毎日HAPPYDAY

いくつになっても人生これから

音楽の力がすごいー体験話2と手話歌

2017-01-23 09:37:59 | 健康づくり&ちょいトレ

 

先日受けてきた音楽指導士の話の続き、最終回。

 

この音楽指導士育成協会を発足させた人(理事長)は、

ご自分の体験をもって、発足させているのですが、それも結構びっくり体験です。

 

 

ある日、理事長のおばあさんが余命3日との連絡をうけて家に帰ります。

もう3日の命で、いったいどんなことができるのかと考え、音楽大学で学んだこともあり

おばあさんの手をさすりながら歌を歌ったそうです。

すると、ある曲になるとおばあさんが反応します。3回続けてみて3回とも反応するので

びっくりして、家族を呼び、自分が帰ったあとも音楽を流し続けてもらいました。

曲は「矢切の渡し」で、この曲は理事長が子供のころによく歌っており、

近所の人に「お孫さんは歌が上手ね」と褒められておばあさんが得意になっていた曲だそうです。

すると、10目に目が開き、半年後には電話ができるようになりその後2年以上生きて

天寿を全うされたそうです。

このケースは脳の前頭葉という部分に損傷がなかったため、復活したそうです。

 

ご家族は大変だったでしょうが、音楽の力という点では奇跡を起こしたかのようです。

これも、パーソナルソングの力でした。

私が思うにはパーソナルソングは何曲か存在するのではないでしょうか。

ネットの 年代別ヒット曲をまとめてあるところを利用して、

10歳くらいから20歳くらいまで検索すると、「あ、この曲好きだった」という曲がみつかると思います。

その曲をよく歌ったり、知人に知らせたりしておくと役に立つ時がくるかもしれません。

 

さて、講習会の最後に認定試験がありました。

筆記試験と実技試験ですが、実技のほうは「即時記憶テスト」みたいなもので

「手話歌」をその場で覚えて8割できれば合格です。

(↑ 今まで落ちた人はいません。念のため)

 

曲は、「見上げてごらん夜の星を」です。

簡単な手話であり、歌詞の繰り返しが多いので覚えられました。

それを、地元に帰って一番高齢者の多いグループでやってみました。

このグループは平均年齢が83歳、最年長91歳というグループです。

今のところ、半分までですが覚えてやってくれました。

歌と手の動き、即時記憶のミックスで血流はだいぶアップしていると思います。

私が忘れては先に進めないので、私も毎日練習しています。

 


なぜか多忙になってしまった件

2017-01-20 18:41:05 | 日々の出来事

 

仕事を辞めて、さぞヒマになるだろうと思っていたのですが、

働いていたころより時間がありませんです。

それはなぜか・・・・。

一つはボランティア活動、一つは書道、一つはPC教室を辞めたのにやめられない。

 

「音楽の力」を続けたいのですが、考えがまとまらずなぜかなと考えたら

なんだか時間に追われていると気が付きました。

整理したいと思います。

 

ボランティア活動の「介護予防体操」で、「音楽の力」を活用することになり

説明会のための原稿を作っています。

こんなことやったことないので、ものすごく時間がかかります。

やり方は、自己紹介の原稿を作り音読して時間をはかります。

次に、脳の仕組みを書いて音読して時間を測ります。

これを項目別に繰り返しています。

最初は大変ですが、説明会の趣旨に沿って部品を入れ替えて行けば

ある程度対応できるということでがんばっています。

 

書道は書きたい気持ちがあるので、タイマーを一応30分と限定しても

もう30分と伸ばしてしまいます。

筆の使い方が少しわかってきたので、「もう少し」と練習時間を伸ばしてしまいます。

 

もう一つはPC教室の仲間が「なにかお絵かきのテキストないですか」と

メールしてきますので、むげに断れずテキストを書いています。

これは断ればいいのですが、できればお絵かきを好きになって続けてくれる人がいれば

いいなと希望しているので、作っています。

 

仕事を辞めた時、これから老後なのかと思ったのですが

これから始まることも多いと最近思っています。

歳に関係なく、新しいことが始まるようです。

 

 

 

 


