飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

資本主義経済の終焉!!⑥

2008-10-21 22:46:32 | 日本

資本主義経済と言うが。主義とは観念である。
斯くあれば斯くあるべしとの観念である!!

恐慌は、心理的側面から発生する!!
斯くあらざる事態に遭遇すると、信用が破綻する!!
信用しなくなったらお終いの金融資本主義、それが現況の状況である!!


 それは人間が仕組んだシステムだからである。人間が仕組んだものは、人間の恣意によって破綻させることが出来る。自然現象とは、全く違う。仕組むのも破綻させるのも、人間の恣意である。資本主義が、天賦のもののごとく言われているがその根拠は、何らない。


 神の見えざる手は、そこには働かない。働くのは、人間の欲である。欲に制御はない。只、突っ走るだけである。突っ走って突っ走って、頭を打って転ぶか、疲れて歩みを止めるか、それ以外にない。だから、理性に基づいた規制が不可欠である。それを、新自由主義経済とか何とか言って、欲の為すがままに放任することが現今の事態を招いた。それは陰謀である。


 誰が考えてもおかしい金融市場放任が、理性ある経済専門家が賛美してきたのは異常である。それは振り返ると、1990年代初頭から始まった。そして、実体経済を度外視して、あれよあれという間に、拡大肥大化して、実に実体経済の10倍ではない、100倍のマネーを生み出し、動かす怪物となった。欲が欲を招き、無制限の欲望を駆り立てた結果である。それが、崩れていくのである。それは当然だ。当然の結果だ。夢が幻想が破れたに過ぎない。


 普通、如何に人間が欲深い業の者とは言え、そのままで幻想を描くことは少ない。幻想を描くにはそれなりの誘導が必要である。その誘導が、ある意味では、物質文明をここまで引き上げたとも言えるので、全てを否定する者ではないが、無限の幻想はあり得ない。それが恐慌である。無限の成長、無限の発展は物質において有り得るであろうか。物質とは限定された物を言う。地球も質量においては限定されたモノである。


 それをうすうす感じながら、否定することを怖れて、無限の幻想を追った。自分を忘れ、家族を忘れ、友を忘れ、同胞を忘れて、国家も忘れ、只、莫大に不必要とも思えるマネーを追った。そして、崩壊する。当然の帰結である。


 今、ドバイには、あの砂漠のドバイには、リゾートと称して、1000メートルのバベルの塔が立つ。まさしくバベルの塔だ。あのクソ熱い砂漠に誰がリゾートだ。ラスベガスの国際版だ。これが、金融資本主義の到達点だ。日本のこの住みよい理想の土地を離れて、只、節税のためにモナコに行く自称金持ちもいる。それなら、最初からモナコに生まれていればいいだけの話ではないか。


 幻想である。観念の幻想である。観念の目覚めを促すために世界恐慌が顕れたとするなら、なんと喜ばしいことではなかろうか。


短期金融市場崩壊!恐慌!米国
http://jp.youtube.com/watch?v=qa0gscc8VjQ
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【転載開始】ドルと米国債の暴落が近い
http://www.net-g.com/photon/reset.html

昨日、米国政府が今回の金融危機対策に必要な金額を公表しました。それによると総額256兆円にも膨れ上がることがわかったのです。

内訳は
・金融機関への直接の資本注入に71兆円
・連邦預金保険公社142兆円(破綻した銀行への保険金支払い いまのところ120の 銀行の経営悪化が懸念されている)
・当座預金など無利子の銀行口座の全額保証(約41兆~51兆円)

このほかに
・倒産寸前のAIGへの公的資金 9兆円
・JPモルガンがメルリリンチを救済したときの公的資金 2兆円
・住宅供給公社(フレディマック、ファニィメイ)への公的資金 20兆円
 ……などがすでに投入されている

今の段階でも300兆円近い公的資金が投入されることになっていますが、おそらくこれだけでは決して済まないと思われます。ちなみにヨーロッパ全体でも約200兆円もの公的資金の投入が決定しています。というのは、サブプライムローン問題の発端となった住宅価格の下落が専門家の意見では2010年3月頃まで続くとみられるからです。住宅価格の下落が続けば続くほど金融機関の経営は悪化、最終的には米国の地方銀行約6000が経営破たんすると指摘されています。

 これから全世界で米国債をはじめ欧米各国の国債がマーケットで販売されますが、全体で日本のGDPに匹敵する500兆円もの国債が金融機関や各国政府でこれから吸収出来るのか、大いに疑問のあるところです。

おそらく13日から14日にかけての世界的な株の爆上げは、各国政府や金融シンジケートが企んだ株の「最終的な売り場」であったと思われます。
この間に株を処分できた人は安堵し、株の爆上げに乗じて新たに株を購入した人は結局はカードのババをつかまされたと同じことだと思います。【転載終了】