入れたりしたら、ダメだろう。
社会党がダメなのではなくて、『妥協』からはあまりいい結果はは生まれないものである。

このトップダウン方式の、本当のトップは誰だろう?
小沢一郎さんかも知れない。それでもいいと思う。
鳩山さんと小沢さん、一体になっていればいい。
大体、トップダウンなど、スタイルはいろいろあるが、本質は『剛腕』でなくては勤まらないのである。


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