飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

不思議な少年!! その68

2009-12-26 13:44:03 | 物語

イエス、ヨルダン川でヨハネに逢う


 

 ヨハネはエリヤの再来と言われている。


 先駆者として、イエスの真理を説く地ならしとして、先遣された偉大な魂である。そして、それはいよいよ大きな収穫を得ようとしている。しかし、真理の道は険しい。只、与えられるものではないからである。自ら気づき、啓くものである。

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<ハトぽっぽ、思わずパチリ①:記事に無関係>  

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ハトぽっぽ、思わずパチリ②:記事に無関係



 大多数は、イエスを王として、外見上の支配者としてみているが、そうではない。キリストとは内面の王のことであって、心の王国を意味する。イエスがキリストであれば、誰でもキリストの王国を心に打ち立てることが出来る。キリストとは愛である。


 その王国の確立を携えて、イエスは登場した。よく言われる『再臨のイエス』を期待する向きがあるが、これとて同じである。ヨハネの先駆的行為によって、多くの人々をすなどり、結集したが、大半は、支配者としてのキリストを期待した。盲目的他力本願である。


 その意味で、『再臨のイエス』は、根も葉もない虚構の空想であって、実現することはない。実現するとすれば、『再臨のイエス』自作自演詐欺しかないことが、善く聖書を読めば理解できる。昔も今も、そして、未来も希(こいねが)い、確立すべきは心の王国であって、やがて、チリになる現世の栄華ではない。その意味で、どんな陰謀術策もこの原理から成就する事はないのである。

 

 

イエス、ヨルダン川でヨハネに逢う。初めて民衆にキリスト者の話をする。その話。弟子たちと共にベタニヤに行く。



 翌朝、イエスは再び渡場の近くでヨハネと一緒になった。ヨハネが勧めたので、彼は立って語った、


 「あなたがたイスラエルの人々よ、聞け、御国は近い。見よ、時代の大きな鍵の番人があなたがたのなかに居る。彼はエリヤの霊を持って来た。見よ、彼は鍵をまわした。大きな門が広く開いた。望む者はすべて王にまみゆることが出来る。

 これら女、子供、男の群集を見よ。彼らは街路に溢れ、外庭に集まっている。われさきに王にまみえんと競っている。

 見よ、監視者が来て呼ぶ、『誰でも望む者ははいるがよい』と。しかし中にはいる者は、まず悪念邪想を一掃しなけれぱならぬ。低き自我を満足させようとの願いに打ち勝たねばならぬ。迷える者を救うためには、自分の生命を捨てねばならぬ。

 あなたがたが王国の門に近づけば近づくほど、場所は広くなるが、群集は去ってしまった。もし人々が肉の想いと情念と欲望とをもって王国に来ることが出来るなら、みんなを入れる余地はあるまい。

 しかし彼らは狭き門から入ることが出来ないから去ってしまう。少数の者だけが入って来て王にまみえろだけである。

 見よ、ヨハネは人々をすなどるすばらしい漁師である。彼は大きな網を人間の海に投げ入れ、これを引きあげれば、獲物は一杯だ。しかし何と雑多な獲物だろう、蟹、蝦、鮫、爬虫類のなかに、目ぼしい魚類は少しここかしこにあるばかり。

 見よ、数干の人々が山の野人の言葉を聞きに来る。彼らは群れをなして来て、澄みきった川の流れに身を洗って、おのが罪を告白する。しかし翌朝となれば、彼らは再び悪の巣窟に入って、ヨハネを罵り、神を呪い、王に無礼な言葉をあびせかける。

 しかし心の清き者は幸福である。彼らは王にまみえるだろうから。

 また心の強き者は幸福である。彼らは風のまにまに動かされないから。しかし心なき軽薄な者は、食欲を満たそうと、韮(にら)や肉欲の野菜を求めて、再びエジプト国に戻って行ったが、心の清き者は王を見出した。

