雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

記者クラブの解放

2009-09-06 05:05:39 | 政治
大西宏さんの昨日のブログの本題は、田原総一郎の民主党政権への見解に対する反論だったのだが、
これについては確かに、田原さんの言い分はもう一つ低次元で説得力がない。

大西さんの言い分のほうに共感を覚えるのだが。


私の興味を引いたのは、末尾にリンクされた『記者クラブ開放』の記事である。
J castニュース 
DIAMOND omline の二つの記事であった。

特にDIAMOND online の記事の中身は面白かった。
こんなことは、一般の記者クラブに呼ばれている一流紙には、
一切記事は載っていない。

マスコミも明らかに『利権集団』なのである。
自分に都合の悪いことには、口を噤むのである。

その『記者クラブ』を民主党は一般に開放するというのである。
この記事の大筋を以下抜粋して並べてみる。


『 じつは、鳩山政権に対して、筆者の関心はただ一点だけである。
それは、鳩山内閣の発足と同時に、本当に記者会見をすべてのメディアに開放するかどうかに尽きる。換言すれば、明治以来、戦後を含めて官僚システムと一体となって続いてきた記者クラブ制度にメスが入るかどうかという点である。』


『そして、今年の3月ついに小沢一郎民主党代表(前)が、
さらに5月16日には鳩山由紀夫代表が、それぞれの会見の中で首相官邸における記者会見の開放を約束したのだ。

日本のジャーナリズムにとっては「政権交代」以上に歴史的な日になるに違いない。

だが、それほどのイベントであるのに、ほとんどの報道機関が口を閉ざしているのはなぜか。
なにより記者クラブの開放は、それは、新聞・テレビなどの“一流メディア”にとって、その日が「死刑宣告の日」に映っているからに違いない。』


『なぜ、それほどまでに記者クラブが重要なのか? 
それは記者クラブ制度がメディアのみならず、じつは霞ヶ関にとって、極めて都合のよいシステムだからだ。

官僚たちは、記者クラブをコントロールすることによって政治家を使い、自らの利権構造を強固にしてきた。
与党と記者クラブが癒着することで、もっとも甘い汁を吸い続けてきたのは官僚たちである。

政・官・業の既得権益を批判するメディアが、自らの既得権益にしがみついて、その問題から目をそむけてこられたのも、実は霞ヶ関の援助とコントロールがあったからだ』


『民主党は、官僚政治の打破を訴えている。
だが、記者クラブの開放がなければ、官僚政治の終焉もないだろう。それは、記者クラブ制度こそ日本の官僚制の象徴であり、そのものであるからだ。

「政権交代」がなされる今こそ、権力とメディアの関係が健全化する絶好のチャンスだ。
民主主義国家で唯一存在する記者クラブが改革される日が訪れようとしている。』


情報公開は、民主党の確か公約である。
この記事に限らず、『記者クラブ』『記者クラブの弊害』などで、検索してみると面白い。

いろんな意見があるが、記者クラブを守ろう、という意見かほとんど見られない。
どんな形になるのだろうか?
確かに、具体的な運営はいろいろと難しい面はあるのだろう、

もしこんな形になれば、新聞記事が変わるのだろうか?
いずれにせよ興味、関心のある問題である。

にほんブログ村 シニア日記ブログへ最後までお読み頂いて有難うございました。
お手数ですが、ちょっとクリックして頂けますか?






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする