「父上、それは何ですか?」
「サクランボだよ♪」
「サクランボというのは、赤くて可愛いものではありませんか?」
「これはアメリカンチェリーなんだ、茶々も食べる?」
「いえ、そんなクワガタみたいな色をした奴はよう食べんわ!」
「父上、いつも有難うございます。
「うっ、うっ、うっ 😢」
「どうされましたか?」
「我が家で、そんなことを言ってくれるのは茶々だけだよ。」
「そうですね。このお酒も自作自演ですもんね(^^♪」
「・・・・・」
「父上、今日のお料理は何ですか?」
「マグロのアラのからあげだよ」
「また、マグロのアラですか?」
「茶々、安くて量の多いマグロのアラは我が家では貴重な食材なの!」
「アラ、そうですか」
「茶化すんじゃないの!!」
「だって、茶々ですから♬」
「・・・・・」
茶々との散歩コースの川沿いには1本の芭蕉の木がありますが、何回かの強風で大きな葉がぼろぼろになってしまいました。
俳句では破芭蕉(やればしょう)は、風雨にさらされ、葉脈に沿って裂けている状態の芭蕉のことで秋の季語ですが、既にそんな趣があり、もののあわれを感じますね。
たどり来し李白の里に破れ芭蕉 松崎鉄之介
月射してふと夢覚めし破芭蕉 草間時彦
磔像の聖衣さながら破芭蕉 鷹羽狩行
「父上、今日のお料理は何ですか?」
「海鮮チジミだよ。」
「美味しそうですね。」
「大食い選手権のように、全部食べたら褒めてあげるよ。」
「無理ですよ。ワンちゃん界の大食いファイターにはボクサーやマスティフがいるんですから!」
「そうだよね。闘犬が相手では縮み上がっちゃうよね。チジミだけにさぁ (^^♪」
「父上、45点です。」
「・・・・・」
「父上、今日のお料理はなんでしょうか?」
「卵かけご飯を生地にしたピザで、トッピングはしらすなんだよ (^^♪」
「卵かけご飯! どうして父上はそのような斬新な発想ができるのですか?」
「ライスバーガーにヒントを得てね。」
「ライスバーガーというのは美味しいのでしょうか?」
「食べたことないから知らないけど・・・」
「*?&∞!!!」
茶々との散歩は川沿いのコースが多いのですが、この時期はプランBで裏山に出掛けます。
新緑に茅葺屋根、そして鯉のぼり、ここには正しい日本の5月があります。
「父上、今日のお料理は何んですか?」
「バラちらし寿司だよ(^^♪」
「具材は何を使っていますか?」
「サーモン、しめ鯖、カニカマだね。」
「豪華に見えますが、中身はセコイですね。」
「大きなお世話だよ。どうせ茶々が食べるんじゃないんだから!!!」
「・・・・・」
茶々との散歩コースには、丹精込めてバラを育てているお宅があります。
今年も春バラが美しく咲きはじめて、毎日の変化を見るのがとても楽しみです。
花は良いですよね。
茶々との散歩コースには、夕方になると7~10頭ほどのワンちゃんが集まる場所があります。
最近の人気犬種は、トイプードルやミックス犬、チワワ、柴犬などの小型から中型犬なのですが、ここでは珍しい大型犬に合うことができます。
個別の顔出しは個犬情報保護のためにNGなので、WEB上にある画像でご紹介しますね。
黒一色で60㌔ほどの大きさですが性格はとても温和なニューファンドランド。
グレーの被毛で目が隠れてしまうオールド・イングリッシュ・シープドック。
シェパードなのですが真っ白なホワイト・スイス・シェパード・ドック。
茶々は大きなワンコがあまり得意ではないので少し頭を撫ぜたら退散しますが、〇〇ちゃんや××ちゃんのママ達は1時間ほど立ち話をしているようですね。
「父上、今日のお料理は何ですか?」
「しらすと春野菜の彩りパスタだよ。」
「随分と綺麗ですね。」
「そう、春キャベツとスナップエンドウ、トマト、しらす、スモークサーモンを使っているからね(^^♪」
「でも、茶々はそんなに食べられませんよ。」
「これは、あんたのご飯じゃないの!!!」
「・・・・・」