このあいだラジオが いまどきの若者の 訳分からなさ加減を 嘆いていた。 曰く ご馳走になっても お礼もいえない 職業上の 目上にタメ口を利く。 飯食おうと 誘ったら菓子を食った! 新人類は何時の世も お爺やお婆にはモンスターだ。
育てた親の顔が見たい
って
娘も言われてるなあ きっと
親は私だよ
私も
あんたの親はどういう風にあんたを育てたんだか!
って
ずいぶん嘆かれた。
結婚するまで
殆ど料理ってしたことないからね
料理の常識も欠如してて
へんなことをする
それが美味しかったりして
優しいお友達には喜ばれるが
批評のしようによっては
ひどいことになりそう。
庭仕事もそう
叔母さんは決してそんなことは言わないが
「うちの若いモンは草一本引いたことがない!」
って世間に吹聴されてもしょうがない。
庭仕事はしたことがない。
私が幼稚園の頃
母が小さい花壇を作ってくれて
ホウセンカを植えた
そのときは
母が小さいお花も育てられるような子になってほしいと
思っていた
なんだか
そんなことを言い聞かされた気がする
でも
それからの現実の暮らしは
花をめでるような暮らしではなかったのです
中学の友人の家の庭が薔薇園で
綺麗だったが
お母様が薔薇に熱中
大事に育てて美しく咲かせてるって
聞いたときは
それは
王侯貴族の暮らしに思えた。
思い返せば
とんでもない暮らしで育ってきたので
本当に
常識がなく
田舎に来たら
とてもやっていけないだろうと
お姑さんが「田舎に行くと 敞が言ったら言うことを聞いちゃいけないよ」
と
教えてくれたわけが分かる。
田舎は
みんな
お庭があって
草ぼうぼうにしてたら
後ろ指を差されるよ。
草ぼうぼうの畑は
種を撒き散らすから
ご近所中に迷惑だし
この草引き
やらないで
日々すごす
これは
あきれ返った所業だ
でも
本を読む暇はあっても
草引きはしない。
おばさんが
ねたきりになったら
武蔵が足腰が弱ったら
私しかする人がいなくなったら
せざるを得ないね
それまで
横目で見て
どういう風にやるのか見ておく
全然わけが分からないときは
しょっちゅう怒られて
草は引くな
といわれ
おまえのせいで枯れたと言われ
もう
手も足も出ないでいたけれど
今となると
叔母さん流
武蔵流
が傍目には分かり
二人が駄目なら
私流はできるかもしれないと思っている
コンビニの食べ物しか食べられないで
栄養について
考えが足りない若者
って言ったって
夜中まで奴隷のように労働し
料理するゆとりもない暮らしでは
一人分のおかずがパックで買えれば
それで行くことになるよな。
子供が生まれれば
子供の体をいつくしみ
知恵もついてくるというものだ。
モンスターといわれてる若者
ばか者かもしれないが
そのうちなんとかなるだろう