NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

江戸しぐさ

2010年02月28日 | 江戸
昨日は、東京ウィメンズプラザで開かれた、「NPO法人江戸しぐさ」の正会員研修会に参加してきました。

江戸しぐさは、公共広告機構のCMで紹介されたことがありますので、傘かしげ、肩引き、こぶし腰浮かせなどのパフォーマンスとしては、ご存じの方もいらっしゃると思います。

江戸しぐさは、500あるとも、1,000あるとも言われていますが、「江戸しぐさは、そのほとんどが、小商人から身を起こした豪商たちが人間観察から編みだした商売繁盛の極意であり、人間関係を円満にする、生き方そのものの極意でもあります。」

また、「江戸しぐさは漢字では「江戸思草」と書きます。「江戸仕草」ではありません。初めに心ありき、だからです。日本人のものの考え方、身の処し方の基本にあるものを、一般の方にわかりやすく、「江戸しぐさ」と名付けた芝三光さんのセンスに敬服します。」

江戸しぐさは、口伝であり文献資料はありませんが、越川禮子理事長が江戸講最後の講師である故芝三光先生から利(き)き書きしたものを体系化し、語り部として現代に継承しているものです。

NPO法人江戸しぐさの会員の皆さんは、「今は「人間としてごく当たり前のこと」が「当たり前」でなくなってきています。人と人との関係が希薄になり、大人や親たちの自分勝手な振る舞いで世の中が混乱を極めている今こそ、江戸しぐさを復活させることが必要ではないか。」という想いを共有し、それぞれの地域で様々な取り組みをされています。

私も浅学ですが、このブログで江戸しぐさについてご紹介していきたいと思います。

* 「 」内は、人づくりと江戸しぐさおもしろ義塾(MOKU出版)より抜粋させていただきました。
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願わくば 花のしたにて春死なむ

2010年02月27日 | 日記
このところ、2月にしては暖かい日が続いています。このような陽気になると、西行法師の「願わくば はなのしたにて春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」という歌が思い出されます。

西行法師は、その願いどおり、建久元年2月16日に入滅したそうですが、私は長い間、疑問に思っていたことがあります。それは、はな(花)は「桜」、きさらぎ(如月)は「2月」とすると、桜が2月に咲くというのは早過ぎると思えるからです。

最近になって、やっとこの謎が解けました。陰暦の基本的な約束事として、2月には春分がなければなりません。言いかえれば、ある朔の日から次の朔の日の前日までの、どの日かが春分であれば、その暦月が2月になるというのが陰暦のルールなのですから、きさらぎと言っても現在の3月になることは十分にあり得るわけです。

暦に関する豊富な情報をWEB上で提供している「こよみのページ」の和暦・西暦対応表示で確認してみると、西行法師が入滅したとされる建久元年2月16日は、西暦でいえば1190年3月30日となります。これなら、如月に桜が咲くのも不思議ではありませんね。

それにしても、自分の死期を歌い切るなんて、西行法師はすごい人ですね。私なんぞは、「願わくば はなのしたにて酒飲まむ その杯に もうちっと入れろ」ぐらいのことしか言えないのですが・・・
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二宮町商工会主催セミナーの開催

2010年02月26日 | 二宮町商工会の紹介
二宮町商工会では、時季に応じて各種セミナーを開催していますが、今年度も3回のセミナーを企画しました。

第1回は、2月10日に商店経営者を対象に「デフレ時代を生き残る経営 ~元気のある商店街になるために~」と題して、中小企業診断士の前田雅代先生からお話を伺いました。





第2回は、2月24日に建設業経営者を対象として「建設業の利益確保と具体策」について、一級建築士の和田高明先生にお話しをいただいたところです。





最終回となる第3回は、3月2日に工場経営者を対象として、中小企業診断士の高橋栄一先生をお招きして「デフレ時代を生き残るマネジメント手法 ~強い下請け企業になるために~」と題するお話を伺う予定です。このセミナーは、どなたでも参加していただくことができますので、ご興味がありましたらぜひお越しください。

日 時  平成22年3月2日(火) 午後4時~6時
場 所  二宮町商工会館3階会議室
講 師  中小企業診断士 高橋栄一先生
テーマ  デフレ時代を生き残るマネジメント手法 ~強い下請け企業になるために~
連絡先  0463-71-1082

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元町チャーミングセール

2010年02月25日 | 経済情報
昨日は、神奈川県商工会連合会で仕事を済ませた後、久しぶりに横浜元町を歩いてみました。チャーミングセールの期間中とあって、平日だというのに大変な賑わいです。







