遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

血圧

2012-03-23 20:24:21 | 健康・病気

二月の通院時まで

血圧は安定していて

3月行ったら高かったので記録をしだしたら

あああ

高い

ここの所いやな頭痛

首も気持ち悪い

血圧が高くても自覚症状はこれまではなかったが

とても気分が悪いので

これで死んでいくとすると 片付けなきゃ!

と焦った

実際問題としては短命な家系だから

もう終わってもいい時期でもあるんだよなとも思った

長生きしてもはた迷惑なだけだし

 

血圧が下がんない!

と言ったら

武蔵は にべもなく

「痩せろよ!」

それは言える

ここの所太った

忙しすぎて 甘いものが食べたいのを我慢できなかった

そっか

痩せればよくなるね

泳いできて150台まで下がったがまた上がってきた

ともかく忙しいのは一段落だからな

暖かくなればいいのに

寒すぎるんだよ

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一本の葱

2012-03-23 18:09:54 | 外国の本

カラマゾフについて書くとくどくなるので

時々記事に書いているが

ちょっとみなに知ってもらいたい

(知ってるか!)話だからこっちに書く

グルーシェンカ (カラマゾフの父息子は この女性を巡って争う)

↓の マリア・シェルが演じた女の人

ユル・ブリンナーはドミトリーを演じた

Karamazov_2

このグル―シェンカが一本の葱の話をする

「昔むかしあるところに、それはそれは意地の悪いひとりのお婆さんがいて死んだの。そのお婆さんは生きているうちにひとつもいいことをしなかったので、悪魔たちに捕まって、火の海へ投げ込まれたの。お婆さんの守護天使は、何か神様に申し上げるような良い行いが思い出せないものかと、じっと立って考えているうちに、ふと思い出して、そのお婆さんが野菜畑からねぎを一本抜いて乞食にやったことがあるのを神様に申し上げたの。すると神様はこうお答えになった。それではその一本のねぎを取って来て、火の海にいるお婆さんに差し伸べてやり、それにつかまらせてたぐり寄せるがいい。もし火の海から引きあげることができたら、天国に行かせよう。でも途中で千切れたら、お婆さんは今いる場所にとどまるのだと。天使はお婆さんのところに走って行ってねぎを差し伸べ、さあお婆さん、これにつかまってあがって来なさい、こう言って、そろそろと引きあげにかかったの。すると、もうひと息で引きあげられるという時に、火の海にいた他の罪人たちが、お婆さんが引きあげられているのを見て、一緒に引きあげてもらおうと、我も我もとお婆さんにつかまりだしたの。お婆さんはそれはそれは意地悪だったので、みんなを足で蹴散らしながら、《引きあげてもらっているのはあたしで、お前さんたちじゃないよ、あたしのねぎで、お前さんたちのねぎじゃないよ》と言ったの。お婆さんはこう言うやいなや、ねぎはぷつりと千切れてしまい、お婆さんは火の海に落ちて、今だにずっと燃えているの。天使は泣く泣く帰って行った」(池田健太郎訳

私が読んでるのはこの訳じゃないけど

これ蜘蛛の糸そっくりでしょう?

ドストエフスキーはロシアの民話から

芥川龍之介は今昔物語から

ソースを取ったというけれど

そうではなく ポール・ケーラスという東洋学者の書いたものを鈴木大拙が訳した

「因果の小車」という本が元らしい

 

今昔物語だとすると

何でこんなに似た話がロシアと日本にあるいはインドにあるのか

と思うけれどポール・ケーラスと言う人が

ロシアの民話を知っていて

説話集に取り入れたとも考えられるけれど

ともかく 面白い!

この一本の葱と雲の糸の類似についてはいろいろな人が書いているけれど

キリスト教の人は

キリスト教を主張する

私は ドストエフスキーを 仏教的に 東洋思想的に読めるのでは?

と思い

そういうところに普遍性を感じるんだけれど

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民族主義

2012-03-23 09:18:17 | 文学

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厭に頭が痛く

血圧を測ったら高いので

風呂に入って少しゆっくりした

薬も飲んだ

169まで下がった

足元が寒い感じの時はやばいのだなと思う

 

昨日から24時間近く日本に地震がない

これ異常だ

私が地震情報を見始めて 初めてだ

やだやだ

地震がなくても怖いんだよ

さて書くか

カラマゾフの兄弟を読んでいて

これは幕末のころの話だと思わないと

と思うんだが

非常に現代的な問題が多い

今ゾシマ師のところを読んでいるけど

なんだか すべて 親鸞に置き換えられそう

でも 私はローマカトリックと 正教の違いが判らないから

正確には読み取れない

19世紀後半は

唯物論 科学万能時代の幕開け

西欧・アメリカの世界戦略の時代だ

この時期スラブロシアで 農奴制がまだ残っていたロシアで

こういう文学が書かれ

と思い

オルハン・パムクのことを思いすると

西欧の文明が世界を覆い尽くそうというときの

危機が産んだ文学でもあるんだなと思った

私 幕末の 尊王攘夷って 古臭い勢力の思想と言うように思って

もう 攘夷なんて 言ってられる時代じゃないのに

あの頃の人たちは世界を見渡すことは難しかった?

などと思ったが

尊王攘夷の勢力が当時あれだけあったのは

結構偉大なことだったかもしれないと思うようになった

この間ラジオで右翼の何とかいう人が

学生運動時代の民族主義について

左翼と言われる学生も右翼と言われる学生も

民族主義という点では 仲間だったんだと言ってた

全共闘のポスターで有名なこれ↓

Tomete

当時の私は

全くなあ

極左は極右とすぐ入れ替わるなあ

と言うような

そういうふうに感じていた

でも 帝国主義的な世界の動きに反発して

学生は 民族自治って 大事だと思っていたよな

世界戦略と 民族主義は対峙するものだし

文学の中には

これはかなりテーマとして底を流れているんだなと思った

東洋的な宗教や思想文化

そういうもの もっと知りたいと思うようになったのは現代的な問題でもあるんだけど

19世紀後半もそういう時代だったなあと

カラマゾフを読みながら考えた

 

昨日 朗読で聞かせてもらった 飛鳥三抄千鳥 と言う曲

かっこよかったんだ

日本の文学 日本の文化 もっと知りたい

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