昨日開催された認定NPO法人フリースペースたまりばの30周年記念シンポジウムは素晴らしかったですね。シンポジストは東京大学の熊谷晋一郎さん、世界ゆるスポーツ協会の澤田智洋さん、浦河ベテルの家の向谷地生良さん、コーディネーターはたまりばの西野博之さんという布陣だから当然といえば当然ですが。
その中で某が「おや?」と思ったのは、向谷地さんの最後のコメントに渡辺京二の著書「逝きし世の面影」を引用し、江戸時代に来日した欧米人が「貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない」と言っているというくだりでした。ピンとこなくてスルーした方も多かったのではないかと思いますので、少しだけおさらいをしてみますね。
「逝きし世の面影」は、日本近代史家の渡辺京二が幕末から明治年間に来日した数多くの外国人が残した膨大な記録を丹念に精査することによって、明治末期以前の文明の姿を追い求めたものであり、以後はこれ以上の成果を得ることは不可能だとして同様の研究を行う者が出てこないというほどの名著です。
向谷地さんが紹介したのは、1873年(明治6年)にお雇い外国人として来日し海軍兵学寮で英語を教えたイギリスの日本研究家バジル・ホール・チェンバレンが書いた「日本事物誌1」の「金持ちは高ぶらず、貧乏人は卑下しない。実に、貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない。ほんものの平等精神が社会の隅々まで浸透しているのである。」という一節です。
因みに、初代英国総領事として下田に来航したタウンゼント・ハリスは、「彼らは皆よく肥え、身なりもよく、幸福そうである。一見したところ、富者も貧者もない。これが恐らく人民の本当の幸福の姿というものだろう。私は時として、日本を開国して外国の影響を受けさせることが、果たしてこの人々の普遍的な幸福を増進する所以であるかどうか、疑わしくなる。」とまで述べています。
彼らの脳裏には、産業革命以降の欧米での悲惨な貧困の現状が浮かんだものと考えます。
「逝きし世の面影」には「子どもの楽園」という章もありますが、長くなるので明日ご紹介したいと思います。
認定NPO法人フリースペースたまりばの30周年記念シンポジウムにオンラインで参加しています。
シンポジストは東京大学の熊谷晋一郎さん、世界ゆるスポーツ協会の澤田智洋さん、浦河ベテルの家の向谷地生良さん、コーディネーターはたまりばの西野博之さん。
いやー、面白いね!!!
房総でトラに因んだものはないかと思ったのですが、残念ながら出会う叶いませんでした。
そう言えば昭和50年代に、君津市鹿野山の神野寺で飼っていた2頭のトラが逃げ出したという事件がありましたね。
そんなことを思い出しながら、東京湾フェリーに乗ろうと金谷港に行ったら「かなにゃん神社」なるものがありました!
俳句では七十二候のひとつの「雀蛤となる」を季語として使っているので、にゃんこがトラになっても不思議はないと拝んできました(^^♪
いま大豆ミートが話題になっていますが、ドトールコーヒーに大豆ミートを使ったハンバーガーがあったので注文してみました。
某は基本的に肉を食べないので「これもアリだな」と思いますが、肉好きの方は「これは肉とは別物だ」と割り切って食べたほうが良いかも知れませんね。
昨日は成人式の本番です。
「華やかに祝いました」と新聞記事のように書きたいのですが、会場周辺はカオス状態でした。
周辺の道路には違法駐車の車が並び、パトカーの警告も何のその。お陰で大渋滞が発生。
歩道はというとメインストリート以外は、すべて通行禁止。何でだろうか?
市長を批判する街宣車が大音響で居座り、それに金切り声をあげて抗議し警察官に止められる母親!!
派手なコーンロウのお姉さんや赤い着物でのぼり旗を持つお兄さんは可愛いく見えますね(^^♪
でもご本人達は、会場は友達との集合場所と考えているようなので、まぁ良いか😢
写真は会場から離れた場所でないと落ち着いて撮れませんが、マスク星人てどうなのかな???
今日は、孫娘のような子の成人式です。
天気は曇り、このまま雨が降らないと良いのですがね。
これから呉服屋さんから会場の横浜アリーナまで、アッシーくんを務めます。
アッシーって懐かしいね。
アッシー、メッシー、ジモティー、コジャレタ、コバラが減ったなどは、知人のマーケティングコンサルタントの西川りゅうじんさんの造語なんですよね。
自宅近くでは日陰を除いて、ほとんど雪は解けたようですね。
と思っていたら、北に面した屋根には未だ雪が!
3連休の前半は晴れの予報ですが、10日(月)には南岸低気圧が接近するかもとのこと。
成人式は晴れて欲しいよね。
今日は寒い!
そりゃそうだ、昨日は寒の入り、一年でもっとも寒くなる時期だもん。
立春が待ち遠しいね。
きびきびと万物寒に入りにけり 富安風生
来し方を樹々の閉ざして寒の入 鷹羽狩行
月、天上天下寒に入る 荻原井泉水
日頃からお付き合いのある認定NPO法人フリースペースたまりばが、設立30周年を記念してシンポジウムを開催します。
会場とオンラインのハイブリットで開催しますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
●日時
2022年1月14日(金)14:00-17:00(開場13:30)
●開催方式
対面とオンライン配信のハイブリット(当日いらっしゃれなかった方のために見逃し配信もいたします)
※会場入場券、オンライン配信、いずれにお申し込みいただいた場合でも、感染状況やご体調を見ながらご判断いただけるように、オンライン配信URL及び見逃し配信URLを全ての方にお知らせします。
●パネリスト
・熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター准教授・小児科医)
・澤田智洋(コピーライター・世界ゆるスポーツ協会代表理事)
・向谷地生良(ソーシャルワーカー・浦河べてるの家理事長)
●コーディネーター
西野博之(認定NPO法人フリースペースたまりば理事長)
小田原の国道1号線沿いで育った某にとって、お正月と箱根駅伝はイコールでした。
家の前で、東京農大の応援団が大根を持って踊り出すのですからね。
ところで、NPO関係者はよく伴走支援と言いますが、本当の伴走を見た方は少ないのではないでしょうか。
運動中は水を飲んではいけないと指導されていた時代ですから、中継地点の5㌔ほど前になると選手は脱水症状でフラフラになります。
すると監督の指示で、控え選手がその選手を励ましながら隣を走り出すのです。
ジープのオープンカーに乗っていた早稲田の中村監督が、メガホンを持ち「都の西北」を大声で歌い出すのですから、何とも良い時代でしたよね。