音楽の力がすごい!-体験話とオハコ

2017-01-18 06:41:41 | 健康づくり&ちょいトレ

音楽レクリエーション続き

 

私が受講した時の講師の実体験があります。

この体験がもとでこの方は講習を受けて講師として広めていこうと決心したそうです。

 

この方は推定年齢65歳くらいのスレンダーなきれいな方でした。

ご主人が59歳で認知症を発症し、6年の壮絶な闘病生活の後65歳で亡くなったそうです。

認知症には3種類あり、

①アルツハイマー型(記憶障害)

②脳損傷型、脳梗塞が原因など(性格が変わる)

③レビー小体型 (記憶障害なし、幻視、幻影あり)

 

③のレビー小体型はまだお医者さんでも知らない人がいるそうですが

アルツハイマー型を越えるのではないかと言われているそうです。

記憶障害がないので「うつ」などと診断され、まちがった治療法で悪くなることがあります。

 

講師のご主人は③のレビー小体型認知症で、わかるまでに時間がかかり

わかってからも治療方法なし、薬なし、受け入れ施設なしで自宅介護をされました。

終末期には要介護5で、15分おきの吸引が必要で、ヘルパーさんはもちろん

家族総動員で介護したそうです。

その時派遣されたヘルパーさんの中に 「ギターを弾くヘルパーさん」がいました。

介護の合間に患者さんのそばでギターを弾いてくれたそうです。

ご主人は寝たきりで意識もなかったのですが、ある曲がかかると

目がぱちっと開きました。この時の写真がありました。

焦点は合っていませんが確かに目を開いています。

「マイウエイ」という曲に反応したそうです。

営業成績が振るわない時、うまく行った時、折に触れて聞いていたのでしょう。

寝たきりで意識もない中で耳に届いたのでしょうね。

歌の中でも「好きな歌」は意識のない人の目も開けてしまうのですね!

 

このように、「私の1曲」というのが誰にでもあるのではないでしょうか。

講習会では「パーソナルソング」と言っていましたが私は「オハコ」とか「18番」と思いました。

いつも口ずさむ曲、怒りを発散できる曲、懐かしい曲、いろいろあると思いますが

「私の1曲」を持つと、倒れた時に歌ってもらえば生き返るかもしれないです。

「私の1曲」を家族や友人に知っておいてもらうこともいいことです。

 

私が参加している「介護予防体操教室」でも筋トレで体の血流はよくなるので

音楽の力で頭の血流もよくしよう!ということになってきました。

体操の終わりに誰かの「パーソナルソング」を歌うといいのではと提案しようと思います。

 

たとえば、私はどうかな~と思い起こしてみると、「花嫁」という曲が好きでよく歌っていました。

♪ 花嫁は 夜汽車に乗って 嫁いでゆくの~♪

(↑ 知っている人は知っている)

中学の卒業式の時にクラスのみんなで歌った思い出があります。

 

介護予防体操教室にて~想像です

さて、今日はアガサさんの「パーソナルソング」をみんなで歌いましょう!

「花嫁」だそうです。中学生の頃の思い出があるそうです。

初恋の人でもいたのでしょうか。嫁に行きたかったのかもしれませんね。

別の人に嫁にゆき・・・・あれから40年(←きみまろ風)パーソナルソングになりました。

 

・・・・なーんて言ってみんなで歌ったら楽しいのではないでしょうか。

ほんとに提案してみようかな?

 

皆さんのパーソナルソングはどんな曲でしょうか?

 

続く (まだ続きます)

 

 


音楽の力がすごい!-脳の血流アップ

2017-01-17 06:56:51 | 健康づくり&ちょいトレ

 

音楽レクリエーションの続きです。

 

さて、音楽の力がどれくらいすごいかということを伝えたいのですが、

講習会で見せられたある資料に驚いたことを書くとだいぶ伝わるかもしれないです。

 

その資料は脳の血流を調べた写真が並んでいました。

ある75歳の男性の頭に電極を付けて、動作によってどのくらい

血流が変わるかということを示すものです。

 

