ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

発表演奏会 終わる

2018年05月08日 | ハーモニカ

「第6回ファミリー和谷 クロマティック・ハーモニカ 発表演奏会」(5月5日、ルーテル市ヶ谷センター)が終わりました。

午前11時30分開演。といっても、自分の出番は3時過ぎ。それまで他の人の演奏をほとんど聴きませんでした。

演奏した曲はジェームズ・ムーディの「ジャカランダ」。

今回のテーマは、アガらず自分の演奏をすること。

なにせ、ドイツまで行って、口は渇く、息は上がる、手は震えて、演奏はぼろぼろ。情けないったらありません。発表演奏会はそのリベンジの好機。そうでないとトラウマになっちゃう。

平常心で、とはよく言うけれど、これがなかなか。

ですから、控え室では練習を十分しましたし、唇が乾かないよう、直前まで水を沢山飲みました。 とにかくリラックスと集中。お腹をピンと張り重心を低く、背筋、首筋を延ばす・・・・などなど。

ハーモニカってなぜだか別物だよね、人前で講演するとかインタビューとかは言い直しが利くけど、音楽は時間を巻き戻せないからね、なんて、元南極隊長と話したりして、リラックスに努めておりました。


「ジャカランダ」はピアノの間奏がいくつもあるんだ、今度はそこで落ち着いて持ち直す、口びるをぺろっとなめて湿すぞと。

楽譜は暗譜していたのですが、念のため譜面台二つに広げて置きました。

本番の演奏は、ところどころミスをして手が震え加減になったところもありましたが、なんとか持ちこたえ、後半に突入。八分の六拍子、速さはほぼ楽譜通り付点四分音符132くらい。3ページ目をさほど破綻なく通過。4ページ目、ピアノの間奏が7小節ある。ここまで来たらもう譜面は見ないぞと、正面を向いて吹き、エンディングはバッチリ決まりました。

もう、やったー! てな感じです。
とりあえず格好はついたぞ、とホッとしましたね。

やっぱり、暗譜するくらい練習せい、そして自信を持って吹け、という教訓を得た気がします。


さて、今回の発表演奏会。グループ合奏、二つ聴きましたが、前回(2年前)より格段によくなった気がします。

白眉は、バイオリン、ビオラ、チェロを加えた、稲川有徳さんの「フルート四重奏曲 第Ⅰ楽章」(モーツァルト)と、和谷先生の「ブエノスアイレスの冬」(ピアソラ)。すごい! それはそれは素晴らしい演奏でした。 弦楽器の人たちもです。

「ブエノスアイレスの冬」はこのための新しい編曲とのこと。
ハーモニカと弦ってこんなに調和するんだと、今後の可能性を感じましたね。