 また、信仰弱く肉の姿に退ぎないような者でも、いつかは再び戻って来て、王にまみえんと喜んで来るであろう。

 ああ、イスラエルの人々よ、この予言者の言うところに耳を傾け、意志は強く心は清く、油断なく人々を助けるがよい。御国は近くにある。」


 イエスはかく言ってそこを去り、六人の弟子たちと共にベタニヤに行き、数日問ラザロと一緒であった。

   
 

【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】  

            

  第十四部 イエスのキリスト者たる奉仕-準備期



第六十七章  イエス、ヨルダン川でヨハネに逢う。初めて民衆にキリスト者の話をする。その話。弟子たちと共にベタニヤに行く。


1)翌朝、イエスは再び渡場の近くでヨハネと一緒になった。ヨハネが勧めたので、彼は立って語った、

2)「あなたがたイスラエルの人々よ、聞け、御国は近い。

3)見よ、時代の大きな鍵の番人があなたがたのなかに居る。彼はエリヤの霊を持って来た。

4)見よ、彼は鍵をまわした。大きな門が広く開いた。望む者はすべて王にまみゆることが出来る。

5)これら女、子供、男の群集を見よ。彼らは街路に溢れ、外庭に集まっている。われさきに王にまみえんと競っている。

6)見よ、監視者が来て呼ぶ、『誰でも望む者ははいるがよい』と。しかし中にはいる者は、まず悪念邪想を一掃しなけれぱならぬ。

7)低き自我を満足させようとの願いに打ち勝たねばならぬ。迷える者を救うためには、自分の生命を捨てねばならぬ。

8)あなたがたが王国の門に近づけば近づくほど、場所は広くなるが、群集は去ってしまった。
9)もし人々が肉の想いと情念と欲望とをもって王国に来ることが出来るなら、みんなを入れる余地はあるまい。

10)しかし彼らは狭き門から入ることが出来ないから去ってしまう。少数の者だけが入って来て王にまみえろだけである。

11)見よ、ヨハネは人々をすなどるすばらしい漁師である。彼は大きな網を人間の海に投げ入れ、これを引きあげれば、獲物は一杯だ。

12)しかし何と雑多な獲物だろう、蟹、蝦、鮫、爬虫類のなかに、目ぼしい魚類は少しここかしこにあるばかり。

13)見よ、数干の人々が山の野人の言葉を聞きに来る。彼らは群れをなして来て、澄みきった川の流れに身を洗って、おのが罪を告白する。

14)しかし翌朝となれば、彼らは再び悪の巣窟に入って、ヨハネを罵り、神を呪い、王に無礼な言葉をあびせかける。

15)しかし心の清き者は幸福である。彼らは王にまみえるだろうから。

16)また心の強き者は幸福である。彼らは風のまにまに動かされないから。

17)しかし心なき軽薄な者は、食欲を満たそうと、韮(にら)や肉欲の野菜を求めて、再びエジプト国に戻って行ったが、心の清き者は王を見出した。

18)また、信仰弱く肉の姿に退ぎないような者でも、いつかは再ぴ戻って来て、王にまみえんと喜んで来るであろう。

19)ああ、イスラエルの人々よ、この予言者の言うところに耳を傾け、意志は強く心は清く、油断なく人々を助けるがよい。御国は近くにある。

20)イエスはかく言ってそこを去り、六人の弟子たちと共にベタニヤに行き、数日問ラザロと一緒であった。


【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  

SECTION XIV<o:p></o:p>

NUN<o:p></o:p>

The Christine Ministry of Jesus ? Introductory Epoch<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

CHAPTER 67<o:p></o:p>

Jesus visits John at the Jordan. Delivers his first Christine address to the people.
The address. He goes with his disciples to Bethany.
<o:p></o:p>

