千葉県山武市にある伊藤左千夫の生家を先日訪ねたのですが、時間が経ってしまいましたが「野菊の墓」の著者の家はどんなものか?
2週間ほど前のことですがUPしてみます。
山武市歴史民族博物館
ここには伊藤左千夫の資料が展示されており、
建物の裏に伊藤左千夫の生家があります。
館内は山武杉を使った壁や階段です
伊藤左千夫生家の入り口
千葉県指定史跡・歌人伊藤左千夫生家
お部屋には2対のひな壇が置かれていました。
黒い塗りのひな壇は珍しいですね。
茶道にも深くかかわり自宅に茶室も造りました。
小説「野菊の墓」を読んで涙した日を思い出します。
歌人としても立派に「馬酔木」「アララギ」など
刊行して正岡子規に傾倒した左千夫が
九十九里に近いこの家で生まれたことが
何だか不思議な感じがしました。
山武市歴史民族博物館も立派ですね。さすが山武市だけあって山武杉をふんだんに使っていますね。
伊藤左千夫は子宝に恵まれて九女までいましたからきっと女の子のために立派なお雛様を贈ったのでしょう。
小説「奈々子」は七女の奈々枝をモデルにしています。
残念ながら野菊は見当たりませんでした。
伊藤左千夫の生家は藁ぶき屋根と縁側、障子、
きっと雨戸を閉めるのも大変そう。私の育った家も雨戸の開け閉めが大変でした。
時代が偲ばれます。
黒い雛段も珍しく家に居ながら良い物を見せて
頂きました。
伊藤左千夫の生家は立派なかやぶきの昔ながらの家ですが、庭もそれほど立派ではありませんが整っていて好きな茶室を後から造りました。
とても感動した「野菊の墓」を創作した左千夫の家、と言うことで関心を持ちました。