通りを歩く人の9割は女性です。皆さん、ショッピングに向けて万全の態勢で、消費動向が落ち込んでいるなんて外国の話のように思えます。横浜元町のまちづくりと集客力には今更ながら驚かされます。







「それは横浜だから、元町だからさ。」とお考えの方も多いと思います。しかし、横浜元町は関東大震災と第二次世界大戦で二度焼け野原になっているんですね。現在の繁栄は、決して自然にできたものではなく、地域の方々の永年の努力の結果であり、その努力が今なお続けられているからに他なりません。

以下は、横浜元町ヒストリー<杉島和三郎さんの話>からの抜粋です。
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まちづくりにみなさんが一体となれるのは、つねに危機感を抱いているからだと思います。お客さまに喜ばれる努力をするのは商人として当たり前のことで、お客さまにながく支持されるにはどうしたらいいかを、ことあるごとに議論できる場を持ち、議論の仕方を知っている二代目、三代目が育っているからだと思います。元町には、問題に直面しても、泣き言の前に解決策をみんなで考える雰囲気があります。みんなの力で何とかしよう、とする前向きなエネルギーがあふれていると思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

現在は、どこの街も中心市街地の空洞化が進んでいます。商店街の方々も様々な努力をされていますが、なかなか上手くいかないことも事実です。既に、あきらめかけた地域も少なからずあります。しかし、今こそ杉島さんの言葉を噛みしめる必要があると思いながら元町を歩き続けました。
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雛人形を飾りました

2010年02月24日 | 二宮町商工会の紹介
二宮町商工会がイベントやキャンペーンを実施する際には、いつも女性部の皆さんにお世話になっています。夏のふれあい広場、秋の商工まつり、冬のよさこい、春の菜の花ウォッチングと年間を通して大車輪の活躍です。

当然、独自事業もあります。今年度は、新型インフルエンザや年金などをテーマした教養講座のほか、講習会なども度々開催していますので、メンバーは毎週のように商工会にお見えになります。

いま、商工会のカウンターには雛人形が飾られていますが、これも女性部の皆さんが手芸講習会の一環として手作りしたものです。殺風景になりがちな事務室ですが、時季に応じたディスプレーが少し加わるだけで、とても和やかな雰囲気になります。





来年度、二宮町商工会は創立50周年を迎えますので、女性部の皆さんには今まで以上にお力をお借りすることになると思います。女性部長に(これからも、よろしくお願いします。)と言おうとしたら、「来年度は女性部も30周年ですから、よろしく!」と先制パンチを浴びてしまいました。一緒に仲良くやりましょうね。
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景気回復は、いつ頃?

2010年02月23日 | 経済情報
浜銀総研は、2月19日に「神奈川県内上場企業の2009年10~12月期決算の集計結果」を発表しました。

それによると、全産業ベースの売上げは1兆8,399億円で前年比10.9%減ですが、経常利益は650億円と2四半期連続で黒字となっています。また、7~9月期と比べると減収幅が大きく減少するとともに経常黒字幅も拡大していますので、県内上場企業の収益は持ち直していることが確認されます。

今後についても、「国内外の景気回復が続くなかで県内上場企業の業績も持ち直しが続くとみられる」、「内外の需要がプラスに転じる2010年度には売上高も持ち直し、県内企業の収益は復調に向かうことが期待される」としています。

今回の発表からは、懸念されている踊り場入りは回避できるかも知れないと期待しますが、二宮町には元々製造業が少なく販売やサービス業などの川下産業が主体となっていますので、上場企業の収益好転の影響が現れるまでは、もう少し時間がかかると思われます。

このような言い方をするのも、同じく浜銀総研が2月5日に発表した「神奈川消費者総合指数の動き」によると、神奈川消費総合指数(実質)は12月までの4か月連続で低下しているからです。

消費動向は正直なもので、家計が良くならなければ上向くことはありません。家計が良くなるためには収入の安定が必要ですし、収入が安定するためには景気回復が不可欠です。

2月16日のブログでも述べましたが、政府には10年度予算を早期に成立させて、本格的な景気回復を図って欲しいと願うばかりです。そうでなければ、「景気回復は、いつ頃?」という問い掛け自体が空しいものになってしまいます。
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ショートケーキの日

