NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

認定NPO法人がピンチ?!

2015年04月09日 | NPO
内閣府が「平成26年度特定非営利活動法人及び市民社会貢献に関する実態調査」の報告書を公表しました。

調査対象法人の数・4,800法人に比べて、認定・仮認定法人の数が358法人(調査項目中で、最も多い回答数)と異常に多くて気になるのですが、なぜか調査対象の抽出方法が明らかにされていないので、この件はスルーするしかない・・・

「認定・仮認定法人」に関して、気がついた点
<常勤有給職員数>
 前年度調査では0人は28.8%であったが、今年度調査では36.8%に増えている。
<ボランティア人数>
 前年度調査では0人は14.8%であったが、今年度調査では24.2%に増えている。
<寄付金収入>
 前年度調査では0円が1.8%であったが、今年度調査では19.0%に急増している。

認定NPO法人制度は、NPO法人への寄附を促すことにより、NPO法人の活動を支援するために税制上の優遇措置として設けられたもので、基本的な考え方としては、多くの支援者の寄付で支えられている法人が認定されるというものです。

しかし、今回の調査では、「認定・仮認定法人」になったけど、「正規スタッフなんて雇っていません」「ボランティアもいません」という法人が法人が増えている一方で、肝心要の寄付金収入なんて1円も集まっていませんという法人が2割近くもあるってこと???

何でやねん!!!

コメント
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