NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

MOTTAINAI

2010年04月13日 | 二宮町商工会の紹介
今朝、通勤の途中で女子高生が「MOTTAINAI」と書かれたトートバックを持っているのを見てうれしくなりました。

使い捨て○○に代表される大量生産・大量消費・大量廃棄時代には「もったいない」という言葉は死語になりかけていましたが、環境分野の活動家として初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性のワンガリ・マータイさんが、2005年に来日した際に日本語の「もったいない」に感銘を受けたというニュースが流れたあたりから再びこの言葉が見直されるようになりましたね。

もったいないとは、「勿体無い」のことだと教えられたことがあります。勿体とは物の本体のことで、それが無くなるまで使い切りなさいという意味です。過去数年間の太陽エネルギーだけで生活をしていた江戸時代には、もったいないという言葉など無くても当たり前のこととして人々の生活の中で実践されていたことです。

例えば、米を収穫した後に同じ量ぐらい出る稲わらの場合は、縄、米俵、草鞋、簑などの生活必需品に形を変えますが、それが古くなると次は堆肥、寸莎(すさ=川の流れに浸けてアクが抜けたものを裁断して土塀の補強材として使用)、焚きつけ(その灰は土壌の改良材や焼き物の上薬として使用)として稲わらの本体が無くなるまで使い切っていました。

二宮町商工会でも「紙」「ごみ」「電気」を最小限に抑えることは当然のこととして取り組んでいますが、更に省資源・省エネルギーを進めるためにはどのようにしたら良いのでしょうか。「紙」「ごみ」「電気」では限界がありますので、事業の実施方法などを含めた仕事全体を見直す要があると思っています。言うは易く行うは難しですが、「MOTTAINAI」を合い言葉に出来ることから手をつけるつもりです。

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