2010年02月22日 | 地域情報・まちづくり
今日(2月22日)は、ニャン・ニャン・ニャンで「猫の日」です。猫の日制定委員会(ペットフード工業会主催)なるものが全国公募し、1987年4月に制定されたそうです。今年は、平成22年2月22日ということで「スペシャル猫の日」なのですが、犬派の私としては、ワン・ワン・ワンの11月1日「犬の日」が待ち遠しいところです。

ところで、今日は「ショートケーキの日」でもあるんですよね。「なぜ?」と思う方はカレンダーを見てください。毎月22日の上には、必ず15日が乗っています。そう、15日をイチゴと読むのです。私にはその上に蜂(8日)がとまっているように見えますが、それでは出来すぎでしょうか。

ショートケーキの日に因んで、二宮町の芦の屋さんのショートケーキを職員みんなで美味しく食べました。芦の屋は、JR二宮駅北口のはな通りにある小さな洋菓子屋さんですが、こだわりのお菓子づくりで人気があります。







二宮町の名所をイメージした、吾妻山スイートロール、せせらぎの茶ごころなども創作する意欲的なお店ですので、二宮町にお越しの際はぜひお立ち寄りください。






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旅の思い出

2010年02月21日 | 日記
伊豆高原の食器ペインティング体験工房「青い玉葱」から小包が届きました。厳重な梱包の中身は、1月にわんことお出かけしたときに絵付けした飾り皿と小物入れです。当日は全くダメだと思ったのですが、お店の方に名入れをしていただき何とかなったようです。(まあ、我が家の犬だからそう思うのでしょうが・・・)





旅行先で美味しいものを食べたり、色々なものを見たりすることは楽しいのですが、記念になるものができるのも良いですよね。伊豆高原には、わんこOKの体験工房が幾つかありますので、毎回どこかに寄っています。




前回、カフェ・スピアコで作ったモザイクタイルの鍋敷



前々回、ほけきょ庵で作った手びねりの湯飲み茶碗


わんことのお出かけは制約もありますが、高級ホテルや高級レストランには入れませんのでお金を使わないで済みますし、自然の中で過ごすことが多くなりますので、とてもリラックスできます。何よりも、わんこが居なければこのような時間の過ごし方もしないと思いますので、差引プラスの方が多いですよね。次回は、いつ行こうかしら。
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シンプルイズベスト

2010年02月20日 | 日記
このところ、自宅のパソコンのプリンターの調子が良くありません。連続して印刷していると、3枚目あたりでダダをこねますし、表を印刷すると縦線が歪んできます。そろそろ換えどきと観念して、各社のパンフレットを集めてみました。

うーん、機種が多いですよね。機能も、てんこ盛りで全部は理解できません。自宅のパソコンなんて、大概は狭い部屋に置いてあるのに、無線LANなんて必要なんでしょうか。

文書とWEB、月に何回か写真、年に1回だけ年賀状の印刷という我が家では、基本的な機能さえあれば充分で、自動両面印刷なんか出来たら涙が出そうになります。結果は、最も安価な機種で、ボタンも二つしかないものに決めました。







最近は、高機能のものが多すぎる気がします。ワードやエクセルなどのソフトにしても、機能の10分の1も使っている人はいるのでしょうか? 私などは、分厚いマニュアルを読むだけで気が遠くなります。

「高機能、高価格」ではなくて、「高品質、適正価格」のものが望まれます。

シンプルイズベスト。そう思いながら車に乗ったら、「今日は2月20日、土曜日です。」と仰るので、思わず「どうも、ご丁寧に有難うございます。」と応えてしまいました。

「そんなこたあ~どうでも良いから、アクセルとブレーキの不具合を起こさないように、こじっかり頼むぜ!」
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テルモメディカルプラネット

2010年02月19日 | 地域情報・まちづくり
昨日(2月18日)、湘南地域産学公交流推進協議会のメンバー53名とともに中井町のテルモ(株)研究開発センター(テルモメディカルプラネックス)を視察させていただきました。





テルモメディカルプラネックスは、最先端の設備と開発・検証・研修・連携・交流の機能をもつ施設で、地上2階・地下1階、延床面積7,000㎡という施設内には、医療の最先端技術を習得する「プラクティスゾーン」、臨床現場をリアルに再現した「ホスピタルゾーン」、手技習熟のために多様なシミュレーター機器を用意した「シミュレーターゾーン」、テルモと医療を支える人々が交流をする「コミュニケーションゾーン」が、沢山の絵画や彫刻と共に、ゆったりと配置されています。(残念ながら、施設内の撮影はできませんので画像はありません。)

