NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

カンディンスキーとルオー

2017年12月02日 | 東京散歩

新橋にあるパナソニックの汐留ミュージアムで開催中の「カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」という展覧会を見てきました。

カンディンスキーが描く抽象画と、ルオーの宗教画は全く異質なものだと思うのですが、二人にどのような接点があったのでしょうか。

今回の展覧会で、ルオーが重視したパリのサロン・ドートンヌにカンディンスキーが出品を続け、カンディンスキー率いるミュンヘン新芸術家協会の展覧会にルオーが出品するという時期があり、互いの運動への関心を深めていたこと、そしてカンディンスキーもルオーも、それぞれの内的必然性に導かれて、カンディンスキーは抽象絵画にルオーもまた宗教絵画を追求するようになったということを知りました。

また、若い頃のカンディンスキーは風景画を、ルオーは娼婦などを描いていたとは、新鮮な驚きでした。

とても興味深い展覧会です。

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