自彊術の教室で配られる冊子に「自分で治す膝の痛み」という講演の内容が連載されています。
年に一度の幹部会のような場所で、様々な分野の方をお呼びして講演をしてもらうようです。
内容はいつも冊子に発表されて、生徒さんたちも学べるようになっています。
今回は 順天堂大学特任教授の「黒澤 尚先生」。
著書もあり、TV出演もされている方です。
読んでみると、2000年くらいから膝の痛みを治す方法が変わってきていて、
以前は手術が中心であったのが、膝や腰の痛みに悩んでいる人の
負担にならない方法が研究されている。
その一つが、簡単な運動。なんで簡単な運動をすると効果があるのかということを
21世紀になってからいろいろ研究されている。
黒澤先生~
痛むということは炎症を起こしている。
そこで、運動をすると炎症を起こしている細胞も穏やかに動かされて
細胞自身に炎症を治す機転が働く。
あくまでも、「穏やかな運動」にする。動かさないのも悪くなっていく。
教室では自彊術の療法やほかの運動もやるのですが、
膝が痛い人も数人いるので、毎回「脚上げ体操」をやることになりました。
↓ 簡単に描いてみたのですがわかるでしょうか。(ヒドイ・・・)
膝の痛みを軽くする運動は3つあり、それぞれ①太もも部分 ②足の外側 ③足の内側の
筋肉を付けて自力で治そうというものです。
その一つ一番目の体操が 脚上げ体操です。
やり方
床にあおむけに寝て、片方の足を立てます。なるべくかかとをおしりに近づける。
次に伸ばした方の足を床から10cm上げて5秒止めます。これを片足20回行います。
両足やっても2~3分ですが、10回過ぎると結構きついです。
ただ、痛む膝はまったく動かさないので足を延ばすことができさえすれば可能です。
できれば、朝晩2回。関節を支えているのは筋肉ですから、鍛えれば治るということです。
黒澤先生~
体操はやった分だけ自分が得をする。
痛め止めの薬なんか、たくさん飲めば体が強くなるでしょうか?
反対です、副作用で痛んでいるかもしれません。
体操で体が強化されると再発しなくなる。
予防にもなるので、寝る前にTVを見ながらやっています。
寝ながらできるので、(← これいいですよね~)寝床でやってもいいと思います。
このような簡単な体操を地道に続けるのが結局は一番確実な治療なのでしょうね。