テルモは、北里柴三郎博士が発起人になり1921年に創立された会社で、創業当初は体温計の製造を主な事業としていましたが、現在では様々な医療機器や商品をグローバルに開発・提供している世界規模の企業です。

シミュレーター室、人間工学室、ホスピタルスタジオなど視察させていただきましたが、いずれも想像していた以上の規模と水準で、あっという間に2時間半が経過してしまいました。

シミュレーター室では、ダミー人形の腕からカテーテルを入れ、血管内を通して心臓の狭窄部分まで通す手技を体験できますが、この他にも脳治療など様々なプログラムが組み込まれており、ドクターや看護士などの訓練に使われています。

人間工学室には、マンションの居室が再現されており、自宅のベッドでの人工透析、風呂やトイレ内での介護場面で、患者や介護福祉士が実際にどのような行動をとるかなどが検証できるようになっています。

ホスピタルスタジオには、病室、ナースステーション、集中治療室、無菌室などがセットされており、手術や看護、調剤などの現場で、刻々と変わる状況に即応するための訓練などができるようになっています。

こうした施設には、モニターカメラやマジックミラーが設置されており、リアルタイムで指導ができるのですが、私が感心したのはモニター映像を本人が後で見て振り返りができるようになっていることです。

ドクターや看護士などの専門職の方はプライドが高く、直接的な指導が難しい場面もあるようですが、自身がとった処置などを後でモニター映像で再確認することによって「気づき」が生まれることが、最も効果の高いマネジメントだということです。

山本五十六で有名な「やってみせ、いってきかせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という古いタイプのマネジメントでは通用しない領域があることを知って何故かほっとしましたが、同時に、商工会業務の中でも職員のマネジメントに活かす必要があることを認識しました。

<おまけ>
数年前に、聖路加国際病院の日野原重明理事長・名誉院長がこの施設を訪れた折りに、擬似老人体験セットを身につけて「高齢者って、大変なんだね。」と仰ったとのこと!$%*? 日野原先生は、1911年生まれなのですが・・・
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二宮町でも雪が降りました

2010年02月18日 | 二宮町商工会の紹介
今日は未明から神奈川県全域で雪が降っていますが、二宮町でも今シーズンはじめて雪が積もりました。とは言っても、屋根がうっすらと白くなる程度で、午前9時ごろにはほとんど解けてしまいました。二宮町の温暖な気候を再認識しているところですが、これも長寿の里といわれる所以のひとつなのでしょうか。

昨年、商工会が植えた菜の花は土壌が悪くて生育を心配していましたが、何とか一人前になって多くの方の目を和ませてくれています。その菜の花にも、少しだけ雪が積もりましたが、写真で分かるでしょうか。







1月16日から始まった菜の花ウォッチングのイベント期間も2月13日で一応終了し、二宮駅のコンコースに置いたプランターも既に撤去されています。それでも、吾妻山ではもうしばらくは菜の花を楽しむことができると思いますが、来週は登ってみますので、その状況をお伝えいたします。
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中期運営計画の必要性

2010年02月17日 | 二宮町商工会の紹介
今日は、二宮町商工会が今年度実施したビジネスプランコンテストに協賛していただいた、財団法人起業家支援財団の会議に出席してきました。

起業家支援財団は、株式会社アルプス技研の創業者である松井利夫最高顧問が「起業家精神を持つ有為な人材を社会に輩出し、神奈川県の経済社会の発展に寄与する」ことを目的に平成19年3月に設立した財団です。

同財団の主な事業は、将来の起業を目指す大学生等に対する奨学金の給付事業、ベンチャー起業家や若手経営者等の支援・育成事業などで、経済界の松下政経塾的な役割を果たそうとしていると言えると思います。

会議は、同財団のこれまでの事業成果を検証し、今後5年間の中期運営計画を策定するための準備委員会と位置づけられており、シンクタンクの研究員や起業家の方々がメンバーとなっているのですが、なぜか私が末席を汚しています。

議論は多岐にわたりましたが、要約すると「選択と集中、状況に応じた柔軟な対応、ネットワークの形成が重要である」という内容でした。これはどの組織にも共通して言えることだと思いますが、きちんと議論し、明確なビジョンを描こうとしているかとなるとクエスチョンマークがつきますよね。

二宮町商工会のことを考えてみても、今年度はプレミアム商品券の発行と二宮ブランドの開発という事業に大きなエネルギーを使いましたし、来年度は創立50周年の記念事業と二宮ブランドの商品化が控えていますので、ややもすると目先の事業をこなすだけで手一杯になってしまいます。

よそ様のビジョン策定に若干でも関わらしていただいている経験を生かして、自分たちの組織の中期運営計画についても検討しなければと反省しながら帰ってきました。
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企画力を高めてデフレを吹き飛ばそう!