寝るー安静の時は白、血流が下がると青、上がると赤になります。

よく行われる黙読、次に音読、今はやりの脳トレの計算、歌を歌うーの写真が並びます。

黙読と音読はほとんど差がありませんで、両方とも白に青と赤がちょろっと混ざる程度。

脳トレの計算は青が増えます。赤い部分はほとんどありません。

歌を歌うは真っ赤っかです。脳全体を使っているからです。

歌のところだけまったく違っています。白も青もなし、全域が赤だけです。

 

脳トレの計算は前頭葉だけを使っているそうです。

 

では、脳の全域が真っ赤になる位まで血流を上げるためにはどれくらい

歌えばいいのかどんな装置が必要なのかということが気になりますよね。

電極を付けたまま、「富士山」を歌っているビデオを見ました。

♪ 頭を雲の上に出し~♪でおなじみの懐かしい歌です。

最初のワンフレーズでみるみる赤が広がっていき、1曲歌い終わらないうちに

全体が真っ赤になりました。

歌っているのは、75歳の男性の方です。

アカペラで、ご本人の声以外の装置なしです。

 

受講生全員 ポカーンとしています。

おピアノなし、楽譜なし、楽器なし、歌うだけで・・・・・CDデッキすらありません。

さあ、みんなやる気出ました!

受講生は介護の現場で働いている人、ピアノ講師をしている人、

音楽ボランティアをしている人など、今の仕事の幅を広げたり

マンネリを打開したい人が多かったので一層やる気が出たようです。

生徒20人ですが、中には秋田から前泊参加の人、静岡、栃木など

遠くから来ている人もいました。 (会場は東京、板橋区)

 

私はおピアノに縁がなかったりして、音楽の楽しみ方が消極的になって

いるなと思いました。

若いころは流行歌というのがあってしょっちゅう歌っていて

年がら年中、「どこでもドア」ならぬ「どこでもカラオケ」状態だったのに。

なんだか最近の歌はよくわからないし、テンポにもついていけなくて

次第に遠ざかっていました。

好きな歌をどんどん歌えばいいんですよね~。古いとか関係ない!

家事をしながら、お散歩しながら(← 周辺注意)、お風呂で、トイレで。

 

とーちゃんに話したら、「よし、カラオケ行こう!」と張り切っています。

家で歌ってもいいんですけどね。

 

「好きな歌」「好きな曲」についても驚きの効果がありました。

驚いてばかりです!

また、長くなるので次回アップします。

 

 

 

 

 


音楽の力がすごい!

2017-01-16 18:43:24 | 健康づくり&ちょいトレ

 

昨日の寒風吹きすさぶ中、

「音楽レクリエーション指導士」の講習に行ってきました。

「介護予防体操」のマンネリ化を防げるならちょっと聞いてもいいなという程度で

割と軽い気持ちで受けたのですが、目から鱗の連続でした。

 

「音楽をやっているとき、右脳と左脳のどちらを使っていると思いますか?」

という質問に、当然のように「そりゃ 右脳だよ」と思った私。

違ってました。

音楽は脳全体を使うのでした。

音楽にはいろいろな要素があり、リズム、メロディ、ピッチ、おんぷを読むなど

脳のあらゆる機能を使います。

また、脳全体を使うことで損傷を受けた部分を補い合うこともできる。

 

音楽レクリエーションは「歌を歌いながら別の動作をする」ということを通して

脳の血流を良くし、記憶力の低下、認知症の発症を遅らせることを目的にしています。

なぜ、認知症がこんなに大変だ~と言われているのかもわかりました。

それは、日本が認知症大国になってしまっているからです。

アジア地域で最も患者の多い国が日本です。

世界で見ても日本が一番多いのです。

それも、ちょっと多いくらいではなくて断トツでトップです。

 

今現在の試算では2025年には65歳以上の人が3400万人

そのうち認知症の人は730万人、予備軍は580万人・・・となっています。

2025年はすぐそこです。

国家予算96兆円のうち9兆円を介護で使っています。

国家予算の1割が介護に使われているっておどろきです。

介護人員も足りないので、ロボットに介護されるようになります。

 

今できることは、介護を必要としない人を増やす。

介護保険を使わない。

この2点ですが、ここで音楽が大きな力になります。

 

長くなるので、続きは次回に。