NOW, on the morrow Jesus came again and stood with John beside the ford; and John prevailed on him to speak, and standing forth he said.
2) You men of Israel, Hear! The kingdom is at hand.
3) Behold the great key-keeper of the age stands in your midst; and with the spirit of Elijah he has come.
4) Behold, for he has turned the key; the mighty gates fly wide and all who will may greet the king.
5) Behold these multitudes of women, children, men! they throng the avenues, they crowd the outer courts; each seems to be intent to be the first to meet the king.
6) Behold, the censor comes and calls, Whoever will may come; but he who comes must will to prune himself of every evil thought;
7) Must overcome desire to gratify the lower self; must give his life to save the lost.
8) The nearer to the kingdom gate you come, more spacious is the room; the multitudes have gone.
9) If men could come unto the kingdom with their carnal thoughts, their passions and desires, there scarcely would be room for all.
10) But when they cannot take these through the narrow gate they turn away; the few are ready to go in and see the king.
11) Behold, John is a mighty fisher, fishing for the souls of men. He throws his great net out into the sea of human life; he draws it in and it is full.
12) But what a medley catch! a catch of crabs, and lobsters, sharks and creeping things, with now and then a fish of better kind.
13) Behold the thousands come to hear the Wild Man of the hills; they come in crowds that he may wash them in the crystal flood, and with their lips they do confess their sins.
14) But when the morrow comes we find them in their haunts of vice again, reviling John, and cursing God, and heaping insults on the king.
15) But blessed are the pure in heart, for they shall see the king.
16) And blessed are the strong in heart, for they shall not be cast about by every wind that blows;
17) But while the fickle and the thoughtless have gone back to Egypt land for leeks and carnal herbs to satisfy their appetites, the pure in heart have found the king.
18) But even those whose faith is weak, and who are naught but carnal manifests, will some day come again, and enter in with joy to see the king.
19) O men of Israel, take heed to what this prophet has to say! Be strong in mind; be pure in heart; be vigilant in helpfulness; the kingdom is at hand.
20) When Jesus had thus said he went his way, and with his six disciples came to Bethany; and they abode with Lazarus many days.

【続く】


Israel Soldier _Palestine Girl(イスラエル兵士とパレスチナ少女)

2009-12-26 11:22:57 | 動画

多くを語る必要のない一コマ
理不尽な争い、
その中で翻弄される人間性
兵士も、少女も同一線上の過酷極まる青春


 取材陣が韓国クルーだろうか? それが一層、現実感を際だたせている。


 

 おそらく、兵士も少女も個人的に憎しみがあろう筈がない。歴史に翻弄されているに過ぎない。歴史に?と言うと、余りに虚しい戦争屋の企みに翻弄されている。パレスチナ問題は、故意に創られた対立の構造だ。その奥の院にイルミナティーがいる。


 

 しかし、末端には殺し殺される究極の憎しみが創成される。インティフィーダの抵抗、それに発砲するイスラエル兵士、身を張ってそれを阻止しようとするあどけないパレスチナ少女。何れも若き無垢の魂の持ち主であろう。見えないバリヤーが相克している。


 

 世が世なら、時が時なら、互いの魂の出会いが麗しく、清いものであったであろうに憎しみの中の対峙とは? イスラエルとパレスチナは、意図的に創られた対立である。


 

【転載開始】

イスラエルの最高裁判所の建物に見る
フリーメーソン・イルミナティの勝利宣言

シスコ・ホイーラー著「Behold a White Horse」より

 日本での、同書の出版を願っているのだが、本紙の読者には、少しずつ抜粋してお送りしようと思う。特に今回はイスラエルに建設された最高裁判所の建物 に、あからさまに示されたフリーメーソン・イルミナティの勝利宣言とも言えるシンボルについてお伝えするが、これはJerry Golden という人のブログ2003年11月16日号からの引用である。興味のある人はYahooの英語版でJerry Goldenと索引されたい。
これがその全景であるが、屋上の左にあるピラミッドに注意されたい。言わずと知れた、あの1ドル紙幣にあるピラミッドである。→続きを読む【転載終了】


 

 


 

Israel Soldier _Palestine Girl(イスラエル兵士とパレスチナ少女)
http://www.youtube.com/watch?v=SQyIKyd2gqA
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