2010年02月16日 | 二宮町商工会の紹介
昨日(2月15日)、内閣府は平成21年10~12月期四半期別GDPの速報値を発表しました。これによると、10~12月期の実質GDPの成長率は1.1%、年率に換算すると4.6%で、3四半期連続してプラス成長を維持しています。

記者会見した菅直人副総理兼経済財務担当は、かなり大幅なプラスになったことについての感想を「アジア、アメリカを含めて、世界の景気の状況がかなり改善の方向にあって、それが我が国の輸出の増大、ひいては生産の増大につながった」「エコポイント等の効果もあって、個人消費が持ち直しの傾向が出ている」「設備投資に底打ち感が出てきた」と述べています。

しかしながら、二宮町の中小零細事業者がプラス成長を実感するにはほど遠い状況であり、踊り場入り回避に向けて10年度予算を早期に成立させて、本格的な景気回復を図っていただきたいと願っています。

一方で、これ以上にデフレ傾向が続くと地域の商工業者は疲弊しますし、商品やサービスの質の低下は消費者にとっても良いことではないと思います。

いま、二宮町商工会では二宮ブランドの開発を行っていますが、品質の高い商品を適正な価格で市場に提供できれば最高です。ビッグサイトの展示会でいただいたご意見を参考に試作品のブラッシュアップを行い、早期の商品化を目指したいと考えていますが、これからの私たちに必要なものは企画力ではないでしょうか。企画力を高めてデフレを吹き飛ばす、そうした意気込みを持って取り組みたいと思っています。
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菜の花を使った商品開発

2010年02月15日 | 二宮町商工会の紹介
先日開催した菜の花ウォッチングの地場産品の販売会では、何人かのお客様から「菜の花を使った商品はないの?」と尋ねられました。

吾妻山の菜の花を見た方の多くは、二宮町では畑でも菜の花を栽培していると思っていらっしゃるようですが、残念ながら吾妻山以外の場所で菜の花畑が広がっているという光景は見られないんですよね。

何か良いアイデアはないかと考えていたら、偶然、東名高速道路海老名サービスエリアの出店で乾燥菜の花を見かけたので、思わず買い求めました。





吾妻山の葉の花は早咲きなので、その時期に食用の菜の花を用意するというのは、二宮町の農地の実情を考えると難しいと思いますが、乾燥菜の花でしたら可能性があるかもしれません。そんなことを考えていたら、かみさんが菜の花のゴマあえ作ってくれましたが、結構いけますね。




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三渓園で吟行

2010年02月14日 | 日記
今日は、横浜の三渓園で梅林を愛でながら吟行をしました。三渓園は、生糸貿易により財をなした原三渓によって、明治39年に公開された名園です。

園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が数多く配置されていますが、古くから梅の名所としても有名で約600本ある白梅や紅梅などが見事な花を咲かせます。今年は、2月13日から3月7日まで観梅会が開催されており、我が結社(?)も吟行と洒落込みました。







原三渓は、芸術家の育成・支援にも力を注いだ篤志家であり、前田青邨や横山大観などの多くの作品が園内で生まれていますが、アジアで最初にノーベル賞を受賞したインドの詩聖タゴールも来園しており、松風閣に2月半滞在しています。

タゴールは、帰国後に書いた日本紀行という本の中で、俳句について「世界のどこにも三行詩は存在しない。しかし、日本の詩人と読者には、わずか三行でことたりる・・・ 日本人の心は泉水のようにぼこぼこ音をたてない。湖水のように静かである。」と紹介しているそうです。

しかしながら、我が結社のメンバーは、そうした厳粛な歴史に浸ることもなく、ひたすら駄句迷句をひねることに時間を浪費するばかりです。



梅の香に浮かれ寿ぐ獅子の舞



内苑に落ちてなお咲く椿かな


吟行のあとの句会は仲間の小料理屋で開きましたが、句会というよりも酒を飲みながらの「けなし合い」、これからも上達は期待薄ですが、こうした時間の使い方もありですよね。




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